デモいこ!---声をあげれば世界が変わる 街を歩けば社会が見える
・デモいこ!---声をあげれば世界が変わる 街を歩けば社会が見える
ああ、やはり、こういう本でたか。
「世の中を変えたければ、デモへ行こう
声をあげたければ、デモへ行こう
仲間を見つけたければ、デモへ行こう」
「デモは楽しい」から始まるデモ実践のパンフレット。デモに参加したい人、デモを主宰したい人にむけて情報を提供する。3.11以降、東京ではデモが増えた感じがする。反原発や反格差のデモでは従来とは違った、政治色が薄い、普通の若者の参加も増えているように思う。ツイッターやブログとの連動もよくみる。
デモ情報の探し方、はじめてのデモ参加のアドバイスなど参加したい人向けの情報の次に、ちょっとディープなデモの主催の仕方コーナーが興味深かった。
警察へのデモ申請のやり方
集合場所の確保の仕方
横断幕、フライヤー、プラカードの作り方
デモ情報の広め方
まったく知らないことがいくつか書かれていて勉強になった。たとえば警察へのデモ申請は72時間前までに。担当の警察官と打ち合わせが必要。人が集まれる場所を確保しなければならない。一般的には集合場所として公園が使われる。この際、管理者に占有許可を取る必要があるが、無料ではない。一人当たり区立公園だと24円とかお金がかかるのだそうだ。
デモ参加者の声(写真、プロフィールつき)、デモ主催者体験談など、最近のデモのトレンドがみえてくる。政治活動家という風貌は少なくて、もっとライトな感覚の人が多い。ツイッターがきっかけでというタイプも。
ネットでアピールの時代だからこそ、リアルの示威行動が、逆に目立つようになってきたということかもしれない。私はデモ、参加したことがないが、デモをすることは権利のひとつなので国民としては知っておいていい知識だと思った。
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