怪しい世界の歩き方
著者が体験した危ない海外旅行体験のカラー漫画が16本。おもしろかった。
「アメリカでは、1日に3回銃で撃たれそうになった日がありました。
ドイツでは、ゲイのオヤジに襲われました。
メキシコでは、子どもたちに身ぐるみ剥がされそうになりました。
タイでは、ガス事故に巻き込まれて死ぬかと思いました。
スイスでは、レマン湖のほとりで心霊体験をしました。」
グローバル化の時代、多様性が大事とか異文化理解が大切とかいうが、異文化コミュニケーションとは、本質的に危険で不快な経験の集合であるという事実を再認識させられる漫画である。
この著者の話にヤバイ体験が多いのは、自ら危険地帯を好んで怪しい場所へ突入していくからでもある。タイで現地の怪しいタトゥーショップで刺青を入れたり、ワニのプールに手を突っ込んでみたり、オランダではチンピラに襲われる前に自ら手を出して大騒ぎになったり、かなり自業自得でヤバイ体験を発生させている。そして持ち前の語学力と武道(空手有段者)で修羅場を乗り越えるのがパターン。
自分ではもはやできない怪しい海外旅行を紙上で体験できるのが楽しかった。
この著者は体験ベースで原作を書いたのと同時に、自分で絵まで描いているようだ、才能だなあ。
第6回 コミック新人賞受賞 海東鷹也さんインタビュー
http://www.artbox-int.co.jp/competition/kekka/kaitoutakaya.html
超かんたん英語塾 ブラック・モンキー
プロの英語講師によるお気楽まんが英文法ブログ
http://ameblo.jp/bla-mon446/
著者のブログ。漫画の作風がわかる。
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