勝負歌 トップアスリート達に勇気と力を与えたパワーソング

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・勝負歌 トップアスリート達に勇気と力を与えたパワーソング
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有名なアスリート達20名に試合前や練習中に聞いている"勝負歌"についてインタビューした本。

B'zの「ultra soul」、ハウンド・ドッグ「AMBITIOUS」、ヴァン・ヘイレンのベスト盤などノリノリのアップテンポな楽曲をあげる選手はもちろん多いが、森山直太郎 「生きてることが辛いなら」 竹内まりや 「元気を出して」 平井堅「瞳を閉じて」のようなメッセージの入ったスローテンポを挙げた選手もいた。

登場するアーティストはミスチル、湘南乃風、浜崎あゆみ、マライア・キャリー、レディー・ガガ、MCソラー、マリア・カラスなどJPOP、洋楽、ラップ、クラシックなどジャンルを超えて幅広い。

何を聴いているかだけでなく、どういう聴き方をしているか、がわかるのが面白い。元金メダリストの鈴木大地によれば、水泳選手の場合は、78%の選手が音楽を聴いている。泳ぐ30分前まで聴いて、それを頭の中に流して泳いでいる選手が多いそうだ。イヤホン派が多い。

個人的な思い出が絡んだ曲を選ぶ選手も少なくない。

「「タッチ」は、高校時代、自分がバッターボックスに立つときにブラスバンドに演奏してもらっていた曲なんです。だから、今もこの曲を聴くと初心にかえれるというか、高校時代を思い出して、熱い気持ちがわき起こります。」(プロ野球選手 唐川侑己)

元マラソン選手の千葉真子は走っているとき「ひょっこりひょうたん島」が流れるとノリノリになるとカミングアウトしていて笑えた。感性は人によって大きく違うから、それぞれの勝負歌があるわけだ。ここに登場する20人の中から、自分に近い感性を選ぶと、聴くべき曲も決まるだろう。

アスリートでなくても、大事なプレゼンの前など精神を集中するのに勝負歌はきっと役立つ。

このブログで紹介してきた音楽関連のオモシロ書籍は、一般の本屋ではなくて、楽器や楽譜を販売するヤマハのショップで発掘することが多いのだが、これもなかなかユニークな掘り出し物。

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このページは、daiyaが2011年7月12日 23:59に書いたブログ記事です。

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