マンガでわかるWebマーケティング ―Webマーケッター瞳の挑戦
・マンガでわかるWebマーケティング ―Webマーケッター瞳の挑戦
Web担当者フォーラムの人気漫画が書籍化。
これは一社に一冊置いておいたら良いと思うおすすめ本。
Webマーケティングの基礎知識を、漫画とわかりやすい解説文章で身につけることができる。新入社員や新任のWeb担当者には必読レベルでおすすめ。一人前の人でも部下に教えるためのヒントとして役立つ、部下に読ませた方が早いけど。
大手インターネットマーケティング会社のアソシエイトコンサルタントの三立 瞳(26)が、大手住宅メーカーのネット戦略コンサルティングを受注する。一癖も二癖もあるクライアント担当者を相手に、トラブルや人間関係の幾多の苦難を乗り越え、キャンペーンを成功に導くため奮闘する日々を描く。漫画は全9話。
第1話は「PVだけでいいんですか」。PVが伸びさえすればいいんだといいきるクライアントに対して何も言えなかった瞳。キャンペーン開始後に、PVは伸びたがコンバージョンは壊滅的な数字で、コンサルの責任問題となる。
PV,UU,CVR,KPI,LPOなどWebマーケティングとマネジメントの基本用語が自然に理解できるようになっている。マンガを五分楽しく読んで詳細な知識は、解説文章を10分読むことで学べる。飽きずにテンポよく学習できる教材。
漫画自体が作画もシナリオもハイレベルで、話の続きが気になるために、マーケティングの基本は理解している読者でも、ついつい最後まで読んでしまう、読まされてしまう魅力がある。
著者はネット黎明期にWebマーケティングのコンサルティング会社で働いた後で、現在はTSUTAYAのWebマーケティングディレクターを務める人物。ネット戦略コンサルティングの受注側と発注側の両方を経験しているだけに、互いの立場の葛藤や陥りがちなコミュニケーションの罠をよく知っている。現場でありがちなシーンが続出するので、リアルにコンサルタントの処世術まで学べてしまうのがお得。
Webマーケッター瞳の挑戦のシーズン2が楽しみ。
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