COPPELION
時は2036年。20年前のお台場原発事故で東京は放射能汚染され人間が住めなくなっている。封鎖された街の生存者を救助するため、自衛隊は特殊部隊コッペリオン部隊を派遣した。遺伝子操作によって放射能に耐性を持った新人類コッペリオン(女子高生)は、廃墟と化した街の中で、謎の敵対勢力と戦いながら、生存者を救出する。
「シーベルト」「石棺」「セシウム」など原発事故関係のキーワードが頻出する。3.11後の現在では、見方によっては相当に不謹慎な内容だが、連載は2008年開始なので
福島第一とは何の関係もない想像力によるもの。
内容は、超能力を持った女子高生が、放射能で汚染された東京で繰り広げるドタバタアクション。現在も漫画は連載中。アニメ化も決定していたそうだが、被曝による悲惨な死も出てくるので、ちょっと難しいかもしれない、か。作者の苦悩は深そうだ。
コッペリオンは遺伝子操作で放射能耐性をつけるというが、放射能は遺伝子を破壊してしまうから、現実には難しいのではないの?と思ったが、実は放射能をものともしない生物って現実にいるのですね。
体長0.5ミリから1ミリのクマムシはなんと5700シーベルトを浴びても生存可能。
・クマムシ・ゲノムプロジェクト
http://kumamushi.net/
クマムシは、空気も水もない所で、マイナス150度、プラス150度の高温低温下でも生存可能な脅威の生物で、その遺伝子を解析すれば、何か役立つことがわかるのではないかというのが、ゲノムプロジェクト。
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