80年代こども大全集 (別冊宝島)
「今思い起こしてみると、昭和最後の10年間、80年代ってのはすごくいい時代だった。そりゃ、子どもながらにたいへんなことはいろいろあったけど、なんだか世の中は明るくて、「未来」をけっこう明るく思い描きながら、僕らは毎日をエンジン全開で生きていたんだ。」
80年代のおもちゃ、ゲーム、テレビ、遊び、文房具などをカラー写真で紹介するムック。30代後半から40代前半の人は、ああ、コレあったあったと楽しめる。アオシマやコスモスというマイナーメーカーの蘊蓄も面白かった。
ゲーム&ウォッチ、ファミリーコンピュータ、LSIゲーム、ルービックキューブ、ポケットメイト、人生ゲーム、野球盤、スライム、ウォーターゲーム、なめ猫グッズ、ゲイラカイト、学習ノート、多機能筆箱、チョロQ、ミニ四駆、ガンプラ、ゾイド、ビックリマン、うまい棒、キン肉マン消しゴム、ゲームセンターあらし、ひょうきん族...。
オークションや復刻版で入手が可能なモノもある。読んでいて気がついたのが、80年代の子ども向けブームというのは圧倒的に男の子主導だったのだなあ、ということ。誌面には魔法少女クリーミーマミとかバービーとか女の子向けの商品は僅かしか紹介されていない。上のリストを見ても男の子系ばかりである。理由はメディアに仕掛けられたブームに踊らされるのが男の子ということなんではないかと考えられる。そして男は大人になっても、この本みたいな懐古メディアを買ってしまうのだ、きっと。
・ゲームロボット21
http://www.ringolab.com/note/daiya/2005/12/21.html
・ゲームロボット21
・ザ☆歌謡ジェネレーション
http://www.ringolab.com/note/daiya/2009/06/post-1014.html
・『8bit年代記 』『ピコピコ少年』
http://www.ringolab.com/note/daiya/2010/02/8bit.html
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