進撃の巨人
この漫画は評判どおりかなり面白い。3巻までで累計150万部突破。
100年前、人類を捕食する謎の巨人が大量に出現して、人類は絶滅の危機を迎えた。なんとか生き延びた人々は、三重の高い壁を築き、その内側に住むことで再び安定を取り戻した。しかし5年前に身長50メートルを超える超巨人が、一番外側の壁を壊したことで、人類社会は再び大混乱に陥る。訓練兵団を卒業した少年少女たちは残された壁を守るために戦いの前線へと向かう。
ビル5階建てくらいの大きさの、筋肉むき出し人体模型みたいな巨人の造形。3重構造の壁に囲まれた城塞都市。高圧ガスでワイアーを射出して移動攻撃に用いる立体機動装置。コンセプト的にも、ビジュアル的にも、とてもオリジナリティの高い(クセのある)作品。荒削りな絵が世紀末的世界観とマッチしている。
連載中で単行本3巻まで出ているが、相当長編の大構想の序盤なのではないかという印象。巨人の正体は謎に包まれている。精神性、メッセージ性が高さを感じる作品だが、まだ何を語りたいのか明確には伝わってこない。意味深な伏線を多数張っているので、これらがこれからどういう解決をするのか、興味津津である。大傑作になるかもしれない。
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