Disney's クリスマス・キャロル

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う、怖いが第一印象。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『フォレスト・ガンプ/一期一会 』『ベオウルフ/呪われし勇者 』などを撮ったロバートゼメキス監督作品。主演はジム・キャリー。

ディズニーのクリスマスキャロルだからいいかなと思って小学校1年生の息子と見たのですが、失敗。ちょっと怖すぎてファミリー視聴には向きません。主役の老人スクルージの皺の質感までリアルに感じさせる高精細CGが売りの作品ですが、マーレイの幽霊やクリスマスの精霊の恐ろしい姿もまた超高精細に描かれています。ささやき声が多いため、サラウンドで大きめの音で視聴していましたが、迫力がありすぎて幽霊と精霊の登場シーンは子供が泣きそう。ほとんどホラーでした。

大人の目ではなかなかよかったです。

ディケンズ原作の再現を重視していて、時代背景やキリスト教などの説明的な演出は控えめになっています(だから子供にはわかりにくい)。当時の人々のファッションやヴィクトリア朝時代のロンドンを、考証の上で美しくCGで再現しています。これまでに50作品以上も映画が作られてきた作品だそうですが、これはディズニーのアニメCGなのに、まるで視聴者に媚びない、本格派、メッセージ性の高いクリスマス・キャロルといえます。

ジムキャリーは主役のスクルージの声と同時に、過去・現在・未来のクリスマスの精霊の声を担当しています。その事実に私はキャスト情報を見るまで気がつかなかったのですが、精霊はそもそも内面の声なのですし、よく練られた設定だなあと思いました。

クリスマスキャロルの意味を真面目に深く考えさせる作品だと思います。

ディケンズの小説が好きな大人のカップル向け、でしょうか。

・ミッキーのクリスマスキャロル
http://www.ringolab.com/note/daiya/2006/12/post-494.html

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このページは、daiyaが2010年12月 6日 23:59に書いたブログ記事です。

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