江と徳川三代

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・江と徳川三代
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今週末で龍馬伝が終了してしまうので、来年のNHK大河ドラマの予習。

江(ごう)。

戦国大名の浅井長政と織田信長の妹お市の間に生まれ、二度の政略結婚と離婚の後で徳川秀忠の妻になり、大奥を創設した女性である。徳川家康は江の義父で、二代将軍の秀忠が夫で、三代将軍の家光は息子である。江の姉は豊臣秀吉の側室の「淀君」=「茶々」である。江は淀君の息子の秀頼に娘の千姫を嫁がせている。つまり江は「信長を伯父に持ち、秀吉の息子に嫁がせ、家康を義父に持つ」ということになる。

父は信長に殺される。最初の夫とは秀吉の命令で離婚させられる。家康の天下取りの都合でに姉を大坂の陣で失う。でも、しっかり天下人の妻になって母になって大奥を取り仕切る。運命に翻弄されながらも、力強く生きた人だったみたいだ。

本能寺の変、関ヶ原の合戦、大坂の陣など歴史的な大イベントがいっぱいあるし、信長、秀吉、家康ほか有名な戦国大名が勢ぞろいなので、見どころが多そうで今から楽しみ。

それにしても今回の登場人物たちの人間関係が非常に複雑だと思うのは私が世界史派だからというだけじゃないだろう。戦国大名同士の婚姻関係が実際に複雑なのであり、龍馬伝とは比較にならない解説が必要になりそうだ。Wikipediaを見ながらドラマを見ることになるかもしれない。

そして、こういう解説本も需要が大きそうだ。

江と徳川三代の関わりを丁寧にひも解いている。

「現代の観点からすると、結婚・離婚を繰り返すのはネガティブなイメージがあるのは事実だ。この頃の日本と現代の日本とでは結婚観がまるで違う。社会通念が根本的に異なっていたのである。」

など、江の生き方について、当時の意味も語られている点も参考になる。

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このページは、daiyaが2010年11月25日 23:59に書いたブログ記事です。

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