ザ・マインドマップ

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・ザ・マインドマップ
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私が教員をしている大学・大学院では、ここ数年で、20人に1人くらいの割合で授業ノートをマインドマップでとっている学生を見かけるようになった。世界では教育分野とビジネス分野で2億5千万人が使っている思考ツールであるといわれる。この本はマインドマップ発案者トニー・プザンによる、世界1千万部突破のオフィシャルガイド。

マインドマップの利点はなにか?

最初に普通のノートの4つの欠点

・キーワードが明確でない
・記憶しにくい
・時間を無駄にする
・脳の創造性を刺激しない

が挙げられている。

授業内容を最初から最後まで時系列でノートをとるよりも、自分が気になったキーワードを軸にして、関係性をネットワーク状にまとめていく方が、頭に定着する。読み返した時も効率よく想起することができることが魅力であるという。

同じ講義を聴いていても10人いれば10通りのマインドマップができあがる。まったく同じものができてしまうことはない。個性が発揮され、頭を使えば使うほど個性的な思考ができることがマインドマップの素晴らしいところだと思う。

そして「マインドマップ作成のプロセスから答えが出る」ということ。きれいにノートを取って終わりではなく、考えながらマップを描くことで自分の思考が整理されていく。ただ記録するだけの方法論ではないのだ。

実は私はマインドマップが苦手である。直観的に自分に向いた思考ツールだと思って何度も挑戦しているが、なかなか定着しない。それでオフィシャルガイドブックを読んで再挑戦してみようというわけ。きれいにマップを描こうとする心理がいけないらしい。見やすさ、美しさを意識しないことが大切のようだ。心がけてみよう(そうは言われてもこの本の例は見やすくて、美しいんだよなあ...。)

巻末のおまけが豪華。アインシュタインやエジソン、ニュートンやダヴィンチ、ベートーベン、ミケランジェロ、コロンブスにピカソなど、歴史的な天才たちのノートが写真で収録されている。天才はみんなビジュアルなノートを取っていることに改めて気がつかされる。

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このページは、daiyaが2010年4月27日 23:59に書いたブログ記事です。

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