ドイツ製 ノギス付きボールペン メッソグラフ
ドイツ、クレオ・スクリベント社製『MESSOGRAF メッソグラフ』。日本橋の丸善で真鍮ボディの質感とノギスのクリエイティブなイメージに一目ぼれして購入。
全長152mm・重さ35g・ノギス機能最大幅90mm。Made In Germanyを実感する金属感と重量感。
モノの大きさを計測するノギスがついている。ミリメートルとインチ表示で、ミリでは9センチまで測ることができる。ペン芯は市販のパーカー社製なので、替えはすぐに入手できるのが特徴。
で、ノギスがエンジニアでもない人にとってなんの役に立つのか?
このメッソグラフ、私はもう半年間使っているが、実用で便利だったことは一度もない。仕事によるのだろうが私の日常業務ではあまりモノの大きさを測る必要がないのだ。だが私は大変に満足して毎日携帯している。
私にとってメッソグラフのよいところは3つある。
まず、これを見た人に「それは何ですか?」と10回は聞かれた。だからドイツのクラフトマンシップと日本のクリエイティビティの相違について10回は熱弁する機会が得られた。雑談の突破口を開き、得意分野への話題の誘導ができる。
それから会議で誰かがしゃべっている間に、ノギスを動かしてノートの厚みや配布資料の図形のサイズなどを測っていると、いかにも「私は今、まるでやる気がありません」を効果的にアピールすることができる。
3つめは持つたびにヒヤリとした冷たさが脳を刺激してくれる。冬場などはちょっと冷たすぎて敬遠してしまったほどだ。ノギスで指を挟むと本格的に痛いので眠気覚ましにもなる。
なお使用上の注意としては、ノギス部分をペン側へ無理に引き出して取り外さないように注意。私は2回もやってしまったが精巧にできているので分解すると直すのはかなり面倒である。
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