くらべる図鑑 (小学館の図鑑・NEOぷらす)
子供に好評で、親が見ても楽しいカラー図鑑。小学校低学年向け。
動物の大きさを比べるページでは、大腸菌からシロナガスクジラまでノアの箱舟をひっくりかえしたように多種多様な動物を並べる。小学生の子供と皇帝ペンギンの身長はほぼ同じであるとか、シロナガスクジラは25メートルプールに入りきらないなど、子供の読者が実感でわかるように描かれている。
走りや泳ぎの速さも可視化される。競争で一番速い動物ほど先頭に描かれる。泳ぎの競争では、トップのバショウカジキは25メートルプールを1秒で泳ぎ切ってしまう、マグロも相当に速い。人間はまだスタートしたばかりなのにねえと親子で会話がはずむ。
さまざまなものの高さを大阪の通天閣と比較するページがあって笑えた。世界で一番高い木のセコイアはだいたい通天閣と同じ高さなのだって、関東育ちの私にはよくわからない。関西人にはわかる、のだろうなあ。
この図鑑いいじゃんと思ってWebを調べたら、昨年の発売以降にベストセラーになっているらしい。図鑑で16万部というのは圧倒的なのでは?。
・【手帖】小学館『くらべる図鑑』売れ行き好調
http://sankei.jp.msn.com/culture/books/090906/bks0909061317011-n1.htm
「小学館の図鑑NEO+(ぷらす)、加藤由子ほか監修・指導『くらべる図鑑』(1995円)が売れている。7月初旬に初版7万部で発売したが、約2週間後には4万部を増刷。それもたちまち売り切れて、2日現在第3刷(5万部)を合わせた計16万部に達している。」
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