マイケル・ジャクソン THIS IS IT
・映画 THIS IS IT
http://www.sonypictures.jp/movies/michaeljacksonthisisit/
マイケル・ジャクソンの幻に終わったコンサートを、リハーサル映像編集から映画化。
満員の映画館で観てきました。
凄いです。
上映終了でライトがつくと、魅了された観客たちが、そこらじゅうでため息をついている。中には涙ぐんでいる人もいて、その一人が意外にも私だったりして。おかしいな、私はマイケル・ジャクソンの熱烈なファンだったわけじゃないのに。
世界中が注目するMJの10年ぶりの公演。厳しい選抜を潜り抜けた才能たちが、自分のキャリアをかけて憧れのMJとの共演という機会に挑みます。ケニー・オルテガら、プロデュースとパフォーマンスのプロに囲まれながらも、マイケルは映画中で何度となく、キューは自分が出す、と言う。創造の神MJのビジョンを実現させるために、大勢のアーティストとスタッフが総動員され、圧倒的なステージを作り上げていく。そこはリハーサルなのにフルボイスで歌わざるを得ない真剣勝負の世界。だからため息です。
記者会見で「みんなが聴きたい曲でやるよ」とマイケルが発言したように、ヒット曲ばかりで構成されたステージは、80年代の世界的ブームを生きた人ならば、つい手を打ったり、踊り出したくなるノリノリ感。少し違うのは、それがPVではなくて、ライブの緊張感、演出が未完成であるがゆえの生々しさを伴っているところでしょうか。
マイケルの音楽を15年以上聴いていなかったけれど、いまなお健在で、一層研ぎ澄まされていたのだなあと素直に感動します。ああ、この曲は好きだったなあ、こんな曲もあったっけとリハーサルは進んでいきます。そして爆発やクレーンが出てきて演出は派手になっていきクライマックスを迎えますが、Man in the mirrorがかかる頃に、私はとても悲しくなってしまったのです。偉大な才能がこの世から消えていくことへの悲しみ。人類は世界遺産の一つを失ったのだなあと。
THIS IS ITは早くもCDが出ています。
私は映画を観た後、日本のファンが投票で選んだベスト盤のこちらを買いました。しばらくiPodはマイケルだけ聴くことになりそう。
1. ビリー・ジーン / Billie Jean (Single Version)
2. マン・イン・ザ・ミラー / Man In The Mirror (Album Version)
3. スムーズ・クリミナル / Smooth Criminal(Radio Edit/ Album Version)
4. スリラー / Thriller (Single Version)
5. 今夜はビート・イット / Beat It (Single Version)
6. バッド / Bad (Album Version)
7. ブラック・オア・ホワイト / Black Or White (Album Version)
8. ヒール・ザ・ワールド / Heal The World (7"Edit)
9. ロック・ウィズ・ユー / Rock With You (Single Version)
10. ヒューマン・ネイチャー / Human Nature (Album Version)
11. ウィ・アー・ザ・ワールド (デモ・ヴァージョン) / We Are The World (demo)
12. セイ・セイ・セイ / Say Say Say (Album Version)
13. スクリーム / Scream (Album Version)
14. リメンバー・ザ・タイム / Remember The Time (Album Version)
15. オフ・ザ・ウォール / Off The Wall
16. ベン / Ben (Single Version)
17. スリラー・メガミックス (ラジオ・エディット) / Thriller Megamix (Radio Edit)
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