まだある。大百科 お菓子編―今でも買える昭和のロングセラー図鑑
・まだある。大百科 お菓子編―今でも買える昭和のロングセラー図鑑
「橋本さんってお菓子、好きですよね」と同僚にまた言われた。
そう、私は仕事をしながら、ボリボリお菓子を食べている派である。職場だけでなく、自宅のブログ用机の上もお菓子だらけ。糖分を補給し、顎を動かすと、脳が活発に動くからである。
これは「今でも買える昭和のロングセラー」を写真とエッセイで紹介する人気のシリーズのお菓子編の集大成である。お菓子なけに、懐カシい、なんちゃって。お菓子のデータをよく調べた上で子供時代の思い出と絡めて書かれた長文エッセイが素晴らしい。子供時代の風景が蘇ってきて、実にいい感じの本なのだ。著者は1967年生まれなので、30代から40代くらいに響く内容。
発売年代によって1940年代、1950年代、1960年代前半、1960年代後半、1970年代前半、1976年以降という区切りで、数百のお菓子が紹介されている。三ツ矢サイダー、名菓ひよ子、ボンタンアメ、ゴーフル、中村屋の月餅、ミルキー、バヤリース、フエガム フエラムネ、モロッコフルーツ ヨーグル、フィンガーチョコレート、チェリオ、ジューC、ありあけのハーバー、キャラメルコーンなど定番商品から、駄菓子屋のニッチまでかなり網羅的に取り上げられている。
私が読んだ後で妻にも読ませた。面白かったのは、関東出身の私と関西出身の妻では一部に話が通じないお菓子があることである。ナボナ(関東)、ありあけのハーバー(関東)は妻は知らないといい、バナナカステラ(関西)を私は知らなかった。
ほぼ同じ菓子なのに東西で名称を変えているものもあった。とポテコ(少し太い)なげわ(少し細い)はどちらも東ハトの商品だが、流通量は東のポテコ、西のなげわだったそうだ。私は確かにポテコの記憶がある。
・ポテコ、なげわ
http://tohato.jp/products/potenage/
メーカーは今は両者をあわせてポテなげとして広告している、のだなあ。こういうお菓子に関するトリビアが満載の本で読み応えがある。ボリボリ。
・世界中のお菓子あります
http://www.ringolab.com/note/daiya/2006/06/post-408.html
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