子供の怪我の統計情報を三次元身体地図で可視化する 身体地図情報検索システム
・身体地図情報検索システム
http://www.cipec.jp/project/index.html
1歳以上の子どもの死亡原因の1位は、昔は感染症だったが現在は不慮の事故だそうだ。事故予防は親や教育者にとって重要な仕事である。どういう状況でどういう怪我が起きるのかを把握するソフトを産総研がリリースしている。
国立成育医療センターで収集した子供の身体上の傷害部位のデータから、条件(例:「性別」が「男」、「怪我の種類」が「熱傷」など)を設定して検索を行えるソフトウェア。3Dの身体マップに怪我の頻度が色分けされて表示される。
絞り込み項目には性別、発達段階、月齢、事故の種類、事故が起きた場所、怪我の種類、事故に関連した製品がある。もっと詳しく見ると、
・事故の種類
転倒、転落、肘内障、やけど、交通事故、切る、はさむ
・事故が起きた場所
駐車場、家庭、道路、小学校・中学校・高校、保育園・幼稚園、公共施設、公園、児童館、友人宅、山川海など自然環境
・怪我の種類
挫傷、打撲傷、挫創、擦過傷、肘内障、裂傷、熱傷、スポーク外傷、切傷、爪剥離、刺傷、捻挫、脱臼
・事故に関連した製品
自転車、階段、小物類、椅子、遊具、ドア、ベッド、テーブル、おもちゃ、ソファ、調理器具、お茶・コーヒー・味噌汁、家具、ベビーカー
というリストだ。
たとえばベッドで起きる子供の怪我を可視化すると、こんなふうだ。頭が多い。
やけどをするのはどこが多いのかを調べるとこんなかんじ。膝のあたりが多いとは意外である。熱い食べ物をこぼすということだろうか。
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