3秒で夢をかなえる仕事術
「3」と「3秒」の仕事術。
・3秒で結論を出すテクニック
・3秒で自分の「売り」をアピールするテクニック
・3秒で弱気な自分を励まし、やる気を起こす方法
など、人生を変えるような3秒の使い方と、3つ、3人、3割のような3にこだわった時間術、仕事術。1週間を3日だと考えて生き、1日をアウトプット時間・インプット時間・生活時間に3分割し、連続して集中できる時間を3時間確保し、3分のスキマ時間活用を意識して、毎朝3行メールを送り、社内に3人の協力者を探し...ひたすら3,3,3、サーーーーンッである。(もしかしてこの著者は流行りのお笑いギャグを意識している?)。
私も3つほど面白かった部分を紹介する。
1 3つの言葉で「引き」を手に入れる
会社組織では「さすが」「すごい」「そのとおり」を使った言葉で年長者の「引き」を手に入れろという。「年上の人たちにうとまれていると、せっかくいいアイデアを思いついても実現できないので、思いつかなかったのと同じになる。昇進できないと、年齢を重ねてもそれに見合った権限が与えられないので、ますますやりたいことが実現できなくなる。これでは損だと思い直し、好かれるキャラになろうと思い始めてから人生が好転しはじめた。」
そういえば、これはベンチャー起業家でも同じである。ワンマン経営者の多くが自分の組織では独断専横でも、外では"オヤジキラー"で年配の有力者から経営リソースを調達しているケースがよくある。
2 二者択一で迷う相手には3つめの選択肢を提示せよ
「多くの人は、3つのプランを提示されたらさすがにどれか選ばないといけないかな、という気になるケースが多い」。仕事を断ったらわるいなあと思っているとき、やる、やらないの二者選択をもってこられると答えにくい。断るのが嫌で返事を後回しにしがちだ。
私にもこのパターンは心当たりがある。つきあいのある編集者(Web担当者のノウハウ)が私のところへきて連載を書いてくれという。連載なんて無理と言ったら「隔月連載」ではどうですかという。ならいいかもと引き受けてしまった。そしてある編集者(雑誌宝島、書評欄)がきてまた連載を、というので断ろうと思っていたのに「3カ月おき連載ならどうですか?」というので引き受けてしまった。3つめの選択肢で粘られると人間は本当に断りにくい。
3 1日1項目ずつ、50日で1冊を書く
この本は3と3秒という軸で5章に8項目ずつ全40項目から構成されているのだが、著者は1日に1項目ずつ書いたそうである。飲み会などで書けない日を入れても50日くらいでこういう本を一冊書きあげられるわけだ。私も毎日こうしてブログを書いているわけだから、同じ方式で本を書くことも可能なんじゃないかと思った。50日で1冊だと1年で7冊出せる。来年はこの手でやってみるか、でも3日で終わったりして...。
4足のわらじをはいて活躍する著者の、「「忙しい」を言い訳にしない方法」の本。テンポよく読めて、取り入れてみようかというアイデアもいくつか見つかった。仕事机において休憩時間に3分ずつ読むといい感じ。
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