東海道新幹線歴史散歩
新幹線で京都へ行ってきた。この本のために窓際を確保して読んだ。
東海道新幹線の東京から新大阪までの間に、窓から見える景色を時系列で順番に写真付きで解説した本。線路沿いの史跡を中心に、主だったランドマーク105ヶ所以上の歴史的な解説がある。この本が片手にあると新幹線がハトバス観光状態になる。
それぞれの景色が見られるタイミングが、のぞみ乗車の場合の実測値で東京駅(新大阪駅も併記されている)から○○キロ、○○分後というように書いてある。東京を出る時に携帯電話の携帯のタイマー表示機能をセットしておけば、今どのへんを走っているか、すぐわかる。片側の車窓からのみ見える景色はA席側、E席側の表記もあって完ぺきである。
鑑賞する上でひとつ気をつけるべきは新幹線の速度である。本にある写真の様子が見えるのは、実際には一瞬のことなのでそれらの景色がくる数分前には心の準備をして目で探していないと、あっという間に通り過ぎてしまう。
新幹線に乗るたびに気になっていた「アレはなに?」問題が次々に氷解した。田んぼの真ん中にこんもりと残された小さな林がいくつもあって、きっとあれは地元の古い祠や因縁の神木があるんだろうなと想像していた場所の多くの正体が判明。やはり神社も多いが、古墳や貝塚であったりした。
ちなみに代表的な史跡の種類を集計すると、
天守閣×9
城跡×9
五重塔×2
古墳×4
貝塚×2
古戦場×6
もあるそうである。
ところで近い将来、新幹線には無線LANが整備されるらしい。これができると新幹線に乗りながら、グーグルマップでリアルタイムに走行中の場所の地図や、Flickrなどにアップされた近辺の最近の写真や、ブログのデータをなどを総合的に参照するサービスなんて大人気コンテンツになるかもしれない。