2007年2月アーカイブ
KNNの神田敏晶氏が、Web2.0の次にくる変化を先読みした本。
神田氏はネットの黎明期から、Webを舞台にメディア(ビデオ配信、メールマガジン、ブログ)を立ち上げたり、コミュニティを運営したり、会社を経営したり、事件を起こしたりしてきた。だから、このままいけば未来はこうなると予想するだけでなく、こうあるべきだ、こういうのが面白いんだ、ということが書いてある。
個人的に、これからはプロとアマの垣根が一層なくなっていくという話が面白かった。人間の消費行動が変わるだけでなく、生き方が変わろうとしているということだから。
「ブロガーがプロにも対抗できるのは、「今言うべきことを今言っている」という、ジャーナリズムの基本定義を満たしていることに加えて、「独自に調べた一次情報」、「これまでになかった新しい見方」という、他人が読む価値のある文章の基本だと思われる二つの要素が含まれていることにあると思う。そして、アマにできてプロにできないことを「継続」するアマが出てきた時点で、プロの付け入るスキはなくなるのかもしれない。」
「今までは機会が与えられなかったアマチュアに比べて、組織に所属しているだけで機会を与えられていただけのプロというのは、徐々に食い扶持が減るかもしれない。真のクリエイティブを目指して実行してきた人には関係ないが、道具を持っているだけとか、コネがあっただけという人は、困るようになるだろう。」
これは学生時代にアマチュアとしてネットの世界に出てきて、今はプロをやっている(つもりの)私自身のこの10年間の意識と重なって強く共感した。所属しているだけのプロたちとの競争では負けたくなかった。アマチュアが活躍しやすい状況になってきているのはいいことだと思う。
プロかアマかと同じように、ウェブかリアルかという視点もある。
「しかし、次のウェブ3.0型社会においては、ウェブだけではなく、リアルな社会との相互の歩み寄りが非常に重要だl。単にデリバリーや効率化だけのネットワーク利用ではなく、ネットワークやウェブで構築された文化や社会を、リアルな社会へとリプレースする必要があるのではないだろうか。」
オンラインコミュニティのオフ会に行くと、ネット上のハンドルネームや人間関係をそのままリアルに持ち込んでいる状況がよくある。このときに普段の会社の名刺を交換して、その現実社会の関係性や階層性を反映させたら興ざめである。仮想世界の人間関係だって本物の関係であるという意味ではリアルなのだから。
ネット上で築いた人気や信用を使ってリアルの世界にステップアップするというのが、1.0的世界だったような気がしている。たとえば、ネットで書いていたライターであれば、雑誌ライターになる、本を書く、テレビに出演する、リアルなビジネスとして成功するというのが、アガリとされていた。つまりバーチャルで一旗あげてリアルに錦を飾るモデルである。
ここでいう3.0型社会というのは、そういう古い価値観を打ち破って、リアルとバーチャルがシームレスにつながって、区別の意味がなくなる状況を指しているのかなと思った。
・不要ファイル削除ツール RDel
http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se061102.html
ハードディスクがすぐに一杯になってしまう人におすすめの不要ファイル自動削除ツール。ファイル名や拡張子の指定(ワイルドカード使用可能)をすることで、自分専用の児童削除機能を設計することができる。
主な機能は以下の通り。
「
1.複数ドライブを削除対象にできます。
2.削除方法を「ごみ箱への移動」「特定フォルダへの移動」「通常削除」「圧縮」の4種の中から選べます。
3.削除ファイル入力 Wizard で削除したいファイルが簡単に選べます。
4.ごみ箱確認ボタンで RDel から直接ごみ箱の内容確認ができます。
5.スタートメニューの最近使ったファイルの削除もできます。
6.c:\Windows\Temp フォルダにあるテンポラリファイルを一括削除できます。
7.全ファイルを削除するフォルダを設定し、一括削除できます。
8.サイレントモード搭載。スタートアップやタスクスケジューラとともに使用すると全自動で動作させることも可能です。
」
WindowsXP標準のディスククリーンアップでは漏れてしまうアプリケーションの一時ファイル、バックアップファイルなどを、自動で削除できるのが嬉しい。本当に不要かどうかの自信が持てない場合は、圧縮して別フォルダへ移動させておけば安心である。
この本には「入魂の」という表現がふさわしい傑作。
著者の藤原新也は60年代にインドを放浪し、処女作「印度放浪」で作家として世に出た。バックパッカーの元祖みたいな人である。この本は、その34年後に、著者が取材したオウム真理教事件への考察にむすびつけ、かつてのインド放浪を総括する形になっている。
「近頃の若者」と「熱く生きてきた俺様」を比べるのがオヤジの悪いところである。人生観、価値観は各世代や各人に固有のもので、評価軸が違うものを並べて、どちらが凄いと比較することは無意味だと思う。そういう話は時代錯誤で退屈なのが普通だ。
しかし、それぞれの評価軸で高い、低い、ホンモノ、ニセモノは歴然としてあると思う。この60代の著者の俺様論は、その評価軸上では圧倒的ホンモノだと思う。内容的には、近頃の若者はバーチャルで軟弱だ、俺様がこの目で見てきたリアルはこうだ、参ったか、と著者は言うのである。そのリアルは、私のリアルとは違うのだけれど、正に熱くてリアルである。
藤原新也は、自分で見てきたものしか信じない偏狭者だが、その代わり、人の何倍もよく見ている。インドでは人間がモノみたいにバラバラにされて火葬され、イヌに食われる様子をみつめる。火葬を手伝ってみたりもするし、自身がイヌに食われそうにもなる。経験を通して、人間は燃やすと60ワットくらいの光を出す、あれは黄泉の犬だぜ、なんてことをいう。そして、それが自分や時代にとってどんな意味や価値を持つかを考えている。
現代はネットで調べれば世界中の情報が簡単に手に入ってしまうバーチャルの時代だ。インドを放浪するより、アメリカへMBAを取得しに行く時代である。この本の中で藤原新也は、そういう近頃の若者ツトムと直接対決する。情報と感性の時代のツトムと、世界や人生に意味と価値を追い求めた著者の世代の対比が鮮やか。
藤原新也の世界は劇画的だなと思う。世界を描く線の数が多いのだ。あらゆることを意味や価値に結びつけて、自分の哲学の完成を追及している。いちいち深いのだ。反発を感じつつも、魅了される。
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デジタル一眼レフをはじめてから、写真画像のメタデータ(EXIF)が気になるようになった。
EXIFには撮影時の露出やシャッタースピード、ISO感度、レンズ情報などを詳しく記録されている。これまでこのデータは対応アルバムソフトなどを使わないと確認できなかった。Microsoft Photo Infoをインストールすると、エクスプローラ上で画像ファイルにマウスオーバーしたり右クリックすることでExifデータの詳細を閲覧することができるようになる。
なおニコン、キヤノンのRAW形式にも対応している。写真好きはインストールしておくと便利だと思う。
眩暈がするような面白い本。
止まっているのに図なのに、動いて見えたり、光って見えたり、実物より大きく見えたり、色の濃さが違うと感じたり。
錯視デザイン研究の第一人者 北岡明佳氏が一般向けに、錯視の事例と面白さを語った本。同氏のWebサイトは私も始まった頃から見ていた。人間の知覚を騙す図が満載である。特に「回転する蛇」は静止画なのに何回見ても動いて見える。
・北岡明佳の錯視のページ
http://www.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/index-j.html
この本は白黒であるが、多数の作図例が紹介されている。長時間続けて見ているとめまいや気分の悪さを感じてしまうほど私には強烈だった。自分の目が信じられないという事実に精神的にも動揺するのだ。研究が進んでいる事例では、なぜそう見えてしまうのかの原理を著者は説明してくれる。
すべての錯視がすべての人に有効というわけではないそうだ。人によってある錯視は見えるが、別のものは見えないということがあるらしい。私もこの本に収録された図のうち2割くらいはうまく見ることができなかった。ステレオグラムも苦手である。研究者の中には遺伝が関連していると考える人もいるようだ。がんばっても見えないものは見えないのかもしれない。
錯視は日本よりも海外で評価が高いらしく、海外にも充実したサイトがある。
Optical illusion
http://www.ophtasurf.com/en/illusion.htm
Optical illusion :: Optical illusions - Just a painting.
http://www.optical-illusion.org/
3Dによる錯視に挑戦している人もいる。
・田村貞夫「3Dによる錯視図形」集
http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/8198/
・錯視―視覚の錯覚
http://www.brl.ntt.co.jp/IllusionForum/basics/visual/index.html
・ビジネスモデル学会 - ビジネスモデル学会2007年 春季大会 プログラム
http://www.biz-model.org/modules/tinyd0/index.php?id=14
ビジネスモデル学会で講演及びパネルディスカッションに参加させていただくことになりました。有料セミナーではありますが、ご関心のある方の参加をお待ちしております。どうかよろしくお願いいたします。
下記にプレスリリースを引用します。
■「Web2.0時代のビジネスモデル」をテーマにビジネスモデル学会
春季大会開催 〜プログラムと参加者募集のご案内〜
2007年2月16日
PRESS RELEASE
NPO法人ビジネスモデル学会(会長:松島克守東京大学教授)は、来る3月29
日(木)に、慶応義塾大学三田キャンパス北館で、2007年度春季大会を開催します。
このほど、春季大会のプログラム詳細が決まり、大会参加者の募集を開始しました。
本大会のテーマは、「Web 2.0時代のビジネスモデル」。昨年来、インターネットの
大潮流となった「Web2.0」の実態と「ビジネスモデル」の変化を検証し、これ
からのビジネスと社会を展望します。
春季大会の概要と参加要領は、下記のとおりです。
http://www.biz-model.org/modules/news/article.php?storyid=23
是非、本大会へご参加いただきますようご案内申し上げます。
記
《2007年度春季大会》概要
名称:ビジネスモデル学会 2007年度春季年次大会
日時:2007年3月29日(木) 10:00〜17:00
(懇親会 17:15〜19:15)
会場:慶應義塾大学 三田キャンパス 北館
URL: http://www.keio.ac.jp/access.html
テーマ:「Web2.0時代のビジネスモデル」
プログラム一覧: http://www.biz-model.org/modules/tinyd0/index.php?id=14
主なプログラムの概要:
☆基調講演:「それから」マーケティング
〜ソーシャル・メディアと巧みに連携したマーケティング
〜 Web検索の将来を見据えながら
講師:データセクション株式会社 代表取締役社長 橋本大也氏
☆パネルセッション:「Web2.0時代のビジネスモデル」
バネラー:データセクション株式会社 橋本大也氏
株式会社ホットリンク 内山幸樹氏
メタデータ株式会社 野村直之氏
モデレータ・・・北寿郎氏(同志社大学大学院ビジネス研究科)
☆UMTP共催−特別講演:「SOAとビジネスモデリング」
講師:日揮情報ソフトウエア株式会社 常務取締役 岩田 アキラ氏
☆一般講演 :(午前中に、2つの会議室で、各5件、計10件の発表を予定)
プログラム/スケジュールの詳細は、下記をご参照願います。
http://www.biz-model.org/modules/tinyd0/index.php?id=14
◎懇親会 :17:15−19:15 (会場:北館 会議室2)
●参加費:
講演会・・・正会員:4,000円(振込前払:3月17日まで 3,500円)
非会員:6,000円(振込前払:3月17日まで 5,500円)
懇親会・・・一律 :4,000円
●プログラムは、都合により、予告なく変更されることがあります。
●開催要領、参加申込み方法、振込口座等、詳細情報は下記サイトにてご確認くださ
い。
http://www.biz-model.org/modules/news/article.php?storyid=23
文芸評論家が教える小説の書き方。
「自分が何かひとかどの、個性的な人間のつもりで得意になって語っているような小説なんか、誰も読みたくない。お前のことなんか、べつに知りたくないんだよ、と言ってやりたくなる。そういう冷たい目を向ける厳しい読者、というより何の関わりも興味もない読者の他人をも引きつけるような力を魅力というのである。」
そういう魅力のある文章を書くためのトレーニング方法が2週間分、この本に紹介されている。たとえば複数人数でリレー小説を書く、とか、最初の記憶を書く、人称を変えて書く、など。古今東西の名文を例にしての分析が参考になる。
小説は書いてみたいと思っている。たまに少し書いてみるが完成したためしがない。場面の描写はできるのだが、物語が作れない。物語を先に作ろうとして、思いついた筋を書き出してみると、ありきたりの筋になってしまって、書く気が失せてしまう。「大切なのは解決ではなく変化である」という。オチをつける必要は必ずしも無いわけだ。
いろいろな作家の登場人物設定や命名法なども紹介されている。リアルさを出すために実在の人物をモデルにしたからといって小説としてのリアリティがあるとは限らない。むしろ、ほとんどの人間は凡庸なので、モデルベースで書くとどこにでもいる人間になってしまう。「小指のない女の子」なんて登場人物をつくるのもいいとアドバイスがある。
「セリフのあとに「・・・・・・・と○○は言った。」と断りを入れなくても、このセリフをしゃべっているのは間違いなくあの人物だと分かるような個性をセリフで体現すること。」」。そう、自然なセリフって難しい。女性の登場人物の語尾なんて意識して書くと、本当の現代女性が喋る言葉遣いではなくなってしまう。意識して日頃から人の会話を観察せよという。
この著者は作家ではなく評論家なので、批評家の目で冷静に作家の文体を分析している。小説家の実態についての説明がとても面白かった。有名作家は一握りで、文学賞を取っても文筆では食えない小説家がいっぱいいることや、小説家以外の正業につけないタイプが作家になっていることが多いことなど、現実についても教えてくれる。
最も強調されているのはとにかく作品を完成させよということ。この本のメソッドで書けるようになるかはわからないが、書いてみようという気を起こさせる本であることは確かである。
・人生の物語を書きたいあなたへ −回想記・エッセイのための創作教室
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001383.html
・書きあぐねている人のための小説入門
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001082.html
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・Excel用 ボタン天国 100 (説明扉付スリムパッケージ版)
Excelをパワーアップさせるマクロ集。100の機能があり、必要な機能をボタンとして追加して、いつでも使えるようにする強力なExcelの補助ツール。Excelの行を交互に色分けしたり、数量の順位を表示させたり、複数のシートをひとつのブックに統合したり。手作業だと面倒なことが、簡単にできるようになった。
仕事で資料を作る際に、Excelを使ったやり方がわからなくて、時間ばかりが過ぎてしまうことが、私の場合、よくある。1980円なので一回でも仕事で使えれば元が取れるだろうと思って買ったが、すでに5回くらい使っていて満足した内容。
マクロが自分で書ける人は不要なのかもしれないが、機能リストから選択してポンとボタン一発でできるのは、とても便利だと思う。100機能と200機能の二つのバージョンがある。
入力・編集
●同一データ再入力 ●セル交互塗りつぶし ●有効項目ナンバリング ●セル範囲の転記 ●特定行の削除 ●セル内容の移動 ●日付 時間書き込み ●重複データのクリア ●グループ色分け ●カレンダー表示 ●項目毎データ転記 ●重複行の削除 ●セル範囲1列転記 ●セル照合書式コピー ●指定文字フォント設定
シート処理
●セル内容相違チェック ●シート名でブック作成 ●グループ行挿入 ●ダイレクトシート切り替え ●セル範囲の合計平均 ●キー項目データ仕分け ●カレンダー作成 ●ワークシートの比較 ●連続コピー&貼り付け ●テキストファイル読込 ●複数行/列の挿入 ●空白行/列の削除 ●表データの連結 ●シート集約 ●行列項目名表示 ●同一内容表示 ●シート移動ナビ ●セル照合&色塗り
検索・分析
●セル内容の照合 ●文字の検索&色付け ●項目別データ集計 ●ベスト&ワースト5 ●キーワード抽出 ●ランキングの比較 ●検索文字書式設定 ●色の置換 ●特定行の塗りつぶし ●色塗りセルのカウント ●セル数のカウント ●文字数のカウント ●文字データ一括置換 ●データUP&DOWN ●ブック横断文字検索
文字処理
●文字分割 ●前後スペースの削除 ●文字の連結 ●文字種変換 ●指定文字まで抽出 ●指定文字数で改行 ●文字の分解(横) ●基準文字桁合わせ ●指定位置文字挿入 ●指定文字数の抽出/削除 ●全角半角文字変換 ●全角数字半角変換 ●全角英字半角変換 ●指定文字全半変換
図形
●カッコの表示 ●セル範囲図形消去 ●斜め罫線の表示 ●指定図形の選択 ●セル範囲図形選択 ●取り消し線の表示 ●行間・列間罫線 ●図形表示 ●セル→テキストボックス変換 ●簡易棒グラフ ●囲み文字の表示 ●簡易絵グラフ ●直線の直線化 ●チェックマーク書き込み ●タイトル文字作成1 ●図形センタリング ●セル範囲図形フィット ●寸法線の表示 ●デジカメ写真表示
環境
●セルガイダンス表示 ●フォント設定 ●アドイン組込設定 ●全ツールバーの消去 ●起動時バックアップ ●ハイライト表示2 ●ツールバーグループ化 ●ボタンで開く
その他
●ブックのバックアップ ●ファイル一覧の取得 ●数式の表示 ●ランダムセル選択 ●ランダムデータ書込 ●大抽選会 ●CSVファイル出力 ●Excelログ作成 ●Excelであみだクジ ●文字コードの調査 ●メモ記録
「地域情報化 認識と設計」の共著者であり、シンクタンク出身で地域情報化のエキスパートである丸田一氏がWeb2.0と地域情報化の接点にスポットライトをあてる。
近年の地域活性化の大きなトピックが「こどもの安全」と「2007年問題」(団塊の世代の引退)であるそうだ。こどもを守るには地域コミュニティによる監視と協力が不可欠であるし、会社を引退して家に居る高齢者が増えることも間違いない。人は人生の最初と最後で地域に戻ってくるわけだ。
長い間、多くの日本人にとって地域を出て、地域へ戻ることは典型的な人生のモデルであった。
「郷土は、自分を育てあげてくれたたくさんの人の顔や、生活環境、自然風土に関する実態的な記憶で構成されたイメージである。「故郷」が書かれた大正時代と、私の幼少期の昭和40年代とでは社会環境が大きく異なるが、幼い自分に関する個人イメージが郷土を形づくっていることに変わりない。
「故郷」の三番に「こころざしを果たして、いつの日にか帰らん」という一節が登場する。この故郷に帰るという心情は、洋の東西を問わず、故郷を捨てて「都市」を目指した近代人に付きまとってきたものである。ここに現れている、郷土(出現)→都市(突破)→郷土(成熟)という人生ゲームが広く一般化したことで、人生ゲームの始めと終わりを飾る郷土が、都市に彷徨える現代人にとって確実な自己証明書になってきた。」
ところが現代の若い世代の多くは「兎追いし かの山 小鮒釣りし かの川」のイメージを持たない。リアル郷土のイメージが希薄な世代である。錦を飾る郷土が見えにくくなってしまっていた。
そこへ、こどもの安全の確保、引退者の大量出現への対応という時代の要請と、ITという道具の普及が変化をもたらした。新しい地域活性化の試みがこの本にはたくさん紹介されている。たとえば地域SNSが次々につくられて数千人規模にまで成長したケース。誰もが講師になれる生涯学習プログラムの熱気。NPO法人が情報化の仕事を受注し地域コミュニティ内のSOHOが請け負う仕組みで事業を創出したケースなど。成功例または成功の兆しがたくさん解説されていた。
地域は信頼性の高い情報プラットフォームになる可能性を秘めている。国領二郎慶応大学教授の意見が引用されている。
「外部効果の強い、つまり貢献に対するリターンが外部に流出しやすく、参加の貢献のインセンティブが弱くなりやすいネット上の情報共有も、地域(物理的近接)のバインドのなかであればメリットを可視化、内部化しやすく、持続可能な誘因と貢献のモデルを構築しやすい」
生活空間の関係性があれば、おかしなことはできないというわけだ。
私は社会人になって5年くらい東京で暮らしたが、結婚を機会に地元へ戻ってきた。定住すると決まって、さらに、こどもが生まれると特に地域のことは考えざるをえなくなる。しかし、昔ながらの隣近所の濃いつきあいは自分に馴染みそうにない。だから地域の掲示板を眺めていて、どうしても何か言いたいときに書き込むくらいの関係性がしっくりくる。私と同じ世代もそう考えている人が多いのではないかと思う。
閉じつつ開いたコミュニティ。地域情報化はそうした時代の空気にマッチした仕組みをつくることが成功の鍵になるのではないかと思った。、
・Passion For The Future: 地域情報化 認識と設計
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004496.html
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http://dc.watch.impress.co.jp/cda/review/2006/11/16/4998.html
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http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2006/08/10/4397.html
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・ShutdownNext
http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se269713.html
外へ出るとき会社のパソコンの電源を落とすかどうか、迷うことは多い。また会社に戻るかもしれないし、直帰するかもしれない。戻るのであれば電源がついたままのほうが便利だ。金曜の夕方の営業外出は特に気になる。下手をすると、土日の間も電源オンになってしまうかもしれないから。電気代は大したことがなくてもセキュリティが気になる。
だから、
・金曜夜中の12時になったら自動で電源オフ
・携帯から「終了」メールを送信したら電源オフ
などができると便利である。
ShutdownNextは指定した条件でWindowsをシャットダウンするソフトウェア。
「ShutdownNextは、幾つかの条件を組合せてWindowsを終了します。
・時刻指定(日付指定も可能)
・タイマー
・プログラム終了(プロセスの終了判定が可能)
・一定時間のCPU使用率
・メール受信(件名の判定)
」
といった機能がある。
3Dレンダリングや映像エンコード、大きなファイルのダウンロードなどが終わったら自動的にシャットダウンさせることもできる。
なお、フリーソフトだがインストーラーでは、JWORDのインストールオプションが損になっている。不要な場合はオフにするといい。
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http://www.aztv.gr.jp/azow/ryuuhyou/index.html
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もはや古典扱いの作品ですが、全部読みました。
「悪童日記」で右からガツーンと殴られ、「ふたりの証拠」でさらに左からグワンときて眩暈がして、「第三の嘘」のアッパーカットでノックダウンされる。2作目、3作目と連携プレーが効く。ガンダムにたとえるとドムのジェットストリームアタックを喰らったようなインパクトである。これは必ず3作続けて読むべきである。
「戦争が激しさを増し、双子の「ぼくら」は、小さな町に住むおばあちゃんのもとへ疎開した。その日から、ぼくらの過酷な日々が始まった。人間の醜さや哀しさ、世の不条理―非情な現実を目にするたびに、ぼくらはそれを克明に日記にしるす。戦争が暗い影を落とすなか、ぼくらはしたたかに生き抜いていく。人間の真実をえぐる圧倒的筆力で読書界に感動の嵐を巻き起こした、ハンガリー生まれの女性亡命作家の衝撃の処女作。 」
著者は、主人公たちの心理描写を徹底的に排除し、事実だけを淡々と述べていく。客観的な記述にこだわった文体は、亡命者としての著者の心境を表しているとも評される。心を描かないことで、逆に心が気になる。読者は、主人公たちのしたたかな生き方には共感しつつも、どこか得体の知れない闇を感じている。その緊張感が「悪童日記」の面白さだなと思う。
そして、この作品がフィクションとしての本当の魅力を見せるのは「ふたりの証拠」からだと思う。
「戦争は終わった。過酷な時代を生き延びた双子の兄弟の一人は国境を越えて向こうの国へ。一人はおばあちゃんの家がある故国に留まり、別れた兄弟のために手記を書き続ける。厳しい新体制が支配する国で、彼がなにを求め、どう生きたかを伝えるために―強烈な印象を残した『悪童日記』の待望の続篇。主人公と彼を取り巻く多彩な人物の物語を通して、愛と絶望の深さをどこまでも透明に描いて全世界の共感を呼んだ話題作。 」
アマゾンの説明では、(ある種のネタバレを避けるためなのか)「愛と絶望の深さをどこまでも透明に描いて全世界の共感を呼んだ」などと、トンチンカンな紹介がされているが、この本の面白さは愛や感動なんかではない。著者が築いたフィクションの迷宮との知的格闘である。冒頭からそのゲームは開始され、「第三の嘘」まで、ゲームのルールを変化させながら続いていく。
「ベルリンの壁の崩壊後、初めて二人は再会した…。絶賛をあびた前二作の感動さめやらぬなか、時は流れ、三たび爆弾が仕掛けられた。日本翻訳大賞新人賞に輝く『悪童日記』三部作、ついに完結」
語り口は寓話的でシンプルな文体だが、それを積み上げていくとこんな構築ができるのか、圧倒的じゃないかと思った。
恋愛小説も純文学も苦手だけど面白い名作はないですか?と聞かれたら、これを薦める。
音楽とITに詳しいフリーライター、Rickdom.comの田口さんが米国旅行のガイドブックを書いた。田口さんは大リーグ(MLB)の熱烈なファンでもあり、頻繁に米国の球場を一人旅で訪問して、ブログに日記を書いている。その経験を集約した実践的な内容である。
・rickdom 田口さんの米国一人旅
http://www.rickdom.com/archives/cat_cat17.html
この本の特徴は、旅行ガイドなのにWebのスクリーンショットだらけなこと。旅行代理店や航空会社、ホテル予約のサイトをどう使うかの手ほどきが、英語が苦手な人でも簡単にできるように、ステップバイステップで丁寧に紹介されている。米国旅行に使えるインターネットサービスをここまで紹介した本は他にないのではないか?とあとがきで著者が語っているように、インターネット時代の旅行ガイドである。
全体的に低予算の旅行を意識して書かれている。「バックパッカーみたいな」気ままな放浪を考えている人に特に役立ちそうだ。アムトラック(鉄道)やグレイハウンド(長距離バス)を使った移動ノウハウに詳しい。著者はライターなので取材旅行の参考にもなる。
私は米国で鉄道も長距離バスも乗ったことがなかったので、そうしたガイドがとても参考になった。選択肢が増えれば可能性が広がる。今度機会があったら試してみたい。現地でのインターネット接続や携帯利用についても、レンタルの仕方や使用法が詳しく解説されている。旅行ブログを更新しながら、気ままな旅をする人に特におすすめである。
米国旅行で便利お得なクレジットカードはどれか、航空券の種類と特徴、Ticketmasterの使い方など、米国旅行の基本から、現地でアクティブに遊ぶための情報がいっぱいある。学生の長期休暇の旅行、社会に出てからはじめての米国出張のお供によさそう。
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ミクシイでつながっているご本人にお願いして、直接コメントをいただきました。
「この本で紹介したサイト、サービス、交通手段、通信手段などはすべて僕が自腹を切って取材しています。利用してみて"使える"と思ったものだけを紹介している極めて実用的な書籍になっていると思います。ぜひご利用ください」
本好きにはベストセラーを敢えて読まない人も多いと思う。
しかし、自称・他称の”本好き”は、人からベストセラーの感想を聞かれることが多いため、目を通しておかなきゃいけないかなと気になっている。だから、「わたしが代わりに読んであげました」というのがこの書評本である。
取り上げられているのは「声に出して読みたい日本語」「五体不満足」「買ってはいけない」「永遠の仔」「冷静と情熱の間」「ザ・ゴール」「iモード事件」「チーズはどこへ消えた」「ハリーポッター」「世界がもし100人の村だったら」「金持ち父さん、貧乏父さん」など40数冊。2003年の出版なので歴史的にもベストセラー評価確定の本ばかりである。
見事なのは、どの書評も面白いのだが一冊も読んでみる気にならないということ(笑)。
この本全体を通しての著者の批評姿勢として、ベストセラーには内容に厚みがある本が少ないという嘆きが感じられる。わかりやすいが薄っぺらなのだ。中学二年生にもわかりやすい内容の本が大人に受けている。単純なメッセージは単純な感想しか生まないのに、という著者の指摘は鋭いと思った。読むものを深く考えさせるものが売れないのである。
本の作り方と売り方にも問題はありそうだ。現在のベストセラーは作られていると思う。ある知人の編集者曰く「初版でちょっと売れたら、○○万部のベストセラーと次の刷からは帯に書くと凄く売れるんです。」。数万部を超える初速が出たら、それを宣伝文句にして数十万部ヒットへの加速ができるらしい。みんなが読んでいるものを読んでおきたいという読者の心理を刺激するマーケティング手法である。
この本で取り上げられるベストセラー本は、実際、初速でたくさん売れた本が多い。初速の背景には、著者の有名性やテーマの時事性、大手メディアのタイアップ企画などの要素があって、純粋に文章の力がきっかけで売れたのではない本が多いのである。そこには「読者」が育っていないからという事情もあるようだ。
統計データを多角的に見て、「日本の読書人口」を著者が計算した数字が面白い。日本でまともに本を読む人は1割強でマイナーな趣味なのであるという。さらに毎月一冊以上単行本を買い、日々書店に通い、新刊情報を気にする人など500万人か600万人くらいしかいないだろうと結論している。そして、他の趣味と同様に読書人口の大半は善良なビギナーであり、単純なベストセラーに、素直に感動、涙してしまう。
だが、ここ数年でブログに書評を書く人が増えて、本探しの状況は変わってきているかもしれない。かなりマイナーな本でもブログ検索に書名を入れると多面的な感想や書評エントリが複数出てくるようになった。知る人ぞ知る本を自力で探して、自分なりの評価を表明するということが誰にでもできるようになった。
仕掛けられたベストセラーをみんなが読むのではなくて、みんなが読んだ結果ベストセラーになるという本来の姿になると、こういうベストセラーの書評本も、読んでみたい本でいっぱいになるはずなのだが。
・【書籍になりました】 情報考学―WEB時代の羅針盤213冊(主婦と生活社、1600円)
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004789.html
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http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004759.html
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http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004871.html
こういうのは探せばフリーソフトにあるわけですが、お手軽によく使う機能だけを集めて1980円パッケージはいいかもと思って購入。
「web上の動画や音楽、画像ファイルなどを自動収集するソフト。GoogleやYahooなどの検索サイトを選び、キーワードとファイルの種類を指定するだけで目当てのファイルを効率よく集められる。便利な動画検索エンジンにも対応しており、通常は手間のかかるYouTubeとGoogle Videoの動画ダウンロードも、キーワードを入力するだけで完了する。URLを指定して収集することも可能。また、最大30ファイルまでの同時ダウンロードや大きいファイルの分割ダウンロード、ファイル名の連番の自動予測、重複ダウンロード防止といった機能で、高速ダウンロードを実現。事前のパスワード設定で、ログインが必要なサイトからも自動収集可能。FTPサイトにも対応。プロキシ設定可能。説明扉付スリムパッケージ版。」
このソフトを使うと、
・今見ているページからリンクされているファイルをすべてダウンロードしたい
・画像検索サービスから画像、動画、Flashなどを収集したい
・YouTube、GoogleVideoから動画を収集したい
・ログイン必要なサイト内のファイルを全部ダウンロードしたい
といった目的を簡単に達成できる。
起点のURLを与えると指定した回数リンクをたどって到達できる範囲の、指定した拡張子のファイルを集めまくるわけだ。連番予測機能はおもしろい。画像などは01.jpgというファイル名を見つけると、02.jpgや03.jpgもあるのではないかと推測してダウンロードする。
ダウンロードしたファイルは、ファイル種別ごとに「画像」「動画」「Flash」などのフォルダが生成されて、蓄積される。D80というキーワードで実行した結果が下のサンプルだ。
D80というのはカメラの名前だが、たぶん、多くのユーザーは「大人のサイトめぐり」に利用するのでしょうね。いやだなあ、もう。
小説家の佐藤正午が岩波書店の月刊誌『図書』に連載した「書く読書」というエッセイ24本に手を加えた新書。川端康成、志賀直哉、森鴎外、永井荷風、夏目漱石、芥川龍之介、太宰治など各章で偉大な小説家のひとつの作品を著者が読んでは感想文を書いていく。小説家が他人の小説家を評論するときの目の付け所は、やはり普通とは違うなと思った。自分が同じものを書くとしたら、という前提があるからだ。
たとえば、川端康成の「雪国」の章では、有名な書き出し「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった」に対して、なぜ川端は「夜の底」と書いたのか、考察する。わざわざ隠喩を使うわけだから、考えて書いたのに違いないというのである。自然にでてくるわけがない、書き直しもあっただろうというのである。自身も書く人間でなけければ、こういう問題は立てないだろう。
ディティールにこだわる。三島由紀夫は耳がいい、音にこだわる。開高健は目がいい、見たものについての表現が多い、など、そういう読み方もあるのかと気づかされる。小説家たちの文体を書き手の視点で句読点を見て、ここは推敲して書いたはずだ、こちらは推敲していたらそうはならないはずだ、なんてことも見抜いている。
そして、ただの文体研究に終わらないのがこの本の読みどころである。一見、文学部の先生みたいな文体論なのだが、興味が無い作家については、途中で分析は中途半端に投げてしまって余談へ流れていったり、連載時に誤読を読者に指摘された部分に延々と追記をしているが、情報の補足訂正というより、言い訳で上塗りする感じであったり。
真面目に書いている風なのだけれど、どこかおかしくなって笑ってしまう。開高健は細部を観察した表現が多くて女性の肛門の皺について書いているが、そんなに見えすぎるからロマンチックでなくなって、恋愛小説が書けなかったんだろう、という大胆な結論をしてみせたりする。特に、著者の論理展開がまとまらずに、とりとめのなくなった回ほど面白いのだ。著者の地が見える。それが作家としての著者の力であり、個性なのかもしれない。
私もいつか小説を書いてみたい。小説を読みながら、もしこの一行を自分が書くとしたらどう書くかを意識しながら読むというのは、小説作法の本を読むよりも、ずっとスキルの向上に役立ちそうだなと確信した。
チェルノブイリ原発事故、スペースシャトル・チャレンジャー号爆発事故、スリーマイルアイランド原発事故、エールフランスのコンコルド墜落事故、ハッブル宇宙望遠鏡の主鏡研磨失敗、アポロ一号の火災事故など、古今東西数十件の世紀の大事故をケースとしてとりあげ、事故の発生メカニズムと人的要因を分析した本。
研究書だが事故の前後の描写がドキュメンタリタッチで生々しく描写されていて、読み物としてスリリングである。現代の大事故は巨大なマシンが引き起こすものばかりだ。それを操る人たちは快適な制御室で計器類の前に座っている。計器上の数値から巨大マシンの状態を読み取る際に、重責のプレッシャーや長時間労働の疲れ、仕事への慣れなどの原因によって、認知や判断に誤りが生じ破滅へ至るケースが多い。
前兆のない大事故は皆無であるという。それにも関わらず事故の例では現場も管理者も、不具合の兆候を見逃してしまう。チャレンジャー号の事故などいくつかの例では、事前に危険の警告を訴えていた人間もいたが、出発の度重なる延期によるプレッシャーによって、上司は大した問題ではないと誤った判断を下してしまう。
これらの大事故をまねく物質の組み合わせがあるという分析がある。水と電気と酸素である。水が電気回路をショートさせ、酸素が火災や爆発を引き起こす。巨大な石油掘削装置オーシャンレンジャーを沈没させたのは、嵐の夜に窓から入ってきて制御室を濡らした少しの海水であった。
最初の小さな障害が複雑なシステムに連鎖的な障害を引き起こしていくことも多い。すると人々はパニックに陥り、手っ取り早い問題解決のためにマシンのスイッチを切ったり、レバーを逆に入れてしまったりする。設計段階で予想できなかった異常な操作は、機能するはずだった安全機構を無効にしてしまう。大事故はほとんどが人災なのである。
最終章には最悪の事故を未然に防いだ人たちの事例が紹介される。彼らは英雄のはずなのだが、事故は起きなかったわけだから報道されることがない。事故防止では、失敗例は多いが成功例は語られないが故に少ないのである。
ベテランの経験を持ち、自ら考えて判断することができる副操縦士的な人が現場にいると、大事故は回避されやすいようだ。マニュアルの遵守も重要だが、大事故の原因はマシンの設計・企画段階につくられて潜在化していることがあるため、マニュアル遵守だけでは防げないのである。
なぜ完璧なはずの巨大システムが破綻したのか、とても明快に説明されていて、失敗学に関心のある人におすすめの本である。
著者は人類700万年を1年のカレンダーにたとえている。二足歩行する猿人の誕生が1月1日とすると、脳の大型化と石器の使用が始まる原人が8月下旬に誕生する。複雑な知性や言語を持つ現生人類が現れるのは12月21日である。これは人類全体の歴史の3%を占めるに過ぎない。
その長い歴史の前半は大雑把にしかわかっていないので様々な仮説がある。二足歩行の起源については、「森林を追い出された類人猿が広大な草原で立ち上がったとき、二本足で歩く人類が誕生した」という説明や、アフリカ大地溝帯の活動でアフリカ東部が乾燥し森が減少し人類は樹上の生活をやめて大地に降りたという「イーストサイド・ストーリー」などがよく知られている。しかし、最近の研究ではどちらも疑いが持たれている説なのだそうだ。
なぜ人類だけが二足歩行を始めたのか。なぜアジアではなくアフリカの人類にだけ二足歩行が始まったのか。多くの仮説が完璧にはこれらの疑問に答えきれない。二足歩行するには、前段階として、それがしやすい骨格が必要である。しかし、二足歩行するために骨格が変化するはずはないので、偶然と必然が重なり合ったというのが真相だと著者は考えている。
「人類への進化は「前適応した祖先が折良く環境変化にでくわした」という偶然の巡り合わせの結果なのだろう。そのときに、直立歩行を促す遺伝子の変異が起きるという偶然も重なったのだろうか」
食糧を両手で運びやすかったからとする食糧供給説、エネルギー効率が良かったからとするエネルギー効率説、日射病回避説、威嚇、視野拡大説、海辺で有利だったからとするアクア説など、二足歩行をめぐる仮説は多数あるが決め手には欠けている。科学記者である著者はそれらを偏り無く紹介している。
証拠が少ない化石と年代測定のアプローチと比べると近年の遺伝子から見た最新の研究は面白い。人類進化はゆっくり進むように思われるが、世界の民族の遺伝子の分布を調べると1000年前頃に特定の遺伝子がアジアの人類の8%に急速に拡大していることがわかった。この遺伝子が有利な適応に働いたという形跡はなかった。ある研究者たちはこの時期にモンゴル帝国が領土を拡大し、土着民族の虐殺と支配者との結婚を繰り返したことに原因があるのではないかと結論した。チンギスハーン仮説というそうだ。一人の英雄の行動が何千年、何万年の人類進化を左右してしまう可能性がでてきた。
この本はジャーナリストが人類学の最新事情を一般人向けにわかりやすくレビューしてくれる。学校の教科書で習ったことがその後だいぶ書き換えられていることがわかる。人類史のアップデートにいい本だ
大臣が女性を子供を産む機械にたとえたことが大問題になっている。その発言の文脈を読むと、どうやら大臣は「人口を統計の数字としてみると女性はその数字を増やす機能を持ちます」的なことを、言いたかったらしい。経済学者が説明に使う言葉として見ればギリギリ許されたような気がするのだが、政治家が使うには配慮が無さすぎた。叩かれているのはモットモである。
だって女性はモノじゃないんだから。
しかし、ヒトはどんどんモノ化しているのでもある。
この本のいう人間のモノ化には物質化と単一化の二つの意味がある。
現代はすべてをモノとして消費する「超」消費社会だと著者はいう。単にモノの売買にとどまらず、教育や医療などの側面でも消費者の立場が強調されており、学生や患者はお客さんとして扱われる。恋人選びや子育てさえも、その行為を「消費したい」という欲望に動かされる。
ブルセラや援助交際はカラダをモノ化することだが、この傾向は女子高生に限った話ではなく、現代消費社会の宿命である。医療においてもカラダや生命のモノ化が進んでいる。試験管ベビー、臓器売買、クローン人間、遺伝子組み換えなど、技術の進歩によって人間の生命は操作の可能な対象になってしまった。
この本はそうしたモノ化の現実を多角的に分析している。各章ではブランド、メディア、労働、思考、命、遺伝子などあらゆるモノ化の側面があぶりだされる。現代を消費主義を超えた「超」消費主義という観点から捉えなおす面白い読み物である。
モノ化が一番わかりやすいのはバイオテクノロジーの分野である。中絶やクローン技術は、米国では大きな政治の論点になっている。モノ化のなにがいけないのか?。著者は肯定も否定もしないのだが、保守派のモノ化に対する反論の一つが人間の尊厳というものである。人間には尊厳があるのだから、軽々しく遺伝子を操作したり、クローンをつくるべきではないという主張である。
そこでこの本には、米国ブッシュ政権の生命倫理委員会委員長レオン・カスの言葉が引用されている。
「「尊厳」で第一に問題になるのは、それが抽象的で、しかも主観的ということだ。(中略)「尊厳」はとらえどころがなく、あまりにも漠然としている。(中略)尊厳の本質や背景について意見の一致が得られない。(中略)根本的な問題は、より普遍的で万人に通用するような「人間の尊厳」の欠如である」
人間の尊厳は絶対のようでいて、その中身をはっきり語れる人がいないのである。受精卵を遺伝子操作することで病因を取り除き健康な赤ん坊を産むことの何がいけないのか、倫理という観点で説得力のある反論をすることは難しい。
人間の自由な欲望が駆動する超消費主義社会においては、欲望の加速化は避けられない。むしろ行くところまで行ってみたらいいのではないかと著者は大胆な結論をしている。
倫理の問題はともかく現実はこういう大勢になっているんだから、時代の波に逆らうより、モノ化の方向で明るい未来を考えてみてはどうかと問題提起している。
故・米原万里が書評集「打ちのめされるようなすごい本」で打ちのめされるようなすごい小説として絶賛していたので興味を持った。40年前(昭和40年頃)に丸谷才一によって書かれた河出文化賞受賞の傑作である。
舞台は終戦から20年後。私立大学の職員である主人公の浜田は一見穏やかな生活を送っている。浜田には戦時中に死罪に値する徴兵忌避をして、日本中を女と逃げ回った後ろめたい過去があった。平和な時代になって、それは法的にはもはや罪を問われることのない経歴であったが、世間の目は冷ややかであった。
笹まくらとは、落ち着かない、不安な状態のことである。浜田の戦時中の逃避行と現在の息苦しい職場生活の二つの時制の笹まくらが重ねあわされる。過去の回想と現在の思考を空行で区切ることなく、意識の流れのままに文章化した独特の文体が、思い切ることができない浜田の憂鬱な心情をそのまま表している。時制が途切れない文体と並んで、捻りの加えられた構成の工夫も見事で、終始、緊張感のある物語に仕上がっている。
私が高校時代に丸谷才一を知ったのは小説ではなく、名著「文章読本」の著者として、であった。この本はさらに10年後、ライターの駆け出しだった私に編集者が薦めてくれた本でもあり、今でも思い入れのある本で、何がしかの影響を受けた。だから丸谷才一は私にとっては文章術の先生のイメージであった。小説を読んだのは実はこれがはじめてなのであった(本末転倒)。
翻訳者であり、ジェイムズ・ジョイスの研究者でもあった丸谷は、日本語を客観視して、技巧によって名文を創り上げる努力をする作家であると言われる。学者であると同時に芸術家であり、技を知り尽くした上で、無意識の発露としての創造性を、この作品に結実させている。
徴兵忌避というテーマは、執筆時点でも既にふた昔前の遺物であったが、さらに40年が経過した。主人公が感じているのは脱走兵と同じような後ろめたさなのだろうなと想像して読むしかないわけだが、現代の読者の私にも、逃避行のスリルはとても生々しく感じられた。時代性が産んだ小説であるが、時代を超えた普遍の面白さを秘めている。戦後の余韻の時期である発表当時の社会的インパクトは、さぞかし大きなものだったのだろうと思った。
面白い古典である。
「これは、つい百年前の物語。庭・池・電燈つき二階屋と、文明の進歩とやらに棹さしかねてる「私」と、狐狸竹の花仔竜小鬼桜鬼人魚等等、四季折々の天地自然の「気」たちとの、のびやかな交歓の記録」
貧乏暇有り書き物を生業とする「私」は、今は亡き幼馴染の実家の留守を預かる”家守”(いえもり)の仕事を引き受けた。家守はヤモリと同音である。ヤモリには家を守る呪力があるという迷信がある。家守の「私」もまた、庭のサルスベリの樹と交感したり、掛け軸の中に住む幼馴染の亡霊の訪問を受けたり、日々異界のものたちとの交わりを深めていく。
「私」の日常を綴る形式で、ひとつあたり数ページの短い不思議話が数十本、オムニバスとして収録されている。話はひとつひとつで完結しているのだけれど、すべてが少しずつつながって濃度の高い世界観を形作っている。
これは21世紀の作品だが、設定は百年前だから明治時代の話である。日本古来のアニミズムの世界観に西洋化・文明化の波が少しずつ浸食を始めた頃である。一応は理性のアタマを持つ「私」だけれども、ココロとカラダはまだまだ土着のカミさまたちと一緒に暮らしている。それを当たり前に描いている文体が綻びがなくて巧みである。
この本を読みながら見るといいサイトがある。
・家守綺譚の植物
http://mother-goose.moe-nifty.com/photos/bungaku/index.html
「梨木香歩著『家守綺譚』の中に出て来る植物の写真を集めてみました」
この小説には植物の名前がたくさんでてきて、物語の雰囲気づくりに重要な役割を果たしている。こうして写真で知っておくと想像の再現性が高くなって深く本を味わえると思う。植物をモノではなく精霊に見立てた表現がありありと立ち上がってくる。
文庫版が昨年出たが、この本の風雅を味わうには雰囲気のある装丁のハードカバー版が絶対におすすめである。
・梨木香歩情報部
http://www.yokikotokiku.com/nashikinews.htm
・雷の季節の終わりに
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004801.html
・夜市
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004796.html
・龍宮
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004759.html
・真鶴
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004871.html
・きつねのはなし
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004868.html
オカルト好きにはたまらないビジュアル資料集。
(この画像はパブリックドメイン、ウィキメディアより)
これは有名なセフィロトの樹(生命の樹)である。10のパーツが22本の線で結ばれた幾何学的な模様をいう。この意味は、どういうものかというと、
「生命の樹(せいめいのき、Tree of Life)は、旧約聖書の創世記(2章9節以降)にエデンの園の中央に植えられた木。命の木とも訳される。カバラではセフィロトの木(Sephirothic tree)という。「禁止命令を無視して」知恵の樹の実を食べた人間が、生命の樹の実も食べるのではないか、と 日本では主なる神と訳されているヤハウェ・エロヒム(エールの複数形)が恐れてアダムとイヴを追放することに決めたとされる。」(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
というものである。雑誌「ムー」にはよく登場するし、その手の本ではおなじみである。10のパーツにはそれぞれ象徴的な意味があって、天上と地上のすべての事物の創造の計画を表しているとされるわけで、凄いことである。
・生命の樹 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E5%91%BD%E3%81%AE%E6%A8%B9
詳しい解説。
だからどうした?という人はこの本は向かない。
このビジュアル本にはこうした神秘主義や錬金術師たちが描いた中世の図画がカラーで多数収録されている。どれもこれも実に怪しげであるが、もしかして何か神秘の意味が隠されているかもしれないと思うと、見入ってしまう。こうした怪しい作品ばかりを大きなカラーの図でじっくり鑑賞してみたかった私は、毎晩帰宅してから、深夜ににじーっと見ている。変かもしれないが、疲れを忘れる。
これを描いた古代から中世の人たちは、真剣に世界の真理をこうした図に見ていたわけである。当時の先端科学者であった錬金術師たちは、ネズミのシッポやら水銀や処女の生き血やらを、焼いてみたり、煮込んでみたりしながら、分かった秘密をこうした図に隠したのだ。ひとつの絵を10分くらいじっと見ていると、当時の人たちの精神構造が垣間見えてくる。いや見えないが、わかったような気になる。そうした瞬間が楽しい。
中世ファンタジーやロールプレイングゲームの元ネタになっている画像も多い。詩人ウィリアム・ブレイクの絵も何枚かある。フリーメイソンものももちろんある。これだけ集めて、カラーで、良質の紙で、1500円は、好事家にはお買い得である。
この本はタッシェン社のアートブックのシリーズの一冊だ。近所の書店にコーナーがあってよくみる。美術史やデザインに興味のある人は楽しめるものが多い。中でもこの「錬金術と神秘主義―ヘルメス学の陳列室」は独特である。
・TASCHEN Books: All Titles
http://www.taschen.com/
7回目のテレビとネットの近未来カンファレンスを開催します。
http://www.tvblog.jp/event/archives/2007/02
今回は無料です。
【テーマ】「”ポストYouTube時代”:次に来る波を予言する」
テレビとネットの近未来を考えるコミュニティイベントのこのシリーズも第7回を迎えました。主宰のビデオ・ジャーナリスト神田敏晶は先日、新書「YouTube革命」を上梓しました。
・YouTube革命 テレビ業界を震撼させる「動画共有」ビジネスのゆくえ
この本は「16億5000万ドルでGoogleに買収されることになった動画共有サイトのパイオニア「YouTube」。何でもありの無法地帯と呼ばれつつもユーザー数は爆発的に拡大。その潜在的なメディアパワーに各界から注がれる視線は熱い。 メディア地殻変動の最新事情を紹介しつつ、YouTubeが変えるメディアビジネスの行方を展望する。 」という内容で、売れ行きも好調です。
もちろんGoogleによるYouTube買収後にも、新しい予兆が現れています。
たとえば、
・SNS最大手のMixiは”Mixi動画”を始めることをアナウンスしました。
・NTTグループが”ClipLife”で投稿動画サービスに参入しました。
・YouTubeユーザーのテレビ視聴時間が減少したという調査データが公開されました。
・動画にコメント字幕をつけるコミュニティ、ニコニコ動画1日200万ページ達成
・ユーチューブ、ビデオの著作権者に収入を分配するシステム導入を計画
などのニュースがありました。
そこで、今回のイベントでは「YouTube革命」のその先の世界がどうなっていくか、ポストYouTube時代を参加者と共に考えるイベントを開催しようと思います。
今回は日本印刷技術協会のイベントPAGE2007の関連イベントとして同協会の協賛の下で、会費無料での開催となりました。
【プログラム】
第一部 テレビとネットの融合ビジネスの現場から
テレビ録画だけでなく、YouTube動画にも対応した動画管理ツール「TAGIRI」、テレビのクチコミ集約サイト「テレビブログ」などを展開するメタキャスト代表取締役の井上大輔が、自身のビジネス経験語る”2007年的”ネット動画ビジネスの最前線。
第二部 ポストYouTubeの世界を大予想
ビデオジャーナリスト 神田敏晶 VS メタキャスト 橋本大也
ネットリサーチを得意とするKNN神田敏晶とメタキャスト橋本大也が、交互に未来予想を発表する”対決型”未来予想のプレゼンです。
【日時】
2月7日 17:00-19:00 15分前開場
【場所】
サンシャイン文化会館7F会議室 710
【主催】
楽しいTVの未来を考える研究会
【料金】
無料
【申し込み】
イベント参加のお申し込み
http://www.tvblog.jp/event/archives/2007/02/