ムーミン谷の名言集―パンケーキにすわりこんでもいいの?
・ムーミン谷の名言集―パンケーキにすわりこんでもいいの?
今年もデジハリの学生から誕生日プレゼントをもらった。感謝。
昨年は「Encyclopedia Prehistorica Dinosaurs:Dinosaurs」だった。
・Encyclopedia Prehistorica Dinosaurs:Dinosaurs
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003915.html
今年はムーミンの名言集。本選びのセンスがいい。
子どもの頃からムーミンってカバだと思っていたが、実はトロールという妖怪の一種であるらしい。そう言われても、どう見てもカバなのだが、これがなかなか良いことを言っている。ポヨヨンとしたカバたちのいうことなので偉い先生がいうことよりも、素直に心に入ってくる。
「パンケーキにジャムをのせて食べるひとがそんなに危険人物であるわけがありません」
「夜中のサンドイッチってやつは、いつ食べても、いいものだねえ」
なんていう平和な気分にひたる名言もあれば、スナフキンの哲学語りもある。
「ものは、自分のものにしたくなったとたんに、あらゆるめんどうがふりかかってくるものさ。運んだり、番をしたり......。ぼくは、なんであろうと、見るだけにしている。立ち去る時には、全部、この頭にしまっていくんだ。そのほうが、かばんをうんうんいいながら運ぶより、ずっと快適だからねえ......。」
「おだやかな人生なんて、あるわけがないですよ」とスナフキンがワクワクしながらいいました」
深い言葉がある。ムーミンの物語のどこでこんな名言が使われていたのかと驚く。
「わたしは、ひとりめの友だちを見つけたのでした。つまり、わたしは、ほんとうの意味で、生きることをはじめたのでした。」
「初恋と最後の恋のちがいをご存知?初恋はこれが最後の恋だと思うし、最後の恋は、これこそ初恋だと思うもの。.......なのよ」
「あるところに、遊園地ではたらいているヘムレンさんがいました。だからといって、このヘムレンさんが、とびっきり楽しい人生をおくっているかというと、そうもいかないのです。彼は入場券が1枚の切符で1度しか入れないように、切符にパチンと穴をあける仕事をしていました。そんな仕事を、一生やっていなければならないっていうだけで、それだけでもう、ひとはゆううつになるものなんです。」
ムーミン作者のトーベ・ヤンソンはスウェーデン系フィンランド人の挿絵画家、風刺漫画家、短編作家。第二次世界大戦終結とともにムーミンシリーズを世に出し、児童文学に新時代をもたらした。この名言集は原作の小説から引用されている。社会風刺あり、ユーモアあり、人生哲学ありの背景を知るとアニメのムーミンをもっと見たくなった。
・Yahoo!動画 - アニメ - 楽しいムーミン一家
http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00032/v00156/
ムーミン谷へようこそ! ムーミンたちと一緒に夢の世界へ!! 全104話。
先生、リンクのコードが微妙にずれてます・・・。