2006年10月アーカイブ
アメリカの片隅に生きる名もなき人たちの、人生の一瞬の輝きを切り取った短編が12作。著者のエリザベス・ギルバートは、ニューヨーク大学卒業後、エクスワイア誌に小説を連載し、パリスレビュー新人賞、ブッシュカート賞を受賞した気鋭の新人小説家。受賞作は共にこの作品集に含まれている。
12作の中から好きな作品をピックアップ。
表題作「巡礼者たち」は、平穏な牧場生活にふらりと現れたカウガールと、牧場主の息子の少年の短い交流を描く。新天地を求めて旅するカウガールを米国開拓者のイメージと重ね合わせている。力強い。
「東へ向かうアリス」はトラックが故障して立ち往生した兄妹を田舎町の中年男が修理を助けてやる話。孤独な者同士が触れ合うやすらぎ、悲哀。
「トール・フォークス」の主人公は安酒場の女主人。かつては人気だった店も時代の移り変わりの中で、隣の店にお客が流れ始めている。何事にも潮時があるという話。
「デニー・ブラウン(十五歳)の知らなかったこと」は、主人公が知らなかったことからその人生を描くという手法がユニーク。
「最高の妻」は70歳でスクールバス運転手をしているおばあさんの寓話。最後にもってきただけあってすばらしい出来だ。
どの作品も風味が豊か。読後感は爽やか。くだものをたくさん並べて、次々にちがう味を楽しむような楽しさがある。翻訳も洗練されていると思う。季節柄、公園やカフェでの休日読書タイムにぴったり。
エリザベス・ギルバートは長編も書き始めているらしい。今後が期待できる作家。
・ムーミン谷の名言集―パンケーキにすわりこんでもいいの?
今年もデジハリの学生から誕生日プレゼントをもらった。感謝。
昨年は「Encyclopedia Prehistorica Dinosaurs:Dinosaurs」だった。
・Encyclopedia Prehistorica Dinosaurs:Dinosaurs
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003915.html
今年はムーミンの名言集。本選びのセンスがいい。
子どもの頃からムーミンってカバだと思っていたが、実はトロールという妖怪の一種であるらしい。そう言われても、どう見てもカバなのだが、これがなかなか良いことを言っている。ポヨヨンとしたカバたちのいうことなので偉い先生がいうことよりも、素直に心に入ってくる。
「パンケーキにジャムをのせて食べるひとがそんなに危険人物であるわけがありません」
「夜中のサンドイッチってやつは、いつ食べても、いいものだねえ」
なんていう平和な気分にひたる名言もあれば、スナフキンの哲学語りもある。
「ものは、自分のものにしたくなったとたんに、あらゆるめんどうがふりかかってくるものさ。運んだり、番をしたり......。ぼくは、なんであろうと、見るだけにしている。立ち去る時には、全部、この頭にしまっていくんだ。そのほうが、かばんをうんうんいいながら運ぶより、ずっと快適だからねえ......。」
「おだやかな人生なんて、あるわけがないですよ」とスナフキンがワクワクしながらいいました」
深い言葉がある。ムーミンの物語のどこでこんな名言が使われていたのかと驚く。
「わたしは、ひとりめの友だちを見つけたのでした。つまり、わたしは、ほんとうの意味で、生きることをはじめたのでした。」
「初恋と最後の恋のちがいをご存知?初恋はこれが最後の恋だと思うし、最後の恋は、これこそ初恋だと思うもの。.......なのよ」
「あるところに、遊園地ではたらいているヘムレンさんがいました。だからといって、このヘムレンさんが、とびっきり楽しい人生をおくっているかというと、そうもいかないのです。彼は入場券が1枚の切符で1度しか入れないように、切符にパチンと穴をあける仕事をしていました。そんな仕事を、一生やっていなければならないっていうだけで、それだけでもう、ひとはゆううつになるものなんです。」
ムーミン作者のトーベ・ヤンソンはスウェーデン系フィンランド人の挿絵画家、風刺漫画家、短編作家。第二次世界大戦終結とともにムーミンシリーズを世に出し、児童文学に新時代をもたらした。この名言集は原作の小説から引用されている。社会風刺あり、ユーモアあり、人生哲学ありの背景を知るとアニメのムーミンをもっと見たくなった。
・Yahoo!動画 - アニメ - 楽しいムーミン一家
http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00032/v00156/
ムーミン谷へようこそ! ムーミンたちと一緒に夢の世界へ!! 全104話。
あまりに面白すぎて危険なため、盆暮れ正月連休中に読むことをおすすめします。
明治時代に起きた、実際の大量殺人事件「河内十人斬り」。幼子まで含めて10人を惨殺する残虐事件でありながら、熊太郎・弥五郎の復讐劇は、盆踊り「河内音頭」のテーマとして歌い継がれてきた。
この小説「告白」は、ひとづきあいが苦手で、性根が駄目人間の城戸熊太郎が、なぜ村人を恨み大殺戮に至ったのかを、生い立ちから綴った独白である。
「
安政四年、河内国石川郡赤阪村字水分の百姓城戸平次の長男として出生した熊太郎は気弱で鈍くさい子供であったが長ずるにつれて手のつけられない乱暴者となり、明治二十年、三十歳を過ぎる頃には、飲酒、賭博、婦女に身を持ち崩す、完全な無頼者と成り果てていた。
父母の寵愛を一身に享けて育ちながらなんでそんなことになってしまったのか。
あかんではないか。
」
こんな出だしで始まる700ページ近い長編。
凶悪犯の恨みつらみの話でありながら、あっけらかんと明るい調子の関西弁で、数十年間の転落人生が物語られる。根から悪い男ではなかった。こども時代の事件に端を発する、心のボタンのかけちがえみたいなことが、次第に世間との溝を拡大していき、破滅へと熊太郎をおいやっていく。
ま、ストーリーはそんなかんじで、ほかにもいろいろあるが、実はどうでもよかったりする。この作品の本当の面白さは文体にあるのだから。著者の芥川賞作家 町田康は、パンクロックアーティストの町田町蔵なのでもある。語りかけるノリが、パンクのシャウトであり、ロックのビートであり、読者をリズムに酔わせるのである。それは、読書を止められなくなるくらい強烈なドライブ感なのである。
驚いたことにこの長い小説、最初から最後まで章立てとか見出しが一切ない。段落ぐらいはあるが、ひたすら区切らないで、延々続いているのである。熊太郎が頭の中で考えたことをすべて語り口調で書き出している。
熊太郎はかなりの駄目人間だが、誰だって駄目駄目な部分は持っているから、読者はそのうち自分と似た駄目なところに共感してしまう。思考をうまく言葉に表現できないもどかしさ、面倒を嫌って流されてしまう怠惰な性格、大きく見せようと思う虚栄心。そういうものに同情しているうちに、自然と読者は、なぜ殺人鬼が生まれたか、不条理ではなく、道理で、理解する。
すると、ときどき、この殺人鬼にエールを送りたくもなる。
そんなどっぷりヘンでオモシロな作品である。
町田康は、本作品で谷崎潤一郎賞を受賞。
・全部見せます
http://www.vector.co.jp/soft/win95/amuse/se123180.html
パソコンの中身から、意味ありげな文字列を見つけては、全部表示するスクリーンセーバー。テキストファイルだけでなくバイナリファイルの中身からも文字列を抽出してくる。思わぬ情報の発見が期待できる。
「
【仕様】
・抽出する文字コードは、通常の半角英数字と2バイトコード全般など。
・抽出された文字列ごとに色分けされます。
・抽出対象のファイルが変わるごとに輝度が変わります。(明→暗→明→暗...)
・Cドライブより検索して300個目のフォルダまでを対象。(起動までのレスポンスを配慮)
」
試してみた。
環境によって表示内容は異なるわけだが、私のマシンの場合、バイナリファイル内のプログラミングコードが大量に表示される。プログラマにとっては面白い発見がありそう。中身を全部ダンプするというのは、実用性よりもコンセプトアートとして面白さを感じる。
で、このスクリーンセーバー。画面ダンプはパっと見た感じ、ウィルス感染っぽい印象もあるので、会社でスクリーンセーバーを使ってランチにでかけたら「橋本さんのパソコン、たいへんなことになっていますよ!」と騒がれそう。
画面ダンプも面白いが、自分のPCの中身をタグクラウドで見てみたいと思った。
アウトルックのメールやスケジュール内容をタグで管理するTaglocityというアプリにはタグクラウド表示がある。やりとりしたメールを分析するのは有意義な気がする。
・Taglocity from IngBox Software
http://www.taglocity.com/
Perlでタグクラウドを簡単に作成するモジュールがあるので、これとローカルWebサーバを組み合わせて、自作してみようかなと思っている。お正月休みの課題かな。
・HTML::TagCloud - Generate An HTML Tag Cloud - search.cpan.org
http://search.cpan.org/dist/HTML-TagCloud/lib/HTML/TagCloud.pm
・Bill
http://homepage1.nifty.com/fukapon/showcase/softwares/bill.html
Windows上では、ほとんどの人間が使わないであろうScroll Lockキー。
Scroll Lockには多くのキーボードで状態表示LEDまでついている。
古くから存在するこのキーはについてWikipediaに説明がある。
Scroll lock - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Scroll_lock
本来はカーソルキー(上下左右)の挙動を変更するためのキーだったらしい。Scroll Lockがオンの状態でカーソルキーを押すと、カーソルが動くのではなくて、画面がスクロールするといったアプリケーションの実装を前提としていたそうである。
このキーは、今はWindowsではエクセルユーザが一部機能で使う程度。ほとんどのユーザーはPrint ScreenやPause Breakと並んで触ったことがないキーベスト3を構成していると思う。けれども状態表示LEDがついている。
このBillというフリーソフトは、この冗長なLEDをメールの新着状況の表示に利用する。POPアカウントの設定を登録しておくと、メールが届いたらLEDが点滅する。届くメールによって異なる音楽を鳴らすことも可能。
この本にタグをつけるとしたら「これはひどい」と「これはすごい」。
日本推理作家協会賞を受賞した表題作含めて、最初から最後まで、人肉を喰らったり、切り刻んだり、拷問したり、洗脳したり、虐殺したりされたりの短編が8本。死体や血しぶきが飛ばない作品は収録されていないので、グロテスク、スプラッター大嫌いの人は手にとってはいけない。人間のあらゆる狂気の濃縮ジュースみたいな内容である。
どの作品も独特の世界観の中に読者を閉じ込めて、強迫観念的な悪夢を味あわせる。実話に味付けした「怖い話」シリーズの作家として活躍する著者のストーリーテリングの技法が見事に活きている。読者は、巧みな物語設計によって、怖いもの見たさや、結末の見えない落ち着かなさを植えつけられる。救いようのない話ばかりだけれども、先が読みたくなってしまうのである。
そして読後の後味は意外にも悪くない。残虐行為の記述は語りの道具であって、メインテーマではないからだ。妙な話をバリエーション豊かに、次々に聞く面白さがこの本の魅力といっていい。「独白するユニバーサル横メルカトル」の語り手は、タクシー運転手の使っている地図である。地図が喋っているだけでも相当妙な話だが、その運転手が連続猟奇殺人犯であったりする。グロテスクな描写もどこか異世界の話として受けとれる。
閉塞感を巧妙に操る作家だなと思った。虐待される子供、数に執着する男、狂気の集団に潜入してしまった親子など、逃げ場のない設定が、読者に瞼を閉じることを許さないのだ。そうした語り方は著者の原点である怪談の技法と同じといえそうだ。
奇怪な話ばかり読みたいと思ったら、この本は最近のおすすめ作である。
・人間はどこまで耐えられるのか
人間はどのくらい高く登れるのか、深く潜れるのか、速く走れるのか、どのくらいの暑さ、寒さに耐えられるのか、宇宙では生きていけるのか。オックスフォード大学の生理学部教授が書いた、生命の極限状況を見極める研究レポート。
冒険者やアスリートの挑戦、遭難者の体験、科学者の人体実験から集めた極限の数字が紹介される。
暑さ 50度
寒さ マイナス数十度、風速による
高さ 8000メートル(偶然にも最高峰と同じレベル)
くらいが普通の限界だそうだが、それを超えて生き延びる人たちのサバイバルのノウハウは、いざというときのために覚えおくと良さそうである。一般的な限界と超人的な肉体の持ち主の限界はかなり違うのだということもわかる。
どのくらい速く走れるか、では、陸上競技の選手の例が分析される。
オリンピックを見ていて思うのは記録はどこまで更新されるのかという素朴な疑問。毎年のように何らかの競技の世界新が更新されているが、無限に更新されるわけもないはずだ。Wikipediaには、この100年の100メートル走の記録の推移がグラフ化されている。100年で1秒も速くなっているが、更新間隔は狭まって頭打ちになっていくようにも見える。
・World record progression 100 metres men - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/World_Record_progression_100_m_men
「World record progression for the men's 100 m」
誰でも練習で運動能力は向上するが能力の限界は遺伝子によって決まっているらしい。遺伝子を改造すると8秒台ランナーも出てくるのかもしれない。
どれくらい深く潜れるのかの章を読んでいて、映画「ザ・ダイバー」を思い出した。ロバート・デニーロも出演する感動の人間ドラマ。主人公は20世紀前半の米国海軍の潜水士。黒人として初めてダイバーの資格を得ようと努力する。当時、潜水は極めて危険な職業であった。
水圧や酸素不足との戦いはこの本でも解説されている。水圧調整が効かない昔の潜水服では「最悪の場合、空気を送り込むホースと潜水服のあいだにある逆流防止のバルブが水圧で壊れ、「ダイバーの血液と肉がホースをつたって吸い上げられ、潜水服には骨の一部と肉の破片しか残らない」」。
この他、著者は、宇宙探査における人間の生理や、無酸素、強酸性に生きる生命の研究など、人間と生き物の可能性を徹底的に分析している。
「
肉体の束縛を離脱した主人公は、時空を超え、太陽系の彼方へと宇宙探索の旅に出る。棘皮人類、共棲人類、植物人類など、奇妙な知性体が棲息する惑星世界。銀河帝国と惑星間戦争、生命の進化と諸文明の興亡。そこでは星々もまた、独自の生を営む生命体であった。そして、銀河という銀河が死滅する終末の時がやって来る。星々の精神と共棲体を築いた主人公は、至高の創造主「スターメイカー」を求めて旅立つが…。宇宙の発生から滅亡までを、壮大なスケールと驚くべきイマジネーションで描いた幻想の宇宙誌。そのあまりに冷たく美しいヴィジョンゆえに「耐えがたいほど壮麗な作品」(B・W・オールディス)と評された名作。
」(アマゾンのデータベースから引用)
普通の人間の想像力では大風呂敷を広げるにも限度がある。思いつく限りのスケールの大きな話をしてみろと言われても、人類の歴史だとか、地球の成り立ちだとか、せいぜい150億年前のビッグバンくらいが限界だろう。
人間の想像の大きさを競う種目があったら、この作品はギネスブックに載っておかしくない。太陽系を超えて、銀河を超えて、5千億年の時空を超えて、あらゆる生命の営みを観察し、全宇宙の知生体と意識を統合し、やがて宇宙の終焉間近に、万物の創造主スターメイカーの意図を知るまでの、果てしなく壮大な物語である。数ページで数億年のスケールに圧倒される。
登場人物はほぼ「わたし」一人だ。「わたし」はテレパシーを通じて他の星の知的生命体の精神と共鳴し、統合されて「わたしたち」になる。統合によってその精神は覚醒レベルを高めていき、すべてを見渡す究極の集合知性へと発展していく。その高みから全宇宙を俯瞰する。
登場人物がいないためにそこに人間的ドラマはない。星々の多様な形態の生命の興亡史を歴史家として叙述しているのみだが、読み進むにつれ「わたし」のビジョンがどんどん大きく、普遍的なものになっていく加速感が読むものをひきつける。SFというより哲学書といったほうが正しいのかもしれない。
1930年代(70年前!)にオラフ ステープルドンによって書かれた伝説的なこの作品は、後世のSF作家や科学者に多大な影響を与えたと言われる。世界の階層性や、精神的な統合への意志、進歩の概念、唯一の創造主の存在など、キリスト教、西洋文化的な要素を強く感じる。普遍を描いているので古さは感じない。フリーマン・ダイソン、ボルヘス、クラーク、バクスターらの絶賛の言葉は今も活きている。
「異人論」の続編。
日本にはカミは共同体の外部から訪れるとするマレビト思想がある。マレビトは異人であり、六部、山伏、高野聖、巫女、遍路のような宗教者であることが多い。
著者は異人が宿泊した家の村人によって、金品を奪われて殺されるという伝承の多さに注目した。その家は豊かになり繁栄する一方で、異人の祟りによって障害のあるこどもが生まれたり、没落したりする。妖怪や悪霊が棲み付いた家という評判が立つ。
本当に各地でそんな殺人事件が過去にあったのだろうか。伝承を分析していくと、多くの異人殺しは、後世に、飢饉や不運続きの理由を占うシャーマンによって、捏造された物語であることがわかる。
「
貨幣経済の影響で変動が生じている村落共同体に生きる人々は、特定の家が急速に長者に成長したとき、その急速な繁栄の原因を考える。どうしてなのか。なぜあの家なのか。人びとはその家に対する嫉妬心にもそそのかされて、充分に満足する説明を求め続ける。共同体はその願望に応えるために、シャーマン(託宣)に村落に生じた”異常”の原因を問うという形で、あるいは噂話という形で「異人殺し」伝承を語り出すのだ。「あの家は異人を殺して、その所持金を元手にして長者になったのだ」と。つまり、新しい長者を犯罪者に仕立て上げ、その家をさまざまな形で排除しようとしたわけである。
」
こうして悪霊が生み出された。過去の因縁によって狐憑きや鬼や物の怪が長者の家に棲み付き、悪さをする。そして、村人たちは災厄が大きくなると悪霊を退治するためにも、シャーマンの力を借りる。仏教系の力によって悪霊は退治退散させられるケースが多い。
悪霊語りをするシャーマンの社会的な立場を注目すると、なぜそうなるのかがわかる。
「
ここで主として取り上げた悪霊が語る物語から浮かび上がってきたのは、密教系の修験者たちの姿であり、天狗や狐といった悪霊であり、それと戦う仏教の守護神たちの姿であった。人びとはこうした悪霊の物語を受け容れることで、仏教のコスモロジーを受け容れたのである。
」
昔話でも知られる異人や悪霊の物語の構造は、ムラ社会の経済、社会、心理によって生み出された、排除の物語であった。
2章の「支配の始原学」では、明治時代に確立された支配原理としての天皇制が、なぜ日本各地のムラ社会に浸透できたのかを、ムラ社会側の社会システムや文化伝統から論じる。ここでは中央政治において恨みを残して敗死した貴人の祟りである御霊信仰がテーマになっている。平家の落ち武者伝説のように中央という外部からやってくるものをマレビトとして迎える土壌が、ここでも物語定着の原理となる。
民話や昔話の原型には、とても子ども向けとは思えない残酷さや突飛さのあるものが多いが、なぜそのような物語が語り継がれてきたのかが、よくわかる。妖怪や物の怪の発生原理を読み解く資料としてとても面白い一冊。
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http://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se409757.html
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・STYLE Diver
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/net/se365713.html
Web制作の支援ツール。
右クリックから、表示中のWebページのHTMLとCSSを解析して、タグの構造と現在値の一覧を表示する。タグをクリックすると、一瞬、ブラウザ内の該当箇所の色が変わる。一覧画面でタグの値を変更すると、ブラウザで再描画が行われて、効果を視覚的に確認できる。
便利なのはすべてのタグに枠と色づけを行う機能。TABLEの入れ子関係やCSSのかかり具合が一目瞭然になる。ちょっとここどうなってるのかな?と思ったときに、右クリックで確認できる気軽さがいい。
よくできたWebページを研究するための学習ツールとしても使えそうだ。
・feedAPPLI(フィードアプリ)
http://pr.feedappli.jp/
オリジナルのケータイアプリを作成して、ブログなどRSSの情報を、誰もが簡単に配信出来るようになるサービス
アイデアマンズ社のご好意で、このブログ専用iアプリを開発していただきました。
対応機種はNTTドコモのFOMA 70Xシリーズ、90Xシリーズ(但しD901iを除く)です。
携帯でこのブログを読むことができます。
・情報考学アプリ
http://feedappli.jp/pftf/i.php
このURLを携帯からアクセスしてアプリケーションをダウンロードしてください。
このブログで気になった書籍やモノを、外出先でチェックしたり、電車通勤時の読み物として、ご利用いただけると嬉しいです。もちろん利用料金は無料です。
feedAPPLIは専用RSSリーダーの作成・配信サービスです。本来はコンテンツ専用の携帯アプリを配布したい企業向けに提供されています。これまでPC向けに提供していたコンテンツを、携帯ユーザに洗練された形で提供したいという企業にとって、安価なソリューションです。
feedAPPLIはスキン変更によって外観を自由にカスタマイズできます。
ご関心がある方はアイデマンズ社のプレスリリースをお読みください。
元刑務官が明かす死刑現場のリアリティ。衝撃の一冊。
「
囚人の体は、ロープを軋ませる大きな痙攣の後、手足がグイッと引っ張られるような痙攣が来た。体重が死までの時間と関係があると、二十数回、執行人として立ち会った看守部長が言う。この男は六十五キロだから、二十分近くかかるのだろう。
」
新しい死刑囚が入所すると刑務官は、自然と囚人の首に注意が行ってしまうそうだ。その首はやがて彼ら自身が吊るさねばならない首である。死刑囚と長い時間を過ごす刑務官は自然と彼らと心を通じ合う関係になる。
死刑囚の中には執行時には罪を反省し、更正して真人間に戻っているケースもある。任務とはいえ、執行時に囚人が暴れないように身体を押さえつけ、足を縛り、苦しみながら息絶えるまでを注視しなければいけない彼らの苦悩は深い。思い悩んで自殺してしまう刑務官もいるという。
死刑執行の現場を、劇画や短編小説という表現を織り込んで、強烈に生々しく描いている。死刑は囚人にとって事前の告知はなく、ある朝に突然執行されること(昔はそうではなかったそうだ)、奥さんが妊娠中だったり家族が病気で入院中の刑務官は執行担当を免除されることが多いこと、死刑囚の1日のスケジュール(たまにテレビ視聴が許可されている)内容の公開などなど、知らなかったことばかりだ。
刑務所の官僚組織についても大変詳しく、批判的に語られる。出世のことばかりを考えるキャリア出身官僚と、現場の改善を考えるノンキャリアの対立。死刑囚に弱みを握られ、やりたい放題にさせてしまう看守の腐敗。高官の接待攻勢や官舎での奥さん同士のつきあい方など。そこには極めて官僚主義的な刑務所業界の姿がある。
凶悪事件で最高裁で死刑が判決されると、その問題は、結論が出て終わったと私たち一般人は考えるものだが、刑務官にとってはそこから先に、苦悩の日々が待っている。制度がある以上、誰かがやらなければならない仕事である。悲しい仕事である。
国家権力が人を殺すという死刑が必要かどうかの考察も書かれている。先進国では死刑を廃止する国が増えている。日本では凶悪事件があるたびに世論は割れる。まだ当面、廃止というわけにはいかない気がする。刑務官の苦労は続きそうである。
・Text Analyzer
http://home4.highway.ne.jp/efu15/Txal.html
これは文章の仕事をする人にはとても便利だ。
Text Analyzerは文章解析機能を持ったテキストエディタ である。
次のような数字をすぐに確認できるのが特徴。
文字数
英単語数
行数
サイズ
1行あたりの文字数
行ごとの文字数
1行あたりの英単語数
文字部分の占める面積
ひらがなやカタカナなどの字数
語句が何回出てくるか
原稿用紙の枚数
文字数制限がある場合、いま何字書いているかがわかるのは心強い。原稿用紙換算で何枚というのもわかりやすい。
そのほか、
原稿用紙出力
1バイト(半角)文字を2バイト(全角)文字に変換
半角カナを全角カナに変換
といった変換機能もある。表示や整形時には禁則処理の設定もできるので実用的である。
「
大学四年の僕(たっくん)が彼女(マユ)に出会ったのは代打出場の合コンの席。やがてふたりはつき合うようになり、夏休み、クリスマス、学生時代最後の年をともに過ごした。マユのために東京の大企業を蹴って地元静岡の会社に就職したたっくん。ところがいきなり東京勤務を命じられてしまう。週末だけの長距離恋愛になってしまい、いつしかふたりに隙間が生じていって…。
」
なんというか、書評が書きたくないが、オススメしたい特殊な本に当たってしまった。
「評判通りの仰天作。必ず二回読みたくなる小説など、そうそうあるものじゃない。」(帯より)というのは、私にとっては本当であった。
結局、この本を2度読み返した。部分的には3度も4度も読んだ。
ある意味、大変よくできた、面白い作品である。
発表時はだいぶ話題になったらしい。
ただし、読み方によってはまるで面白くないという人もいるだろう。どこにでもある若い男女の恋愛話だから。
小説が好きな人は、これ以上の予備知識なしに、軽く読んでみてほしい。
読み終わったらネットでいろいろ調べてみると楽しみが増える。
「
突然の手紙に驚いたけど嬉しかった
何より君が僕を恨んでいなかったということが
これからここで過ごす僕の毎日の大切な
よりどころになります ありがとう ありがとう
」風に立つライオン さだまさし作
さだまさしの「風に立つライオン」は、アフリカの難民のために使命感に燃えて働く男性医師の生き様を歌った作品。かつての恋人から送られた、他の男との結婚を告げる手紙を読みながらも、自分が選んだ道への強い思いを確認する内容である。
「風に舞いあがるビニールシート」は、国連の現地採用で東京で働く里佳と、夫であり上司でもあるエドの、厳しくも爽やかな生き方を描いた直木賞作品である。二つの作品は風という言葉だけなく、主題もどこか似ている。
お金よりも大事なもの、恋愛よりも大切なもの、家庭よりも大切なもの、をみつけてしまった人たちの6つの物語。アフガンで死んでいく難民たち、保健所で始末されるイヌたち、修復を待つ仏像たち、芸術作品としてのケーキ、会社の意地悪が原因で落第する社会人の苦学生たち、軽んじられる今時の若者たち。そうしたものを救うことに、他の大事を投げ出すことを選ぶ人たちの群像である。
自分だけの価値観を追っていけば、周囲との軋轢をうむ。主人公達は、葛藤し、決意し、行動し、そして挫折するものもいれば、充足する人生を拓いていくものもいる。結果はどうあれ、それぞれが、力強くて、まぶしい。しかし、使命感はバランスを許さない。普通の幸せ、普通の損得計算は吹き飛ばしてしまうし、後戻りができない選択を強いられる厳しさもある。
私は大学時代に国際交流のNPOで活動していたのだけれど、当時の友人達の中には、卒業後も、国際NGOや国連組織に入って活動している人たちが何人かいる。私は入学当初は外交官を志していたけれども、難しい試験にあると聞いて、あっさりと諦めてしまった。それが結局、良かったのか、悪かったのかは今となってはよくわからない。今の仕事も生活も、とても気に入っているから。
数年前に東京大学の学生サークルからベンチャーの面白さについての1時間の講演を依頼された。彼らはあるNPOを立ち上げたばかりだった。かものはしプロジェクトという名前のその団体は、カンボジアの貧しい少年少女にITやプログラミングを現地で教育する活動を計画していた。日本で開発案件を受注し、カンボジアのチームに発注する。利益を現地の少女売春撲滅活動に使う。
「卒業したらどうするの?」
依頼主の学部生に聞いたら「きっと、この活動を続けたいと思います」と答えが返ってきた。
私は内心、彼は今はそう言うけれど、他の東大生と同じように、きっと普通に官庁か大企業に就職するだろうと思っていた。
何年かが過ぎて、私の会社にNPO法人化した同じ組織の経営メンバーとして訪問を受けたときには、びっくりした。卒業後、そのまま活動に身を投じていた。彼の志は本物だった。「風に舞いあがるビニールシート」を放っておけない人って稀にいるのである。
・かものはしプロジェクト
http://www.kamonohashi-project.net/
凄いと思います。がんばってください。
・簡単バナー作成1
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se234935.html
邪道といえば邪道な気もするのだが、Excelを使ってWebやアプリケーションの画面設計をする人って結構多いのではないだろうか。私もよくやる。セルやフォントの設定をいじったり、罫線を引いたりするだけで、プロトタイプの提案レベルの絵が描けるから、Excelはそれなりに便利なのだ。業務ソフトの画面設計であれば、このレベルでも十分だろう。
このソフトはExcelを使って作成した上記サンプルのようなバナーボタンを画像として保存することができるマクロ。Excelのセルを使ってデザインしたパーツを、ワンクリックで画像化できる。画像化したボタンは、ペイントで仕上げに使ったり、HTMLの部品として利用したりすることが考えられる。
・SE Producer
http://my.reset.jp/~triton/SE.htm
結婚式やセミナーなどのイベントで使えそうな複数音声再生ソフト。
予め設定した15のCD楽曲、効果音(Wave)、BGM(MIDI)を、必要な瞬間がきたらクリックで個別に再生できる。各パネルには楽曲名を表示できるので、間違えて違う曲を流してしまうミスが防げる。
WAVが登録された場合はパネルが青を基調とした配色に,MIDIでは緑,CDでは赤という具合に,視覚的に判別が容易になっている。音量調整コントロールを呼び出すショートカットキーもある。
なお、これはフリーソフトだが、より多くの音声ファイル形式に対応し、各ファイル再生の音量なども個別に調整できるProfessional版もある。
・SE Producer Professional
http://my.reset.jp/~triton/SEP.htm
・taskbar shuffle
http://www.freewebs.com/nerdcave/taskbarshuffle.htm
私はタブブラウザーを使わない派なので、タスクバーにはたくさんのボタンが並んでいる。これは起動した順序で並んでしまうために、扱いにくい。常に一番左にメールソフト、次にテキストエディタのボタンがあってほしいと思っているのだが、標準機能では並べ替えが効かない。
taskbar shuffleを使うと、ドラッグアンドドロップでタスクバーの内部のボタンの位置を動かすことができるようになる。
ウィンドウズの開始と同時に起動するオプションをチェックしておけば、意識せずに使える。ウィンドウのグループ化のチェックをはずしておくと一層わかりやすい。
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http://www.n-yu.com/
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1999年。「心身の不自由が進み、病苦が堪え難し。去る六月十日、脳梗塞の発作に遭いし以来の江藤 淳は、形骸に過ぎず、自ら処決して形骸を断ずる所以なり。乞う、諸君よ、これを諒と せられよ。平成十一年七月二十一日 江藤淳」という書置きを残して江藤淳は自殺した。遺書まで名文だった。
芥川賞作家で、孤高のジャーナリスト、辺見 庸は、2004年春に脳出血で倒れた、命はとりとめたが、半身麻痺などの重い後遺症が残った。追い討ちをかけるように、腹部からガンが発見される。著者は、江藤淳の死を自らの姿に重ねながらの病床で、生死の境目にいる者としての感慨、現代日本社会への異議申し立て、そして、自分の生き様に対しての厳しい審問を行う。
「
...生物学的な生でしかなくなる私の、仮にあるにしてもおそらく海牛か薄羽蜻蛉みたいにごく乏しい心性(いや驚くほど豊かな心性かもしれないが)というものが、果たしてどんなものか私には実地に試してみたい衝動がないわけではない。にしても、結果どうであったかを表現できないとしたらつらい。その意思があるのに表現できなくなることと自死できなくなること......いまそれをとても恐れている。逆に、なにがしか表現でき自死できる可能性を残している限りは、軽々しく絶望を口にしてはならないと自分にいい聞かせている。
」
「
私を襲ったあれこれの病気が実際、因果応報であるにせよ、私はそれを哄笑して否定し、生まれ変わったら再びいわゆる罰当たりを何度でもやらかして、またまた癌にでも脳出血にでもなり、それでも因果応報を全面否定するつもりだ。それほど私はこの考えを忌み嫌っている。そのことと、私が秘めやかな罪や恥辱を感じているのはまったく別のことだ。」
壮絶。作家が文字通り命を削って書く文章。自己の生き様の手厳しい総括。これ以上はないほど重い内容であるが、表現者として、これだけは言っておきたいということが圧縮されている。ままならない身体状況でありながら、どこまでも冷徹な思考に圧倒された。
帯より引用。
「
アメリカに関する情報は大量に流通しているものの、私たちのアメリカ理解は今日なお、一面的、表層的、さらには因習的でさえある。アメリカではごく普通であったり、激しい議論の焦点になっている事柄でも、日本では話題に上らないものも多い。「九・一一」同時多発テロ以降、アメリカ社会におこった深刻な変化を視野に入れ、超大国の現状を最新の情報と明快な分析で提示する。二一世紀の世界を考えるための小事典。
」
ゲイテッド・コミュニティってどんなコミュニティか知っていますか?。グァンタナモ基地はどこにあって、内部で人権無視の非道がまかり通っている理由を知っていますか?。インディアン・カジノって何でしょう?。TDジェークスの名前を聞いたことがありますか。全米で最も有名なテレビ登場人物オプラ・ウィンフリーの番組を観たことがありますか?。
私はこの本を読むまで、どれもよく知りませんでした。
これは小辞典ですが、ひとつひとつの項目説明は強い問題意識を持って全体像と著者の視点が論じられている小論文集でもあります。日本のメディアに伝わってくるアメリカの情報が一面的であることがよくわかる本です。
本当のアメリカの姿が日本のメディアからは見えてこないという認識は、多くのアメリカ通日本人が持っていることのようです。検索エンジンで「アメリカに関する情報は」と調べてみたところ、次のような文章が1ページ目にひっかかりました。そのまま掲載します。
・アメリカに関する情報は - Google 検索
http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rls=GGLD,GGLD:2005-14,GGLD:ja&q=%e3%82%a2%e3%83%a1%e3%83%aa%e3%82%ab%e3%81%ab%e9%96%a2%e3%81%99%e3%82%8b%e6%83%85%e5%a0%b1%e3%81%af
アメリカに関する情報は の検索結果 約 939,000 件
・アメリカに関する情報は大量に流通しているものの(上位3位はこの本の関係)
・アメリカに関する情報は溢れています。だが、その情報の大半は断片的な情報であったり、
・アメリカに関する情報は、各種メディアを通じて日本にいながら比較的に容易に入手できる。しかし日本語による報道では
・アメリカに関する情報は比較的入手しやすいが、宗教からアメリカを見ることはほとんど不可能である。
・アメリカに関する情報は、もっぱらハリウッド映画から得るしかありませんでした。
・アメリカに関する情報はその気になればいくらでも得ることができる。しかし、
・アメリカに関する情報は多分以前では報じられなかったようなものまでも耳に入ってくる。そんな濁流の中でアメリカという枝を掴んだろうか?
・アメリカに関する情報は多すぎて選択に困るほどだったし、
日本では、アメリカに関する情報は入手しやすいが一面的だという見方で、見事に共通しています。この本にはその見えない部分ばかりが81項目もあってとても勉強になりました。必要に応じて読み返したい本です。
・性と暴力のアメリカ―理念先行国家の矛盾と苦悶
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004747.html
・ルート66をゆく アメリカの「保守を訪ねて」
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004412.html
・エンジェルス・イン・アメリカ
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004715.html
・アメリカ 最強のエリート教育
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002864.html
・日本はどう報じられているか
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002233.html
映画「アルタード・ステーツ 未知への挑戦」「イルカの日」のモデルになった異端の科学者ジョン・C・リリイ博士の自伝。医学、精神分析学、物理学、生物学を横断して、意識を探究した。いわゆるマッドサイエンティストの典型とされる。
博士はLSDを服用し、あらゆる外部刺激を遮断する隔離タンクに入る。意識が変容する。
「
LSDを服用し、タンクの中に入ると、肉体や、そのなかにあるこころが、知覚できないほど大きくなっていくのを感じた。彼は、その「存在」となった。仲間の「存在」たちと一緒だった。それぞれの「存在」は、宇宙の大きさに等しく、果てしのないネットワークを形成していた。彼が化身した「存在」は少年時代に出会った守護天使とどこか似ていた。」
そして、地球外の高次知性体からのテレパシーを受信する。宇宙には人類の味方であるECCOと、人類を支配しようとするSSIのふたつのグループがいると博士は語る。意識の覚醒レベルを指標化し、最高レベルへあがって、至高のビジョンを見る。
「
ぼくは音楽を聞きながら、天上に昇っていった。ぼくは高い神座に座っている、巨大で、聡明な、いにしえの神を見た。彼は、天使たちのコーラスに囲まれていた。天国でぼくは宗教的恍惚に満たされながら、神を讃え、賢者たちを讃えた。
」
同時にイルカとの異種間コミュニケーションにも熱心に取り組んだ。イルカの発する超音波と人間の音声を可聴音に相互に変換する装置を使って、イルカとことばで会話する。センセーショナルな研究内容と、精神世界の新しい解釈はメディアに取り上げられて、博士は時の人になる。イルカの軍事利用をもくろむ政府や、カルト宗教グループが博士と接近する。
「
解釈や理論は、まさしく、宇宙やこころに対する信念であることに、リリイは気づいていた。特定の信念は、真実であるかもしれないし、真実ではないかもしれない。しかし、その特定の信念は、間違いなく、実験者が体験できることを制限してしまう。
」
博士にとって通常の科学なんてどうでもいいことだったのかもしれない。内的リアリティを重視し、変性意識状態での幻覚に真理を見出そうとしている。富豪の父親の遺産もあったため、私欲はなく、純粋に研究に没頭する。その求道者のオーラが周囲をひきつけた。幾度も結婚して離婚する。大物の科学者や思想家が親交を求めた。
数々の伝説を築き上げて博士は2001年に他界。この小説は75歳までの孤高の生涯を丁寧に追っている。理解されようがされまいが、やりたいことをやりたいようにやる、かなり幸せな人だったのではないかと思われる。
科学と非科学の境界に興味のある人におすすめ。
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http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000741.html
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・KOKUYO 電子暗記カード memoribo NS-DA1-1W
暗記は学生時代に限らず、使えるスキルである。
・業界主要メーカーと各社商品名
・各社商品名と特徴
・各社の市場シェアや成長率などの数字
・「○○といえば△△」の連想関係
・担当者名と肩書き
ビジネスプレゼン前に、電車の中で、こうした事項を丸暗記しておき、スラスラと話せると、いかにもその分野に詳しそうな印象が与えられる。営業力、交渉力にゲタをはかせられる。
メモリボは、問題と答えのリストをPCで作って転送して使える電子単語帳。TOIEC問題集つきバージョンを購入。
ランダムに出題するシャッフル機能、順番に表示する自動再生機能、覚えたページは表示しない非表示機能、問題と答えを入れ替える問題答え入れ替え機能、学習途中にしおりを入れるしおり機能など、デジタル機器ならではの機能がある。
実際に使ってみると、問題を作る過程から既に勉強になることがわかる。Webにある表から問題を作るのが簡単でいい。いつでもポケットから取り出して始められる。紙と違って何を覚えようとしているか、周囲にはわかりにくいのもよい。
メモリには2000ページ分(1ページ片面48文字)を記憶できる。当初は容量が少ない気がしたが、実際には、頭のほうが、そんなにたくさん覚えられないので、これで十分かもしれない。辞書ではないわけだから。
携帯電話や携帯ゲーム機でもこうした学習支援アプリがあると思うが、ついついメールやゲームで遊んでしまいがち。やはり単機能専用機であることの意義もあるなと思った。
・コクヨ 電子文具/e-文具[メモリボ]
http://www.kokuyo.co.jp/stationery/e-bungu/memoribo/
オフィシャルサイト。
・ANGITIA
http://omega-point.ddo.jp/software/soft_download/angitia.html
エクセルのような画面にURL、サイト名、コメント、ジャンルの項目を埋めるだけで、サムネイルのプレビュー画像付のリンク集のHTMLを生成できるフリーソフト。ジャンル別に別ページを作成したり、リスト上で出力する/しないを指定できる。
「
●主な特徴
・Webページへ自動でアクセスしてサムネイルプレビューを生成します。
・Webページタイトルを自動で取得することができます。
・通常のHTMLタグとANGITIA独自のタグの組み合わせによるユーザー独自のデザインテンプレートを作成することができます。
・IEのお気に入りをインポートすることができます。
・ANGITIAからブラウザを起動することができます。
・編集画面でWebプレビューを見ながら作業することができます。
」
・LINK - CG総合 -
http://omega-point.ddo.jp/link/index.html
このソフトウェアを使って生成したページのサンプル
関連サイトを仕事の資料に入れるときに、URLを列挙するだけでは味気ない気がする。このソフトを使ってプレビュー、コメントのついた資料にしておけばわかりやすい。
・もしも、シンデレラの行動がすべて計算ずくだったら? 考える脳の鍛え方
著者は人気番組の制作をてがける古舘プロジェクト所属放送作家。
表題はアングルを変えると企画が生まれるという意味。
たとえば、実はシンデレラが計算高い、したたかな娘で、他の登場人物は不遇な環境の演出に利用されていたとしたら、物語の印象はだいぶ変わってしまう。王子様の視点で考えたり、魔法使いの視点で考えたりしても、別の物語をつくれそうだ。
ベースとなるおとぎ話をゼロから発想するのは難しいが、アングルを変えるだけなら、発想は考えやすい。著者曰く「0から1を生むのではなく、すでにある1から1’を作る。そして、それを磨いて2を生む」べきだという。
できた企画を輝かせるには「フリ・オチ・フォロー」。一番伝えたいこと=オチだけあってもダメで、前フリとフォローの1パッケージをつくれというアドバイスがある。話を聞いてもらう空気を作って、ネタを披露し、フォローで後押しするという意味。番組制作に限らず、プレゼンの基本でもあるかもしれない。
企画発想ノウハウがいろいろと語られているが、強調されているのは、企画のプロセスを楽しむこと。「○○になったらがんばるという人で○○になってがんばる人はいない」と書かれているように、○○になるプロセス自体が好きで楽しいことが、いい企画を出す出発点なのだ。本番だけではなく常に「となりの人を楽しませることができるか」を試すと企画発想のいい練習になるそうだ。
簡潔に番組制作の実例がいろいろ挙げられていて、番組やイベントの企画を仕事にする人にとって参考になるノウハウがたくさんある。
・アングル
http://www.furutachi-project.co.jp/angle/
著者らが主宰するアイデアマン養成セミナー。
私が取材や旅行で訪問したアメリカというのは、観光客が見るアメリカでしかないのだろうなと、国際ニュースをみて思うことがある。中絶、児童虐待、同姓愛や同性結婚、銃規制など、性や暴力に関係する問題で、日本人の理解を超える激しい論争や暴動事件が起きる。それが本質的にどういうものなのか、実感がわかないのである。
中絶反対派が中絶手術を行う医師を殺してしまう、だとか、学校での銃乱射事件がある一方で、300万人の会員を誇る全米ライフル協会が政治に強大な影響力を持つこと、アメリカ男性の6人に1人、女性の4人に1人が子供時代に性的虐待を受けていることなど、事実は知っていても理解が難しい。
「
本書の第一の目的は、アメリカにおける性や暴力をめぐる問題の歴史的、法的、政治的、社会的、文化的側面を総合的に検証しながら、性や暴力がアメリカという国が抱える根源的課題を如実に反映している様子を浮き彫りにすることにある。
」
この本は性や暴力の特異国としてのアメリカを徹底分析する。
「
実は性をめぐる問題は、他者との関係をどう築くか、また暴力の問題は、紛争をどう解決するかという、ともに人為的な統合や理念先行の国家というアメリカが背負った宿命と深く関係している。言い換えれば、人為的な統合を宿命づけられた理念先行の実験国家であるアメリカは、性や暴力の問題が大きな社会的争点となるような構造をもともと内に抱えていると考えるべきなのだ。その意味では、性や暴力をめぐる問題は、アメリカという国家の本質に迫る重要な糸口であるだけでなく、この国の中枢に関わる現象としてとらえ直す必要がある。
」
アメリカの性と暴力は、ピューリタン入植にまで遡る。ピューリタンの禁欲的世界では姦通は死刑であり、性の誘惑に勝つことが美徳であった。婚姻外の性交渉や同性愛結婚は法律で厳しく規制されていた。20世紀にはいっても、特に黒人と白人の性交渉は極度なまでに警戒され、このルールを侵した黒人には凄惨なリンチが加えられた。
リンチとは開拓者コミュニティの自警行為に始まる超法規的暴力であった。リンチは人種隔離や死刑制度(現在も死刑囚の大半は黒人である)へと形を変えて連綿と続いていった。現代のベトナム戦争や湾岸戦争、アフガニスタン侵攻といった対外政策も、この脅威や異端の排除のための、リンチ暴力という見方ができると著者は述べている。
人為的な統合と理念先行の国家アメリカは、危険なほど性や暴力の問題と真正面から向き合う。とことんまで突き詰める。日本人はこうした問題を、個人レベルでもあからさまには語らないし、社会的な議題に設定することも少ない。激しく揉めるほど人々の価値観が違わないし、実際、なあなあで、なんとかなってきたではないかと思っている。なあなあでも、やはりまずいわけだが、この本に出てくるアメリカの危うさほどの大問題ではなさそうだ。
アメリカという歴史の浅い人工的な国家のいびつさが、性と暴力の問題に突出しているのだと思った。人種や階層間の格差の大きさもそれを激化させている。人間の営みは結局のところ、すべてシロクロつけられるものでもないし、無理に決めようとすれば暴力になってしまうということなのではないか。
「アメリカの保守」とともに、日本人にわかりにくい「アメリカの性と暴力」を理解するうえでよく書かれた本だと思う。
・ルート66をゆく アメリカの「保守を訪ねて」
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004412.html
世の中いろいろな仕事があるもので...。
「
いひん・せいり・ぎょう【遺品整理業】
一人暮らしの人が亡くなった際、遺族に代わり故人の日用品や部屋の片づけを引き受ける専門業者。遺産相続争い、遺族の不仲、故人の内緒の性癖......亡くなったが故に初めて露見するような、さまざまな人間ドラマに立ち会うことも数多い。また、故人の死因は自然死に限らず、自殺、殺人......さまざまである。
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殺人や自殺、行方不明の現場で、遺品の整理や現場の清掃を行うプロの著者が綴った衝撃的な事件簿が46本。
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人間は誰もが家族や親類縁者に看取られながら死んでいくわけではありません。誰にも知られることなく、孤独のうちにひっそりと亡くなっている人も少なくありません。それでもすぐに発見されればいいのですが、必ずしもそうはいきません。
季節によって違いはありますが、死後何日かたつと遺体は必ず腐敗して死臭を発しはじめます。部屋の中は日を追ってひどい状態になっていきます。そうなると部屋の中にあるすべての物に死臭が付着して離れなくなります。死臭のついた遺品を手元におきたがる遺族の方はそうはいきません。
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死臭漂う現場に入るのはプロでも勇気がいることのようで、毎回、気合を入れてドアを開けている。その先には、ゴキブリや蛆虫の大量発生、耐えられないほどの異臭、何日も放置された腐敗した遺体との遭遇など、我々にとっての非日常が、日常茶飯事にある。
遺品もさまざまである。大量のアダルトビデオやゴミの山、猫の大群を残していく人もいる。著者らは遺族や代理人の依頼で、その面倒な後片付けにを黙々と進めていく。
だが、現場より醜いのが、故人に無関心で自分勝手な遺族たち。業者任せで現場にも来ない。遺産相続でもめる。物理的にも心理的にもひどい状況の中で、著者は故人や関係者に対して、誠実に立派な仕事をしているなあと感心する。
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■外資系投資銀行・新人OLの青春物語!
外資系投資銀行の新人OLミヤビが、入社してから大規模M&A案件に挑むまでを描いた青春小説。経済の知識ゼロで入社してしまったミヤビは、右も左もわからない状態から、先輩社員の指導の元、大手化粧品会社のM&Aに挑む。徹夜でプレゼン資料を作成したり、同僚のリストラ、クライアントの接待、海外出張など、多彩な経験をして成長していくミヤビと先輩社員との淡いラブストーリーも見所です。軽快でわかりやすい文章を通して、経済、株式、企業ファイナンスなどの知識が楽しみながら身につくのも特徴。本物の投資銀行マンだった著者が、経験をフルに生かして書いた一冊です。
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さわやか!。
新入社員として投資銀行に入社した主人公の女性が、はじめてのことの連続に戸惑いながらも、最初のM&Aの大仕事をやり遂げるまでの奮闘記。著者の保田さん(男性だが)自身の投資銀行勤務の経験を活かして書かれている。外資系の投資銀行の仕事の概要や雰囲気を味わえる。
外資系の投資銀行は企業買収以外に何をしているのか、「デューデリ」「ビューティ・コンテスト」「レップス&ワランティ」など専門用語の意味、どんなムードの職場なのか、といった業界知識が小説に織り込まれていて自然に学べる。特に就職希望の学生におすすめ。
最近、経済評論家としてテレビ出演も多い保田さん。前作よりかなり小説書きとしても腕を上げられている。次は「ザ・ゴール」みたいなのを書いてください。あと、たまに遊んでください。
・ワクワク経済研究所LLP
http://wkwk.tv/
著者のサイト。
・ちょーちょーちょーいい感じ - ブログ|本日出版!「投資銀行青春白書」
http://wkwk.tv/chou/?action_xeblog_details=1&blog_id=1116
この本の出版に喜ぶ保田さんに書店で悲しい事件が(笑)。
PRの仕事に40年。その道のプロの(株)プラップジャパン(2005年ジャスダック上場)社長が語るPR論。自民党の選挙アドバイザーとして2005年の総選挙を圧勝に導いたことで有名になった。パブリックリレーションズとは「大衆や公衆、ひいては社会との関係を向上させて、良好なものにする行為」であると著者は定義している。
PR会社はクライアント企業をメディアに売り込んで記事にしてもらうパブリシティの仕事が主体である。広告をメディアに掲載する仲介料ビジネスである広告代理店とは異なる。自民党のほか、キシリトール、タマちゃん(アザラシ)、宮崎シーガイア、六本木ヒルズ、避妊用ピル、ヴィダルサスーン(シャンプー)など、著者の会社が関わった成功事例が次々に挙げられる。
成功事例はそれで楽しいのだが、第4章の「危機管理のエッセンス」が飛びぬけて面白くて、参考になった。同社は記者会見での対応訓練サービスを法人向けに提供している。言ったことを、メディアにちゃんと取り上げてもらうというのは平時のリリースでも難しいのだが、危機管理においてはさらに困難になる。
危機に際して記者会見する際の心構え。
1 記者から逃げない
2 情報開示の姿勢と誠意を示す
3 クイックレスポンスを心がける
4 答えは簡潔に
5 企業の論理を主張しない
という大きな方針が示される。これらの詳細なアドバイスが勉強になる。
たとえば、4の答えは簡潔になら「ポイントは三つ以内に絞るべきです。これはマジック・トライアングルと呼ばれている方法ですが、非常に有効です。「それについてはまず三つポイントがあります」と答えると記者はメモ帳に、1,2,3と番号をつけて、順番に聞こうとします。ですから、先方に話を聞く姿勢を作ってもらえるのです。しかも、ポイントが三つあれば、記者はそれを勝手に省略して記事にはしづらいので全部書かざるを得ません」。なるほど。
「ご承知のように」「言うまでもなく」「先ほども申し上げましたように」や、相手の言葉のオウム返しや「ノーコメント」はダメ。こういう手ごわい質問にはきをつけろリストがある。偉大なコミュニケーターのレーガン大統領の切り返し方「いやあ、その質問にはこんなふうに答えさせてもらおうかな」などノウハウが多い。
私はライターをしていたので、インタビューする側、つまり攻撃側のノウハウはだいたい知っている。この本では、逆に、防戦側のやり方が書いてあって新鮮だった。
2000年の雪印乳業の食中毒問題で社長が記者会見後、エレベータ前で記者にもみくちゃにされ、怒って「私は寝てないんだ」と怒鳴ってしまった失敗例。著者曰く、怒鳴った社長も論外だが、エレベータ前で記者に囲ませるような会見現場の「仕切り」の悪さを批判している。プロは視点が違うなと勉強になった。
経営トップ、役員補佐、広報、秘書の仕事をしている人に特におすすめ。