アイム・ゴーイング・トゥ・テル・ユー・ア・シークレット
・アイム・ゴーイング・トゥ・テル・ユー・ア・シークレット(DVD付)
「
1991年のツアー・ドキュメンタリー「イン・ベッド・ウィズ・マドンナ」から15年、
マドンナが再び全世界に贈る、感動と衝撃のツアー・ドキュメンタリー第2弾。
感動と衝撃のツアー・ドキュメンタリーDVD:『アイム・ゴーイング・トゥ・テル・ユー・ア・シークレット』に、マドンナ初のライヴCDをカップリングしたマドンナ史上、初のDVD+CD2枚組作品。
」
コンフェッションズ・オン・ア・ダンスフロア~ジャパン・ツアー・スペシャル・エディション(DVD付)
現在「コンフェッションズ・オン・ア・ダンスフロア」が売れている。このDVD+CDは2004年のツアー内容。マドンナは5年おきくらいに姿を変えて、世界の頂点に戻ってくる感じがある。ドキュメンタリDVDが素晴らしい。
マドンナは、ダンサーたちに神父や牧師の衣装を着させて、舞台で脱がせる演出を指導する。
「宗教は分裂するのよ こういう宗教的な衣装が 人々を分断するわ だから脱いで分断する理由をなくすの 皆の意識を一つにできる 宇宙の法に従って」
宗教をモチーフにした過激パフォーマンス。
ユダヤ教カバラの信者であるマドンナはイスラエルに乗り込む。危険だからやめておきましょうと困惑する現地ガイドの制止を振り切って、聖地を見学。ジョンレノンの「イマジン」も歌う。
「スターとテロリストとの違いは何だか分かる? 」
「ポップスターは交渉ができない」
千秋楽。バックステージで、ダンサーたちと手をつないで祈るシーン。全員の名前をひとりひとり呼びながら、感謝のねぎらいをかける。心がこもった言葉に涙ぐんでしまうスタッフも続出。
「イン・ベッド・ウィズ・マドンナ」以来、一層、説教臭くなったとも言えるのだが、人間的に一回り大きくなって魅力を増したようにも思える。このドキュメンタリがどこまで演出なのか分からないが、マドンナの自己プロデュースのうまさ、リーダーとしての統率力、周囲への気配りなど、何十年もエンタテイメントのトップに君臨できる秘密がわかったような気がする。