「人志松本のすべらない話」と「必笑小咄のテクニック」

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・人志松本のすべらない話
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「フジテレビ系にて三ヶ月に一度放送され話題に話題を呼んだ、深夜の人気番組「人志松本のすべらない話」がDVDで登場!松本人志をはじめとする精鋭たちが、誰が聞いても、何度聞いても面白い実話を披露するシンプルな番組。第1、2弾放送分を収録。「衝撃の未公開映像」「すべらない話のためになる話」などの特典映像も収録。 」

会社のテレビで番組を偶然、発見して笑いが止まらず、速攻でDVDを注文。

サイコロを振って出た目の芸人が「すべらない話」をする。何度同じ話をしてもよい。司会進行兼参加者は笑いの天才、松本人志。基本は1,2分の小咄だが、数秒で終わるものもあるのだが、どれもきっちり笑わせてくれる。「イヌのタロ吉」という言葉を聞いただけで、吹き出すようになってしまった。どうしよう。

こうした小咄のパターン分析をした本を同時に読んでいた。DVD「すべらない話」の多くが確かにこの本のパターンに該当しているなと思って感心した。著者は残念ながら最近他界された名エッセイストの米原万里氏。


・ 必笑小咄のテクニック
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目次:

詐欺の手口
悲劇喜劇も紙一重
動物と子どもには勝てない
お株を奪って反撃
木を見せてから森を見せる
神様は三がお好き
誇張と矮小化
絶体絶命の効用
言わぬが花
悪魔は細部に宿る
権威は笑いの放牧場
耳を傾けさせてこその小咄

世界の有名な小咄や著者自身の創作小咄が多数、例示され、なぜ可笑しいのかの構造分析が続く。営業マンや教員などにとっても小咄は効果的なコミュニケーションツールになる。自分なりの小咄を開発したい人にとってのヒントが多い。


ところでDVD「すべらない話」を観ていて思ったのが、小咄自体の出来も重要だが、何を喋っても可笑しく聞こえる空気というのがあるなと感じた。笑いの天才はそうした空気を作り出すのが上手だ。秘密は実は喋っていない間(マ)にこそありそうである。

・ もっと笑うためのユーモア学入門
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000892.html

コメント(1)

はじめまして。
この松本の番組、僕もテレビで見ました。
おっしゃるとおり、ネタも秀逸ながら、笑わせる間というか空気をつくるのがうまいんでしょうね。
また見させてもらいます。

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このページは、daiyaが2006年8月 3日 23:59に書いたブログ記事です。

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