古いバージョンのブラウザを再現するMultiple Explorers
・Multiple Explorers
http://www.quirksmode.org/browsers/multipleie.html
ここで配布されているファイルを使うと、Internet Explorer(MSIE)のバージョン3、4、5.01、5.5、そして現状の6や7を、デスクトップ上で同時に起動できる。Web制作のブラウザ互換性チェック用に有志が開発し、配布している。インストールは不要なので、同時に使うことができる。
上の表示は3の例である。ツールバーやアイコンのデザインが懐かしい。MSIE3では標準設定でホームに設定されているMSNのサイトはもはやうまく表示できない。(残念ながらこの3は純粋に英語版で、日本語が表示できなかった。)。このバージョンが使われていたのは日本では1996年頃であった。
・米Microsoft Internet Explorer 3.0を13日に公開
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/960812/ie30.htm
・Netscape Navigatorのバージョン3.0β5が公開される
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/960629/nsnav3b5.htm
・マイクロソフトが「Internet Explorer 3.0β2」の日本語版を公開
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/960722/ie30b2j1.htm
・Internet Explorer 3.0 正式版のダウンロード数が、百万を越える。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/960820/ie30mill.htm
そういえば最近、実家に帰ったところ、Netscape Navigator3.0の箱が見つかった。箱があるってどういうこと?と言う読者も今となっては多そうであるので説明すると、当時、Netscapeのブラウザは店頭価格5000円くらいで販売されていたのである。
・Netscape Navigator 3.0日本語版発売
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/961105/netscape.htm
「Netscape Navigator 3.0日本語版を発売
'96/11/2 発売
標準価格:6,000円
連絡先:
東芝情報システム株式会社 Tel.044-246-8420
日本ソフトバンク STIサービスセンター」
MSIE3が出た頃はシェア的にもNetscapeのブラウザの方が人気があった。Netscapeブラウザは同社のサイトから期間限定の試用版を無償でダウンロードできた。バージョンアップが頻繁であったため、ほとんどのユーザは再インストールやアップグレードすることで、当時もタダでブラウザを使うことはできた。しかし、ダイヤルアップ接続ではダウンロードに時間がかかった。手間が面倒なユーザは製品版を購入していたのである。
ちなみにこのブログの読者のブラウザシェアはMSIE系が7割。
数字が小さいのでグラフには出てこないが、直近4ヶ月間ではNetscape 3.01が0.6%ほど存在している。MSIE3のユーザは存在していないらしい。