2006年8月アーカイブ
「
1 複眼思考とは、ありきたりの常識や紋切り型の考え方にとらわれずに、ものごとを考えていく方法のこと。
2 常識にとらわれないためには、何よりも、ステレオタイプから抜け出して、それを相対化する視点を持つことが重要。
3 知識も大切だが、「正解」がどこかにあるという発想からは複眼思考は生まれない。」
全国3万人の大学生が選んだ「ベストティーチャー」が語る多角的な視野の持ち方、考え方論。創造的読書法、考えるための作文技法、問いの立て方・質問の仕方、関係論的なものの見方など、学生だけでなく社会人にとっても大切な「自分の頭で考える」方法論をわかりやすく説く。
私の場合、調子よくしゃべっているうちに自論に惚れこんで、大局を忘れてしまうことがあるなあと思う。今日もあった。私は午後、「革命的に素晴らしい検索サービス」を思いついたので、社内会議で延々としゃべった。内容に矛盾はなかったのでロジックはしっかりしていたと思う。事業プランとして社内で合意を得た。
そこで勢いに乗った私は、師匠にも話に行った。ところが師匠曰く「橋本さん、それ、やってもいいけど、ずいぶんニッチなサービスだよねえ」という評価をもらって、少し我に返った。神は細部に宿るという言葉がある。面白い細部に夢中になると、大局を忘れてしまう。この本のいう複眼思考も、全体と部分という二つの角度から見直せという話でもある。(それでも、そのプランは実行するつもりだが...)。
ものごとの二面性に注目する、関係のなかでものをとらえる、メタを問う。
概念はサーチライトであり個別具体を照らし出す道具だが、強すぎる概念には気をつけろという注意は参考になった。たとえば「構造」「個性」「権力」というビッグワードが強すぎる概念である。それは構造的な問題だ、とか、個性が大切だとか、権力に立ち向かえという言葉は、考えてみるとサーチライトとして照らし出す意味が広すぎる。そういうときは言い換えてみよと教えている。
「画一的な校則の強制は生徒の『個性』を育てない」
は、
「画一的な校則の強制は『生徒ひとりひとりが自分なりによいところと思っている特徴(=個性)を伸ばすことを難しくする』」
といった具合に置き換えてみれば、何を言っているのかはっきりする。
IT業界のコンサルタントも気をつけないといけない。
「ネットの『クチコミ』で広めましょう」 < 企画の万能最終兵器「クチコミ」キター
「『コンテンツ』が重要なんです」 < というか、それがすべてではないのか?
「『ロングテール』に『最適化』した『ビジネスモデル』」 < 決め手がないということか?
天才の創造性は「ランダムな変異から、優れたものを選択して残す」やり方にあると著者は自論を展開している。ダーウィンの進化論、自然淘汰の仕組みと同じである。
「
自然界が手当たりしだいに新たな可能性を生むように、天才はバラエティ豊かな代替案をいくつも思いつき、いくつもの推測を生みだす。そこから最良のアイデアを選り分け、さらに発展させたり改善するのに使う。
」
「
驚異的にクリエイティブな天才は、二、三の限られた偉業を行ったと広く思われているがこれは誤解だ。トーマス・エジソンは白熱灯と蓄音機の発明で知られているが、彼は1093もの特許を取得した。エジソンは創造をただの地道な努力の結果と見ている。電球が長持ちするフィラメントを作るのに何千回も失敗したのに、なぜあきらめないのかと助手に聞かれ、エジソンは質問の意味がわからないと答えた。彼にしてみれば失敗は一つもなかった。ただ、うまくいかない方法を何千も発見しただけだ。
」
もちろん、普通は多数のアイデアを生み出すこと自体が難しい。
この本は、ひとつのアイデアが別のアイデアをうむような連鎖反応を起こすための視点変換術、斬新な組み合わせを作る方法、集団で発想する方法、素晴らしいアイデアの作り方といった思考方法の理論とテクニックがテーマだ。
テーママップ、MY法、システムマップ、SCAMPER法、フィッシュボーン・ダイアグラム、真北思考法などなど、何十もの思考法とその使い方が解説されている。すぐに実践できそうなもの、やってみたいものが、いくつか見つかった。
「質問の仕方を変える」というのは簡単だが効果がありそうだ。トヨタで「どうしたらもっと創造的になれるか?」と従業員にアイデア募集しても提案はなかったが、「もっと仕事を楽にするにはどうしたらいいか」に言い換えたら洪水のようにアイデアが寄せられたという。「どうしたら売り上げが伸ばせるか」「どうしたら受験に合格するか」と悩んでいるより、どうしたら楽に○○できるか?と問い直してみたら、根本的な原因や解決の糸口がみつかりそうである。
そしてなにより、追い求めるテーマに対する情熱的なしつこさが最終的には重要みたいだ。
アインシュタインは彼自身と平均的な人の違いを尋ねられて「干し草の山から針を探せと言われたら、普通の人は針を一本見つけた時点でやめるだろうが、私はほかにも針がないか、干し草の山全体をしらみつぶしに探す」と答えたそうである。
情熱的でいられることが、才能の本質なのかもしれないなと思った。
・発想法―創造性開発のために
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003913.html
・企画がスラスラ湧いてくる アイデアマラソン発想法
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000904.html
・創造学のすすめ
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000846.html
・分かる使える思考法事典―アイディアを生み出し、形にする50の技法
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000725.html
・デスクトップ発想支援ツール
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000139.html
・アイデア・ブック スウェーデン式
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004203.html
・ひとつ上のアイディア。
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004030.html
・発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000275.html
・Make: Technology on Your Time Volume 01
これは面白い!。
モノを作る個人のクリエイティビティを次々に紹介していく本である。
スーパーマーケットのショッピングカーにエンジンを取り付けてゴーカートを作る人、アフリカの巨大ゴキブリを頭脳とするロボットを作る人、自宅で低温核融合の実験を続ける学者、中古マウスを自律センサーで動き回るロボットに作り変える人、VHSビデオを猫の給餌マシンに作り変える人、などなど。
クリエイティブで、少しクレイジーなものづくりの現場のドキュメンタリがカラー写真と解説で数十本。
時間があったらやってみたいと思ったのが「カイトフォト」と「ドロイドビルディング」。どちらも見ているだけでワクワクする趣味だ。
カイトフォトは凧に自動撮影機構つきカメラを取り付けて、上空へ飛ばして、航空写真を撮影するもの。飛行機に乗らなくても、上空から見下ろすパノラマが撮影できる。気持ちが良さそう。
・日本カイトフォト協会
http://www.interq.or.jp/japan/jkpa/
ドロイドビルディングは、スターウォーズのロボットを自作で再現する趣味。世界中に制作者がいて、R2D2の頭のドーム部分などは、皆が必要としているので、売られているそうである。映画に登場するR2D2を忠実に再現すると、三本目の足をおろすことはできても、引っ込められなくなるそうだ。だからビルダーの間では、オリジナル設計者よりも踏み込んで可動部のデザインをしなければならないことは常識らしい。
・Astromech Gallery - Astromech.net
http://www.astromech.net/Lists/Galleries/astromechs/Default.htm
なお、この本は米国の雑誌「Make」日本語版で、年に2,3冊出版されるとのこと。これはその日本第一号である。出版社はオライリー。ソフトウェアエンジニアの関心もくすぐるように、ハードウェアハッキングの楽しさが紹介されている。
・makezine.com: MAKE: Technology on Your Time
http://www.makezine.com/
必ず次号も買うと思う。
「韓国ではもはや「反日」は時代遅れである」
毎日新聞ソウル支局に1999年から2004年まで勤務したジャーナリストの本である。著者は学生時代にも韓国留学しているが、10年を経ての韓国は「まるで別の国に来たのだろうか」と思わせるほど変化していたそうである。
経済復興を成し遂げて自信を持った21世紀の韓国。かつての「反日」は日本が経済的に先を行く特別な国であるという前提があった。ところが経済的に追いついて、日本は特別ではなくなり、むしろ、外国の一つ程度の意識になった。ある意味、日本はどうでもよくなった。
メディアが報じる「日の丸を燃やす人々」は一般の韓国人の感情を代表するものではないという。現在の韓国人が意識しているのは日本ではなく、米国であり、反米、嫌米の割合が急速に高まってきているそうだ。メディア報道の見方、各種統計データの読み方が勉強になる。
私は韓国は詳しくないのだが、最近の韓国の映画の素晴らしさに感動している。アイドル中心のTVドラマ韓流ブームは別に、まっとうな映画のクリエイティビティという点で、もはや日本映画を超えている気がするのだ。少なくとも私にとっては、映画のMade in Koreaはブランドである。韓国の方がハリウッドに近い。
たとえばこの4作を観てみたらわかってくれる人もいそうに思う。
・イルマーレ
「韓国発、手紙がとりなす、切なくて忘れられないラブストーリー。主演は「猟奇的な彼女」のチョン・ジヒョン。さとう瑞緒が吹き替えを担当。」
・シルミド
「1968年4月、死刑囚ら31人の重犯罪者たちが無人島のシルミ島に送られた。そこで彼らは刑の帳消しと引き換えに、北朝鮮の最高指導者・金日成の暗殺を命じられ、極秘の暗殺部隊へと成長していく。だが政府の外交政策の転換で暗殺計画は中止。しかも政府はこの部隊の抹殺を軍に命じるのだった…。」
これらの作品を見て、共感感動すると同時に、微妙な感性の違い、社会構造の違いも意識することになる。高いクリエイティビティに触れて自然に韓国って凄いなとレスペクトの念がわいてきた。
政治や歴史に関心が薄い「若い世代」の話がこの本にも出てくる。日本の若い世代も同じである。儒教文化の韓国においては過去の清算なくして未来の対話がありえない、という前提が崩れつつあるのかもしれない。「正しい歴史認識」の話を解決するために、まずは文化交流が突破口になるのではないかと感じた。
北朝鮮をどう見ているか、南北統一の現実感はどの程度か、など国際関係の理解に参考になる情報も面白い本だ。
・CNET Japan Innovation Conference 2006 Autumn
「Web 2.0時代に成長するテクノロジー企業の戦略」
CNET Japanのイベントが開催されます。
パネルディスカッションのパートで私も出演します。
日時 9月26日(火)12時30分開場、13時00分開演
会場 ラフォーレミュージアム六本木(東京・港区)
主催 シーネットネットワークスジャパン株式会社
参加費 7,350円【税込】 定員300名(定員に達し次第、締め切らせていただきます)
参加対象
IT業界のトレンドをキャッチアップされたい方(特に経営者層)
ITやインターネットを活用したビジネス戦略に関心の高いマネージャ層
ビジネスに新しいテクノロジーを活用したいと考えるビジネスパーソン
インターネットの最新技術やサービス動向に敏感な方(ブロガー等)
「
インターネットの普及によって市場のルールが大きく変わり、時代の変化に乗って急速に成長する企業が登場しています。これらの企業のビジネス、プロダクト、サービス、コーポレートカルチャーは、これまでの企業のそれと何が違うのでしょうか――。
最近では「Web2.0」というキーワードによって、ひとくくりにされて語られることが多い昨今ですが、単に「Web2.0とは何か」を理解するのではなく当事者が語る言葉の中にこそ、その企業の強みがどこにあるのか見えてくると考えます。
CNET Japanでは、昨年2度にわたって開催したイベント「CNET Japan Innovation Conference(CJIC)」を今年も開催し、成長を続ける企業のキーパーソンらの言葉から、Web2.0時代における成長の秘訣を探ります。
」
よろしくお願いします。
■パネルディスカッション 16:45〜17:35
いまこれが熱い米国のWeb2.0サービス(仮題)
データセクション株式会社
代表取締役
ブログ:情報考学 Passion For The Future
橋本大也氏
ウノウ株式会社
代表取締役
ブログ:suadd blog
山田進太郎氏
株式会社富士通総研
経済研究所上級研究員
CNET Japan連載:ネット企業トレンドウォッチ
湯川抗氏
モデレータ
渡辺聡事務所代表
CNET Japan Blog:情報化社会の航海図
渡辺聡氏
・SONY インターネットテレフォン 「マウストーク」 ブルー[VN-CX1/L]
インターネット電話のSkypeは便利だが、PC付属スタンドマイクや、ヘッドセットを使って通話をするのは、どうもしっくりこない。この違和感はやはり受話器を手にしていないからだ。携帯電話だって、固定電話の受話器の形をしているではないか。フリーハンドだと落ち着かないのだ。
そこで導入したのがVaioブランドでSkype機能を搭載したマウストーク VN-CX1。通常はマウスの形状でマウスとして使えるが、二つ折り部分をパカっと開くと受話器の形状になる。同時にPC側ではSkypeが起動する。受話器感覚でSkype電話ができる。
通話中は、ホイール部分をスクロールすることで音量調整が可能。さらにホイール部分を押すことでマイクを切ることが出来る。本体を閉じれば通話は終了し、マウスに戻る。通話中はマウスとして使えないのは唯一の難点。
誰かから着信がある場合は、マウスの上部ライトが光り音を鳴らして教えてくれる。サイドボタンを押すと直角に折れて固定され、ハンズフリーの通話もできる。
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ノーベル物理学賞受賞者ロバート・B・ラフリンが語る物理学の未来。
16章のエッセイを通じて、科学における還元主義の終焉と、創発主義の時代の到来を予言している。
「私は時代という考え方が好きではないが、しかし現在、科学が還元主義の時代から創発の時代へと変わりつつあり、物事の究極の原因探しが部分の振る舞いから集団的な振る舞いへと移行しつつあるという、好ましい状態になるかもしれないとは考えている。」
創発の代表例として物質の相転移が挙げられている。相転移がいつ起きるかを、その物質を構成する原子ひとつを見て、演繹的に言い当てることは不可能だ。相転移は集団的な現象であって、原子ひとつでは起きないからだ。多は異なり。たくさんの原子が集まって、何らかの条件で系が組織化されているとき、相転移は起きる。マクロなレベルでは条件は安定しているから、水が沸騰する条件は容易に言い当てあることができる。
「「ミクロな法則は真であり、おそらく相の原因となりうる。したがって、演繹的に証明はできないものの、ミクロな法則が相の原因であると確信できる」。この主張は信頼でき、私は正しいと考えているが、「原因」という言葉に普通とは違う意味をもたせるという、奇妙なニュアンスを帯びている」
伝統的な科学は物質の究極的な基本構成要素を探してきた。顕微鏡の精度があがるたびに、分子や原子、電子や陽子や中性子、クォーク、そして超ひもなどの、より小さな単位を発見した。しかし、量子レベルの振る舞いは、マクロのレベルとはまったく異なる法則に支配されていることも知った。
それでもなお多くの科学者は、法則をたくさん発見して束ねていけば、万物の振る舞いを説明することができると信じている。この決定論的還元主義に固執する態度に対して、著者は強烈に異を唱えている。
なぜそうなるのかを第一原理から演繹することができないのが、創発現象である。創発主義では、単純な存在が集まることで新たな自然法則を生み出していると考える。そこでは法則が組織化を作り出すのではなく、組織化が法則を作り出している。
著者はノーベル賞受賞者のパーティで「今でもアインシュタインは正しいのか」という質問に対してこう答えている。
「アインシュタインの考えは確かに正しく、その証拠は日々目にできるが、この質問が本当に意味しているのは、相対論が正しいかどうかというよりも、数々の基本的な事柄は重要なのかどうか、そしてそれらはまだ発見されていないのかどうか、ということだろう。」
そして、究極の微細な構造を操作するナノテクノロジーや、測定精度があがれば科学が終焉すると言う考え方に対して、徹底的に批判を浴びせている。そこを探せば無数の未知の現象やミクロの法則が見つかるだろうが、それらを再構成しても私たちが知りたい世界の説明は見つからないだろうと予言している。
この本は全編が皮肉とユーモアにあふれている。優秀な若者がシリコンバレーのベンチャーに身を投じることや、科学的な創造性を捨てて実利の技術や、政治的に注目されている課題に注力する若手を冷笑する。現代物理学の権威の大放言大会であるが、科学の未来への情熱がギンギンに感じられて、圧倒される。
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面白い教科書がないと考えたベストセラー作家ビル・ブライソンは3年間をかけて、多数の科学者に取材し、世界の成り立ちすべてを、わかりやすく説明してみせた。677ページもあるので持ち歩いて電車で読むには重い。寝床で寝転がりながら、少しずつ、大切に読み進めた。読む価値のある科学史の名著。
ビッグバンによる宇宙の始まりから、地球が誕生し、生命が生まれ、進化し、人類が誕生するまでの百数十億年の歴史が30章で語られている。各章には最新の科学でわかっている事柄と、それを解明した科学者のドラマが詰まっている。
一般読者向けのわかりやすい要約が素晴らしい。たとえば、アインシュタインの特殊相対性理論の方程式 E=mc2についてはこんな風に説明している。
「
学校で習ったのを思い出す人もいるだろうが、方程式のEはエネルギー、mは質量、c2は光速度の二乗を表わす。ごく簡単に説明すれば、この方程式は、質量とエネルギーが同等であることを意味している。それらふたつは、異なる形態を取った同じものと言える。エネルギーは解放された物質で、物質は解放を待つエネルギーなのだ。C2は桁外れに大きな値だから、つまりこの方程式は、あらゆる物質に大量の───とてつもなく大量の───エネルギーが閉じ込められていることを示す。
」
どのくらい大量かの具体的な説明が続く。比喩でビジュアライズするのがうまい。
科学の授業らしく、本論を脱線して興味深い逸話をたくさんとりあげる。
「
今までに科学調査を目的に行われた現地調査のなかで、参加者同士が最も不仲だったものを選べといわれたら、1735年にフランス王立科学アカデミーが派遣したペルー調査隊を挙げておけば、まず間違いはない。水文学者のピエール・ブーゲと軍人で数学者のシャルル・マリー・ド・コンダミンに率いられてペルーに赴いた一隊だ。目的はアンデスを山越えしての三角測量。
」
地球の大きさを測るには、フランスで測っても同じなのに、そのほうが冒険的だからというだけの理由で、アンデスへ赴き、無為に10年を過ごした探検隊の話だった。科学者なのに合理的に振舞わない人たちのこうした悲喜劇は意外な発見につながったりもしていることを教えてくれる。
「知っていることすべて」を集めても、人類はまだ宇宙がどのようにして始まったのか、生命がどうして誕生したのかなどの大問題について、ほとんど答えることが出来ない。科学は最新の仮説を提供しているだけで、ある意味、神話と同じかもしれないと感じた。
「
事実、非常に基本的なレベルでさえ、わからないことがあまりにも多い。とりわけ不思議なのは、宇宙が何でできているのかという点だ。宇宙全体を維持するために必要な物質の量を科学者たちが計算すると、いつもはなはだしい不足が生じる。少なくとも宇宙の90パーセント、おそらく99パーセント近くが、フリッツ・ツヴィスキーの唱えた”暗黒物質”でできているらしい。
」
この本を読むと、最新の仮説集である近代科学の全体像が一望できる。分厚い本だが、科学の数百年分の要約であるから「短い」のだ。大変な満足感を味わえる一冊。おすすめ。
・ガリレオの指―現代科学を動かす10大理論
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002797.html
・ビッグバン宇宙論 (上)(下)
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004613.html
・はじめての“超ひも理論”―宇宙・力・時間の謎を解く
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004230.html
・ホーキング、宇宙のすべてを語る
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004047.html
・奇想、宇宙をゆく―最先端物理学12の物語
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003562.html
・科学者は妄想する
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003473.html
・プリンストン高等研究所物語
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003621.html
8月29日に第6回 テレビとネットの近未来カンファレンスを開催します。今回は著名なオーディオビジュアル評論家の麻倉怜士氏にご登場いただき、映像2.0の世界を考えてみる予定です。
【テーマ】「映像デバイスの未来、ブラウザメディアの未来」
フルHD液晶TV、ブルーレイ、HD-DVD、PS3、フル録画HDD、携帯プレイヤー、動画投稿サイト、そして”ネットTV”
AV機器とPC、ネットワークデバイス、そしてWeb2.0ビジネスが急接近!する今日、この頃。
地デジによる、チャンネルスイッチのディレイや、ハイビジョンレコーダーで録画したものを保存するのに、次世代DVDが連動できていない。DHCPのおかげで、フルハイビジョン対応のPCモニターに地デジが写らない…。ゆきすぎた著作権管理の上にコンテンツが流通しなくなるという時代を向かえ、ユーザーの不在化する、映像デバイスの未来を、ウェブ2.0的なマッシュアップ感覚でブラウザメディアとしてのカタチを新提案するプログラムです。
ゲストに映像業界の第一人者の麻倉怜士氏を向かえ、近未来のテレビとネットワークを予測するセッションをおこないます。
【内容】
第一部 テレビとネットの最前線
株式会社メタキャスト代表取締役 井上大輔スニークプレビュー
第二部 「映像デバイスの未来、ブラウザメディアの未来」
神田敏晶 & 橋本大也 &麻倉怜士(スペシャルゲスト)
【日時】2006年08月29日(火)19:00会場 開演19:30〜21:00
【費用】3,000円
【場所】日本青年館中ホール
http://www.nippon-seinenkan.or.jp/hotel/access/kotsu_col.JPG
地下鉄銀座線 外苑前駅より徒歩7分(渋谷寄り改札口を出て、3番出口)
【ゲストプロフィール】
麻倉怜士氏
あさくられいじ・経済紙記者を経てオーディオビジュアル評論の世界へと進む。コンピューター&マルチメディアに関する知識も豊富で、今、話題のディスクレコーダーに関する情報収集力とその蓄積で右に出るものなし。エアチェックマニアとしても有名で、およそ30畳の自宅AVルームには、そのコレクションが渦高く積まれている。バルコの3管式フロントプロジェクターとソニーのQUALIA004SXRDフルHDプロジェクターによる大画面と、JBLのフロア型スピーカーの名器 S9500で、好きな映画とオペラを鑑賞するのが日課。QUALIA004には、同じQUALIA001 クリエーションボックスを接続して、その画質を一層ブラッシュアップしている。最近では、津田塾大にて音楽関連の講師として教鞭をとることも。クルマは2台のキュートなフレンチ!
http://www.asahi-net.or.jp/~FD4T-IZM/profile.html
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0410/29/news044.html
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0508/31/news065.html
http://it.nikkei.co.jp/digital/column/asakura.aspx
叩きのめさず、叩きのめされずに、すがすがしく自己主張するのがアサーティブ交渉術。「話し上手」になるのではなく、「聞いてもらい上手」になりましょう、というのがこの本の趣旨。
相手が聞きたい話をして、YESをもらう方法として、
1 言い訳をしない
2 優先順位をつける
3 時間を区切る
4 きちんと言い切る
というポイントが挙げられている。
× 「今日はとりあえず、ごあいさつということで」
○ 「新製品のメリットをお伝えしたい」
というわけだ。
そして、相手が聞きたいことは何かを考えて、
× 「社運を賭けた新製品を、ご紹介したい」
○ 「御社のコスト削減に役立つ新製品の特徴をご理解いただきたい」
というように、最初の説明で、Win-Winの関係を作れば、言いたいことを言っても、YESがもらえる。
アサーティブ交渉のために、、
15秒のインパクトを与えるスピーチ
90秒の納得感を与えるスピーチ
の2つのスキルを強化せよ、と著者は説く。
・「昨今のビジネス環境」を語るべからず
・「自己アピール」と「自慢」をしっかり区別する
・「がんばります!」ですまさない
など、やってしまいがちなポイントの具体例と、こう直すとよくなるという模範例に、納得する。
90秒スピーチは、あいさつ、名乗り、アイスブレイク、予告、本論、結びの6パートで構成せよ、としている。いくつかの選択肢を選ぶだけで、自分版の90秒スピーチの台本ができあがる「プリフィックスメニュー」はとても参考になった。
・一瞬で信じこませる話術コールドリーディング
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003895.html
・人を10分ひきつける話す力
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003857.html
・ワルに学ぶ「実戦心理術」
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003180.html
・NYPD No.1ネゴシエーター最強の交渉術
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003031.html
・トップに売り込む最強交渉術
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000324.html
・心の動きが手にとるようにわかるNLP理論
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000609.html
・「できる人」の話し方、その見逃せない法則
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000445.html
・悪の対話術
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002109.html
・ハーバード流「話す力」の伸ばし方!―仕事で120%の成果を出す最強の会話術
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000228.html
・パワープレイ―気づかれずに相手を操る悪魔の心理術
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000150.html
・ソリューション・セリング―賢い売り手になるための10の戦略
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000145.html
・外見だけで「品よく」見せる技術 ファッション、しぐさ、話し方
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003381.html
・話し方の技術が面白いほど身につく本
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001029.html
・人生を変える黄金のスピーチ〈上〉準備編―自信と勇気、魅力を引き出す「話し方」の極意
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001456.html
・人生を変える黄金のスピーチ〈下〉実践編―自信と勇気、魅力を引き出す「話し方」の極意
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002404.html
・AllKill
http://www3.plala.or.jp/kazuasa/allkill.html
CD-R/DVD-Rを焼く、映像をエンコーディングする、3Dのレンダリングをする、ゲームをする、などメモリを目一杯確保し、不要なアプリの割り込みから、解放されたいときに、使えるアプリ全終了ツール。
設定画面で、起動させて起きたいアプリを選び、実行をクリックすると、ばっさりその他のアプリケーションが終了する。システムに関わるが、目的の処理には必要がないアプリまで削ってしまうことが出来る。たとえば、DVDを焼くために、ネット接続は不要なので、極限までネットワーク系のシステムアプリを停止させるといった具合。
私の端末(768メガ搭載)で、メモリ監視アプリを使って計測してみたところ、100メガバイト以上もメモリを確保することができた。
「
AllKillの概要
全てのアプリに終了を通知し、システムリソース、メモリを空けます。
タスクトレイに常駐している赤外線モニタとかタスクスケジューラとかも終了出来ます。
○以下の様な場合に使用することをお勧めします。
・CD−Rを焼く際に、不要なアプリを終了させたい。
・ソフト開発で大きいプロジェクトを修正するため、メモリを空けたい。
・複数のアプリを快適に動作させたい。
・元から入っている、よくわからないアプリは終了させたい。
○オプションにより、初級者用と上級者用があります。
・初級者用:安定した環境を守りながら、不要なアプリを終了します。
・上級者用:オフライン作業などで最低限必要なアプリ以外を終了します。
・TCP Monitor Plus
http://hp.vector.co.jp/authors/VA032928/
LANやインターネットのトラフィック量表示やIP監視、セッション状態のモニタリングと、NSLOOKUP、NETSTAT、WHOISの機能を持つ。タスクトレイに常駐させることができるので、トラブル解決に役立つ。グラフ表示が美しく、機能別にタブ管理できるインタフェースがわかりやすい。
ログは必要な情報をフィルターしてテキスト保存できるので、ネットワーク管理者同士の情報交換にも使える。以下は統計情報の出力結果例。
----- IP統計値 -----------------------------------------------------
IPフォワーディング Enabled
親データグラムのTTL 128
受信データグラム数 106,560
受信ヘッダー・エラー数 0
受信アドレス・エラー数 643
進められたデータグラム数 0
未知プロトコルの受信データグラム数 0
廃棄した受信データグラム数 240
伝送した受信データグラム数 106,320
要求された送信データグラム数 68,082
廃棄したルーティングデータグラム数 0
廃棄した送信データグラム数 0
ルートを持っていないデータグラム数 0
再構成のタイムアウト値 60
再構成を要求するデータグラム数 0
再構成されたデータグラム数 0
再構成できないデータグラム数 0
断片化されたデータグラム数 0
断片化されないデータグラム数 0
フラグメント数 0
インターフェースの数 3
このPCに関連したIPアドレスの数 3
IPルーティングテーブルのルート数 8
----- TCP統計値 ----------------------------------------------------
再送信タイムアウトのアルゴリズム Van Jacobson's Algorithm
再送信タイムアウト最小値 300
再送信タイムアウト最大値 120,000
最大接続数 無制限
アクティブ・オープン数 920
パッシブ・オープン数 15
接続に失敗した数 12
リセットされた数 252
現在確立している接続数 5
受信セグメント数 94,245
送信セグメント数 56,041
再送セグメント数 40
受信エラー数 0
リセットされた送信セグメント数 249
接続の累積数 14
----- UDP統計値 ----------------------------------------------------
受信データグラム数 11,779
受信データグラムの廃棄された数 300
受信データグラムのエラー数 0
送信データグラム数 11,593
UDPリスナーテーブルのエントリー数 18
----- ICMP統計値 ---------------------------------------------------
受信 メッセージ数 7
エラー数 0
伝達不能メッセージ数 4
TTL超過メッセージ数 0
パラメーターエラー数 0
リクエスト取消数 0
リダイレクト数 0
エコー・リクエスト数 0
エコー・レスポンス数 3
タイムスタンプ・リクエスト数 0
タイムスタンプ・レスポンス数 0
アドレス・マスク・リクエスト数 0
アドレス・マスク・レスポンス数 0
送信 メッセージ数 7
エラー数 0
伝達不能メッセージ数 4
TTL超過メッセージ数 0
パラメーターエラー数 0
リクエスト取消数 0
リダイレクト数 0
エコー・リクエスト数 3
エコー・レスポンス数 0
タイムスタンプ・リクエスト数 0
タイムスタンプ・レスポンス数 0
アドレス・マスク・リクエスト数 0
アドレス・マスク・レスポンス数 0
キャッチコピーのつくりかた本はたくさん出版されているが、実際に誰にでも書ける方法が書いてある本は少ない。抽象論や有名なキャッチコピーの事例解説だけを述べられても、プロの感性がなければ、なかなかコトバがでてこないものだ。
この本には、プロでなくても、誰にでも、それっぽいキャッチコピーをつくる方法論が書いてある。人から訊いたコトバをそのまま素直に使ったら、いいコピーになる、というノウハウだ。
「強いコトバを集める3つの質問
1 なぜ買ったの?
2 その商品は、あなたに何を与えてくれるの?
3 それを使うと、どんな気持ちになる?
」
こうして集めたコトバを本書で解説する「10の方法論」で整形すると、売れるコピーができあがる、と著者は教えている。人の素直なコトバをそのまま使う方が、ヘンに素人が加工するよりも、活き活きとしたチカラのあるキャッチコピーになるというわけだ。
本当は人に訊くべきなのだが、読みながら、自分一人でやってみた。
私は風邪を引くと薬屋で総合感冒薬を買うのだが、基本的に、一番高くて効能書きの多いものを買うことにしている。だってそれが訊きそうだからだ。風邪が1日早く直るならプラス1000円は惜しくない投資だ。
だから、ハイエンドの総合感冒薬の広告に、
「一番、高いから買いました」
は確かにアリな気がする。
以前、書いた気がするが、DVD-Rメディアを買う際には、「That's」ブランドを買うことにしている。太陽誘電はOEMメーカーで、品質が高いと知っているからだ。秋葉原あたりのショップでは、某社のDVD-Rのパッケージの棚のPOPに「中身は太陽誘電です」と書いてあったりする。
「安心を買ってます」
は、私の答えであると同時に、反応してしまうコピーになる。
ネットワーク製品はなるべく最大シェアのブランドを買うことにしている。ユーザが多いと、ネットの検索で他の利用者のトラブル解決例や活用法がいっぱい見つかるからだ。Linux用ドライバも存在する可能性が高い。だから、LANカードやハブ、ルータなら、
「検索したら5万件もでてくる機種です」
は悪くないコピーだ。
この手法なら、製品の特徴や市場ポジションなんて、考えなくてもいいのだ。ただ人に訊けばいいのだから。ほかにも素直なコトバを集めるためのツールとノウハウがいくつも紹介されている。
この本自体に対して3つの質問に、答えてみると、
1 なぜ買ったの?
「表紙が黄色くて売り場でダントツ目立っていたから」
2 その商品は、あなたに何を与えてくれるの?
「私にもできそうな自信」
3 それを使うと、どんな気持ちになる?
「キャッチコピーって簡単なんだ〜」
こうした素材を加工するアイデアと事例が後半に詳しい。
・全米NO.1のセールス・ライターが教える 10倍売る人の文章術
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004488.html
・書評 一覧 「文章・表現」についての本
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/cat_bookspresentation.html
純粋に読者の皆様、すみません。この場を借りて会社の募集広告を掲載させてください。
私が代表をつとめるデータセクション株式会社で、一緒に働いてくれる若手エンジニアを募集しています。オリジナルの検索技術を使ったシステム開発をメイン業務としています。事業拡大に伴いJava言語が使える開発アシスタントを探しています。経験より人物を重視。新卒、転職も問いません。20代前半が最適です。勤務地は渋谷。正社員採用。
9月いっぱいまで、毎週、木曜17:00− 会社説明会を開催しています。
その他の職種の枠もあります。
ご興味のある方は、 info@datasection.co.jp までご連絡ください。
著者はグラフィック・ファシリテーションの専門家である。
「グラフィック・ファシリテーションの手法は「集団によるエネルギー」「学習のためのセオリー」「イメージマップ」という三つの要素の微妙なバランスによって成り立っています。これらの要素を組み合わせることによって、反対意見の応酬でちっとも意見がまとまりそうにない会議をアイデアを生み出す場に変えることができるのです。」
これは検討課題を絵図で表現することで、円滑に議論する方法論である。ホワイトボードや配布文書に描かれた絵図は、文章よりも、参加者の関心を確実に集める。効果的に絵図を活用できれば、具体イメージを喚起させたり、話をまとめやすい。
「ユーザー」や「電話」、「サーバ」や「データベース」を絵にする。☆や○など基本図形を使う。飾り文字を書く。図形をレイアウトしてクラスター図を描く。価値基準の軸を持つグリッドに図形を配置して整理する。らくがきをグループ思考ツールとして役立てるためのコツが紹介されている。
基本図形の例が、絵描き歌のような筆順付で、大量に収録されている。人や車やパソコンの簡単な図形。これをいくつか覚えるだけでも、ホワイトボード上手になれそうだ。上達のための訓練法が「やってみよう」演習として各章で用意されている。
たとえば「テレビを見て視覚的な比喩を書き取りましょう。まず、ほかのことは何もしないで聞いてください。次に、聞き取った視覚的な比喩を書き出します。その後、その言葉を絵にします」。傘下に入る、水に流す、雀の涙、峠を越す、話がどうどう巡りをする、話が飛躍する、などの比喩を絵図で表現するという練習だ。
直線や円のキレイな描き方、レタリング(文字)、水平に描く、高さをそろえる、フキダシやフレームなどのアイデア、系図やダイアグラム、遠近法など、初級者から上級者まで、ホワイトボードの達人への道が語られている。
わかりやすい図をスラスラと描く人は、創造的なアイデアマンに見えるし、紛糾した議論の内容をグリッドや系図、関係図で鮮やかに整理する人は、知的なリーダーに見える。らくがき思考のらくがきは、会議中でも独りで練習できるわけだから、ちょっと取り組んでみようと思った。練習中。
・パワーポイントは不要?ドローエディタ ディスカス
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003485.html
・ビジネス図解に強力なSVGcats
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000827.html
・フォント考、印象の良さ、強さ、周辺ビジネス
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000526.html
・最強の戦略は「図」で立てる
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000490.html
・デジタルとネットワークで会議は踊る?
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003244.html
・「物語力」で人を動かせ!―ビジネスを必ず成功に導く画期的な手法
人を論理で説得する。その難しさは誰だってわかっている。実際には人は論理だけでは納得しないのだ。この本はビジネスのコミュニケーションやマーケティングにおいて、物語の力を活用せよと説く。
「モノを売り込むには、論理で攻めるよりも、相手を共感させ、感情移入させる「物語」のほうが効果的」。従来の「ロジカル・シンキング」の落とし穴は、人間が純粋にロジカルな存在ではなく、感情を持った非ロジカルな存在だという事実を見落としていることにある。
物語には、単なる論理の理解ではなく、共感、感情移入、想起、想像というプロセスがあるから強いと著者はいう。人類史上最大の説得力を持った聖書は、事実や論理ではなく、物語という形式をとっているではないかという。
「現在」から入り、いったん「過去」にさかのぼり、再び「現在」に戻ってくる「V字型のストーリー」が効果的だとする。失敗や挫折を乗り越え、主人公が出発点からどこまで到達できたのかの遠近感に人は感動するのだという。誘因、紛糾、危機、山場、解決の構造。NHKの番組「プロジェクトX」など成功物語のほとんどは確かにこの形式を取っているなと思う。具体的なV字型ストーリーの構成法が語られる。
物語法は製品開発においても効果があるという。従来の製品開発形式には、明確な市場ニーズを満たす製品を作る「需要プル型」と、明確な技術シーズを適用するための市場を探す「技術プッシュ型」の2種類があるが、近年、どちらでもない「芸術型製品開発」が増えているのだという。消費者のニーズも、技術シーズもはっきりせず、両者を対話させながら、開発が進行していくケースのこと。
多くのインターネットの「Web2.0」なものの開発がその例だと思う。市場ニーズも技術シーズもはっきりしないが、断片的な情報に予兆を読み取り、こうしたサービスを消費者は使うようになるに違いないという「意味」をみつけていく。まさに物語をみつけるプロセスである。
物語は組織を率いるリーダーの言葉としても効果を発揮する。リーダーシップとは、チームで物語を作り、共有することでもあるからだ。
「
リーダーは自分の物語を追及するだけではダメ。チーム内のひとりひとりを主人公に見立てた物語を本人たちと共有し、つねにプロジェクト全体に目配りできることが大切です。」
利点を図や箇条書きにしただけではダメで、相手を主人公にした利用シーンを語ったら、わかってもらえた、ということはビジネスシーンでよく経験する。過去の成功を伝説や神話にすることで長く繁栄している企業もある。論理で戦略を立てて、物語で人を動かす方法について、とても参考になる一冊だった。
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http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003460.html
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http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002020.html
大学で担当している前期授業が終了。今年は有能な学生アシスタントのM君に毎回とても助けてもらった。彼はまだ2年生だが放送部部長で、FMラジオ局で番組制作のアシスタントのアルバイトもしたりしているらしい。道理で現場アシスタントの役割を熟知しているなあと感心し、仕事のイベント業務も手伝ってもらったが完璧な動きをしてくれる。若いけれども、プロだと思った。
彼がいると、授業というフライトの「自動操縦」ができる。
「前列から席が埋まってほしいんだよね」とぼやくと、私に代わって「前から座ってね」と授業前に学生に呼びかけをしてくれる。それでも効果がないとわかると、次回から、入場時に教室の後列の照明を消しておく手法を編み出した。自然と前列からの着席になり、効果があった。
私の授業はパワーポイント資料を大きなプロジェクタースクリーンと、後列のモニターに投影して進める。ワーキンググループ活動の時間には課題内容を画面に投影している。このときに、私がプレゼン用PCで他の作業をしようとすると、「画面をフリーズさせますね」と確認してくる。最初、何のことかわからなかったのだが、プロジェクターの画面固定機能のことだった。これは便利だ。
ゲスト講師のいるときは、私がゲスト紹介を始めている後ろで、ゲストのPCの機器設定を手早く進めている。紹介が終わる頃には、ゲストがスムーズにプレゼンを開始できるようになっている。マイクの音量や照明、ドアの開閉に常に気を配っており、頼まないでも最適化してくれる。
こうしたことを、彼は、私を質問攻めにしないで遂行する。目で合図できるアシスタントは珍しい。私にはない機材知識や現場経験からの提案は有効なことが多い。授業やイベントの最初から最後までをイメージしている人間が、私以外にももう一人いるというのは、大変な安心感があり、自分の仕事に集中できる。
信頼関係ができて、いろいろな問題を話しかけたり、相談を受けたりするようになった。私が彼の主張に異論を唱えることもあるが、その場では反論しないで、いったん飲み込んでくれる。そういう彼の態度から、逆に自分が間違えたかもしれないと、私の方が内心気になり始める。アシスタントとしての彼の「飲み込み」は、私に対して反論以上の効果をあげている。
さて、この本は、大統領補佐官のアシスタントとして働いた後、クリントン大統領再選時のテキサス州選挙対策事務局長、ポロ・ラルフローレンIR担当役員などを歴任した女性アシスタントの仕事術である。
・ボスのためにどんな情報リストを管理すべきなのか
・書類整理、電話対応、スケジュール管理、出張手配などの技術
・ホワイトハウスで使われているブリーフィングメモの実物公開
・アシスタントのキャリア(いつかボスになるために)
・ボスとのコミュニケーション術
など、アシスタントの仕事について現場の経験をベースにたっぷり書いている。学生や新入社員はまずアシスタント業務につくことが多いはず。経営トップのマネジメント論も大切だけれど、アシスタントとしてプロになることが、トップへの近道であったりするかもしれないと思った。
・TorrentCascade
http://cowscorpion.com/FileSharing/TorrentCascade.html
・ビットトレント、複数の独立系映画スタジオと提携
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20166308,00.htm
・ビットトレントは「堅気」の商売で成功できるか--ワーナーとの提携で関心集める
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20107787,00.htm
・PtoPソフトのビットトレント、映画会社と販売契約を締結
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20106588,00.htm
P2Pファイル共有サービスとして、BitTorrentは、商業利用も始まって一般化する兆しがある。著作権違反ファイルの流通問題は残っているが、大きなファイルを低コストでユーザに配布したい企業にとって、P2Pは魅力があるのだろう。
BitTorrentにはファイル検索サイトが多数ある。TorrentCascadeは複数の検索サイトを一括して探し出すツールだ。ダウンロード機能はないので、別途BitTorrentクライアントソフトを導入しておく必要がある。
クライアントとしては、使いやすさのBitComet、軽快動作のμTorrent、多機能なAzeurusなどが人気がある。
・BitComet - C++ BitTorrent クライアント
http://jp.bitcomet.com/
μTorrent - Powerful BitTorrent Client
http://www.utorrent.com/
・Azureus : Java BitTorrent Client
http://azureus.sourceforge.net/
興味本位で書かれた本なので、学問的な深さは期待できないのだけれど、リアリティのある探検文章がぐいぐい読ませる。昨年、沖縄の聖地の久高島にそれこそ興味本位で訪れた私としては、わくわくして、紹介された島へも渡ってみたくなった。
最盛期に5000人以上の炭鉱労働者が住んだ高層建築の巨大廃墟が残る軍艦島、江戸時代から漁師相手の色街として栄えた渡鹿野島、フィリピンパブだらけの南大東島、土俗信仰や隠れキリシタンの文化が色濃く残る島々、危険生物のいる島々など、プチ探検してみたい島ばかり。
■軍艦島
Wikipediaの説明
軍艦島 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%8D%E8%89%A6%E5%B3%B6「
歴史
19世紀に石炭の存在が発見される。明治時代初期には鍋島氏が経営。1890年から三菱財閥の所有となる。石炭採掘のため周囲を埋め立て、また鉄筋コンクリート造の集合住宅群を建設した。海上から見たそのシルエットが、日本海軍の戦艦「土佐」に似ていることから、軍艦島と呼ばれてきた。戦時中に米軍潜水艦が本物の軍艦と勘違いして魚雷を撃ち込んだというエピソードは有名だが、実際は停泊していた石炭運搬船を狙ったものだった。良質な強粘炭が取れ、隣接する高島炭鉱とともに、日本の近代化を支えてきた炭鉱の一つであった。石炭出炭量が最盛期を迎えた1941年には約41万tを出炭。人口が最盛期を迎えた1960年には5,267人の人口がおり、人口密度は東京特別区部の9倍以上に達した。炭鉱施設のほか、住宅・学校・店舗・病院・寺院・映画館・理髪店などもあり、島内において完結した都市機能を有していた。
1960年以降は主要エネルギーの石炭から石油への移行(エネルギー革命)により衰退。1965年に新坑が開発され一時期は持ち直したが、1970年代以降のエネルギー政策の影響を受けて1974年1月15日に閉山した。閉山時に約2,000人まで減っていた住民は4月20日までに全て島を離れ、無人島となった。この時期は、日本の高度経済成長の終焉と重なる。
」
Googleマップが圧巻。
http://maps.google.co.jp/?t=k&om=0&ie=UTF8&ll=32.627828,129.738235&spn=0.003768,0.007178
■渡鹿野島
・渡鹿野島 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%A1%E9%B9%BF%E9%87%8E%E5%B3%B6
この本では、警戒する島民に、記者だとバレたライターの恐怖の一夜が笑えた。
目次:
民俗学者たちも恐れる離島最大の禁忌
聖地・人魚神社と禁断の秘祭に潜入
命を懸けても口外できない“掟”
謎の土俗集団“クロ”を追う
奄美大島
毒蛇、猛毒貝、殺人魚
致死率50%!野生島に潜む悪魔
大神島
島の財産と風葬の秘密
よそ者を警戒する島
大崎下島・渡鹿野島
一世を風靡した遊女の島
“伝説の女ケ護島”いまむかし
南大東島
人口1400人、破天荒な夜の楽しみ
絶海!孤島のフィリピンパブ
青ヶ島
ミコ(霊能力者)が仕切る原始の秘境
“神様だらけ”の島
下地島
地底と外海とが繋がる不思議
“通り池”潜水調査ドキュメント
軍艦島
廃墟と化した島に上陸
棄て去られた島の叫び
・日本人の魂の原郷 沖縄久高島
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003941.html
・アースダイバー
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003694.html
「
系統樹思考(tree-thinking=樹思考)と分類思考(group-thinking=群思考)という対比を、ここで考えてみましょう。前者は対象物の間の系譜関係に基づく体系化を意味し、後者は同じ対象物を離散カテゴリー化によって体系化することを指しています。たとえ対象が同じであっても、系統樹思考と分類思考では問題の立て方そのものが根本的に異なっています。分類思考は眼前にある対象物そのもののカテゴリー化(すなわち分類群の階層構造化)を目標とするのに対し、系統樹思考は対象物をデータ源としてその背後にある過去の事象(分岐順序や祖先状態)に関する推論を行うからです。
」
人間は先天的には分類思考をする、という。私たちは何かを見たら、似ていると認知して、あるカテゴリーへと分類する。世界にはばらばら(離散的)の群れがあると自然に考える。これに対して文化的に獲得する系統樹思考は、モノの歴史を推定して、カテゴリーを決めている。著者が専門とする生物の進化の系統はその考え方の代表例だし、祖先との関係を可視化する系図もそうである。
歴史を持つ対象を系統樹に位置づけるには、通常科学の推論方法である演繹と帰納だけでは間に合わない。サルがヒトに進化する様子は観察では確認できないし、ヒトに残るサルの痕跡を集めても、サルが直接のヒトの祖先だとは確定できない。だから、「理論の「真偽」を問うのではなく、観察データのもとでどの理論が「よりよい説明」を与えてくれるかを相互比較する」アブダクションが系統樹思考では重要な役割を占める。サルがヒトに進化したという説明が、他の説明と比べてもっともらしいと考えられるから、そのような系統樹を描いたのだ。
ツリー構造はIT技術でもたとえばXMLで使われており、おなじみの構造である。ある応用的な要素が、ある基本的な要素の子要素であるという形になっている。構造自体は疑いようがないけれど、親と子の要素の意味を考えてみると、この本が論じている系統樹思考があるのだと気がつく。果物という要素の下に、リンゴがあったりする。なんでそうなんだと考えていくと、リンゴは果物であるという説明が、野菜や肉だというより、もっともらしいからである。
生物学の進化論、言語学、世界中の神話や宗教など系統樹思考が文化文明の中に普遍的に現れる様をこの本は紹介している。なぜ普遍的な思考になったのか、諸要因とともにこんな説明がある。
「分類思考が静的かつ離散的な群を世界の中に認知しようとするのは、私たちが多様な対象物を自然界や人間界に見るとき、記憶の節約と知識の整理にとってたいへん有効な手法であると考えられます。そのような認知カテゴリー化は、記憶の効率化を通じて、私たちの祖先たちの生存にきっと有利に作用したでしょう」。
なるほど、私たちの世界認識の在り方は、記憶メカニズムに最適化されているのかもしれない。そうであるなら科学の進歩は、世界についての知識量を増やすのではなくて、一番簡単な説明方法を探す旅だといえそうだ。悟りの境地に至るというのもそういうことかもしれない。
日頃慣れ親しんでいるツリー構造の考え方を、改めて哲学的に考えてみる有意義な機会になった本。
「惑星“百合洋”が謎の消失を遂げてから1年、近傍の惑星“シジック”のイコノグラファー、クドウ円は、百合洋の言語体系に秘められた“見えない図形”の解明を依頼される。だがそれは、世界認識を介した恐るべき災厄の先触れにすぎなかった…異星社会を舞台に“かたち”と“ちから”の相克を描いた表題作、双子の天才ピアニストをめぐる生と死の二重奏の物語「デュオ」ほか、初期中篇の完全改稿版全4篇を収めた傑作集。 」
2005年星雲賞 日本短篇部門を受賞した表題作を含む4つのSF作品集。
中学校の理科の時間に先生が「結晶は生物に似ています」という話をしていた。ある特定の形が集まると、自然に結合して、大きく複雑な構造をつくる。無生物が、形の力によって、まるで生きているかのように見える。形には力があるのだなと思った。
原子や分子だって形である。人間にとって致命的なウィルスや劇物は、その形が人体に作用するのだし、遺伝複製のDNAやRNAもそういう形をしているから、そういう働きをするのだ。
情報にも形があるかもしれない。情報の遺伝子と呼ばれる概念の「ミーム」もある種の形なのではないだろうかと思っている。人間社会の情報のやり取りの中で、強くて繁殖しやすい形のミームとそうでないミームがあり、形同士のせめぎあいの中で、強い形は生き残っていくものなのではないか。
表題作「象られた力」は、形と力がテーマのSF作品である。ある形のイメージがウィルスのように、人々の心を伝染していくことで、力を得る。遺伝子と同じように、形それ自体には意思も感情もないけれど、発現した力は人類に破滅的な影響を及ぼし始める。
「デュオ」は双子であるがひとつの身体を共有する奇形の天才ピアニストの物語。右腕と左腕を別人格が弾く。ユニークな着想と語り口。変奏される主題。最後まで飽きさせない。
・世界最小スライドショウ
http://kazina.com/ssss/index.html
指定したフォルダ内の画像を、任意の秒数でスライドショウ表示するアプリケーション。再生できるのはJPEGファイルとBMPファイル。
特徴はそれをタスクトレイの小さなアイコンの中で表示すること。小さすぎて、何が映っているのかよくわからないのだが、クリックすると拡大表示できる。
「欠点が一つ。小さ過ぎます。」と作者自ら書いているとおり、実用的ではないのだが、なんとなく常駐させている。私はネットサーフィン中に面白い画像があると、マイドキュメントに何百ファイルも保存しているため、昔見つけた画像との偶然の出会いがあるのが楽しい。
小さな表示領域を見ながら、これなんだっけと想像していると、結構、モノを考えている顔に見える。仕事をしているフリをする暇つぶしアプリとしていいんじゃないか。よくないか。
NECさんの研究プロジェクトに参加してブログを書くことになりました。ペースは未定ですが、クロスメディア分析を通して、ネットとテレビの融合を考えてみたいと思います。
・プレスリリース | NECビッグローブ
http://www.biglobe.co.jp/press/2006/0710.html
テレビ・ブログ・検索サービスを横断したトレンド分析
「BIGLOBE旬感ランキング」を開始〜第一弾としてサッカーワールドカップについての分析結果を公開〜
成果は随時(毎月、ブログは毎週レベル)発表していくのですが、第一弾W杯分析です。
〜各メディアはこう見た!データで振り返るW杯〜
>>TV×検索×ブログから見えたものは!?
もっと詳しい情報や裏話を知りたい人はこちら
>>橋本大也登場☆ユーザ行動モデルを語る!!
http://search.biglobe.ne.jp/ranking/
・BIGLOBEサーチAttayo -緊急特集 TV×検索×ブログ W杯★日本代表をキる!
http://search.biglobe.ne.jp/ranking/mtc/special01.html
この研究について下記サイトでブログを書いていく予定です。
・ユーザ行動モデル AIDMAからAISASの時代へ? 分析でござーる
http://mining.at.webry.info/200607/article_10.html
報道記事:
・ブログの評判、NO.1は大黒選手――ビッグローブがTV・ネットを横断的に分析 インターネット-最新ニュース:IT-PLUS
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMITba000010072006
・BIGLOBE、検索・ブログ・テレビを横断したトレンド分析サービス
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/14603.html
・ITmedia News:テレビ・ブログ・検索を横断したトレンド分析
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0607/10/news071.html
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本研究プロジェクトに参加しているデータセクション株式会社の橋本です。
このプロジェクトでは、テレビ放映情報、ネット上のニュース情報、検索エンジンの入力キーワード、ブログのエントリ情報の4つのデータソースを分析の対象にしています。これはマスメディアとネットメディアを、高度なデータマイニング技術を駆使して、複合的に分析する野心的な試みです。
このブログでは分析チームの公式見解とは別に、研究メンバーの一人として、現状の成果への私見を、随時書かせていただくことになりました。
私たちが扱っている4つのメディアは主体的←→受動的という軸で整理できそうです。
つまり、
・テレビを観る
↓
・ニュースを読む
↓
・検索する
↓
・ブログを書く
この順で、よりアクティブで主体的な活動になっていくと言えるでしょう。
これらのメディアのユーザ行動の相関関係を分析していくことが、研究テーマのひとつになると考えています。テレビを観たり、ニュースを読んで気になった事柄について、検索したりブログを書く利用者たちの行動を目に見えるようにすることです。
マーケティング業界では、近年、インターネットの普及に伴い企業と消費者の関係が急速に変容していると言われます。
たとえば、
・宣伝会議−書籍:ホリスティック・コミュニケーション
http://www.sendenkaigi.com/hanbai/book/holistic.html
という大手広告代理店による書籍の中では、「AIDMAからAISASへ」という消費者行動のパラダイム革新が起きていると述べられています。
・AIDMAモデル
認知(Attention)→興味(Interest)→欲求(Desire)→記憶(Memory)→行動(Acction)
従来のAIDMAモデルは受動的な消費者のモデルと言えます。主にマス広告に接触して関心を強めて消費に至るモデルでした。
これに対して、新しいAISASモデルでは、検索と意見共有のフェイズが加わります。
・AISASモデル
認知(Attention)→興味(Interest)→検索(Search)→行動(Action)→意見共有(Share)
マスメディアに受身で接するのではなく、自ら情報を検索し発信する消費者が増えているという仮説です。
今回の分析テーマは国民的テーマだったワールドカップを選びました。この分析において、テレビ放映の量とその他のユーザ行動量が必ずしも直接に相関しているわけではないことがわかります。つまりマスメディアが扱えば扱うほど、ネットのクチコミや検索が増えるというわけではないのです。
これから、このプロジェクトでは、テーマを変えて、メディアの複合関係を長期的に分析していきます。個人的には、ネット上のクチコミ爆発が起きる仕組みに、技術で迫っていきたいと思います。
日本の神話を整理していくと、世界の神話と共通のパターンが見出せる。たとえば天地が分かれて世界が生まれる開闢神話、見るなという禁止を破ってしまう神話、直接的な文化交流があったと思えない、遠く離れた異文化にも同様の神話がみつかる。
この本の主題である神話とユングの接点は前書きで説明される。
「
たとえば、地球上の全ての民族が英雄物語を持っています。神話の中には必ず英雄が登場します。一人の男子が悪者または怪物を倒して人々を救ったり、囚われの女性を救い出すという物語です。そういう物語をこれほどまでに人類が求めてきたのはなぜでしょうか。
この問いに対して、ユング心理学は面白い解釈をしました。すなわち、そうした英雄の物語は、自我の力を得てきて、自立を妨げるものと戦い、それを倒して自立するときの、心理状態を見事に表わしているので、これほどまでに人類共通の物語になっていると言うのです。
」
著者は、人間が無意識のうちに共通に持っている普遍的なシンボル=元型の概念を使って、日本神話の意味を心理学的に解釈する。そして、そこに含まれる話素を、世界の神話と比較することで日本人に固有の精神性を浮かび上がらせようとする。
フロイト心理学との対比もある。たとえば日本神話の場合、イザナギとイザナミが天上の橋の上から。アメノヌボコという矛を下界に下ろして、海面を攪拌することで、日本の領土が誕生する。フロイト流では矛は男性器の、海は女性器の象徴とみなされるから、これは性交を表わす行為とされる。ユング流では、同じ行為を上にある高い精神性=意識が下にある無意識に働きかける行為と解釈できるのだという。
多くの神話を著者は意識の発達過程を表わすものと説明している。混沌とした世界が組織化され、意味のある秩序に分化していく神話の過程は、それを認識できる高度な意識が発達したことを意味する。意識が発達すると、裸は恥ずかしいと思うようになり、死を忌み、穢れを嫌うようになる。それぞれに対応する神話が生まれる。
宇宙の開闢(世界の始まり)、地下世界の成立(生と死)、起源神話(ヒトや食物などの諸起源)、異類婚(動物と人間の分化)、影や悪(善悪や宗教)という章立てで解説が進む。
・なぜ日本人は賽銭を投げるのか―民俗信仰を読み解く
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004105.html
・日本人の神
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003868.html
・日本人はなぜ無宗教なのか
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001937.html
・「精霊の王」、「古事記の原風景」
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000981.html
・神の発明 カイエ・ソバージュ
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000314.html
・古代日本人・心の宇宙
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001432.html
・日本人の禁忌―忌み言葉、鬼門、縁起かつぎ…人は何を恐れたのか
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000809.html
・神道の逆襲
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003844.html
・古事記講義
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003755.html
・日本の古代語を探る―詩学への道
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003206.html
・Multiple Explorers
http://www.quirksmode.org/browsers/multipleie.html
ここで配布されているファイルを使うと、Internet Explorer(MSIE)のバージョン3、4、5.01、5.5、そして現状の6や7を、デスクトップ上で同時に起動できる。Web制作のブラウザ互換性チェック用に有志が開発し、配布している。インストールは不要なので、同時に使うことができる。
上の表示は3の例である。ツールバーやアイコンのデザインが懐かしい。MSIE3では標準設定でホームに設定されているMSNのサイトはもはやうまく表示できない。(残念ながらこの3は純粋に英語版で、日本語が表示できなかった。)。このバージョンが使われていたのは日本では1996年頃であった。
・米Microsoft Internet Explorer 3.0を13日に公開
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/960812/ie30.htm
・Netscape Navigatorのバージョン3.0β5が公開される
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/960629/nsnav3b5.htm
・マイクロソフトが「Internet Explorer 3.0β2」の日本語版を公開
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/960722/ie30b2j1.htm
・Internet Explorer 3.0 正式版のダウンロード数が、百万を越える。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/960820/ie30mill.htm
そういえば最近、実家に帰ったところ、Netscape Navigator3.0の箱が見つかった。箱があるってどういうこと?と言う読者も今となっては多そうであるので説明すると、当時、Netscapeのブラウザは店頭価格5000円くらいで販売されていたのである。
・Netscape Navigator 3.0日本語版発売
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/961105/netscape.htm
「Netscape Navigator 3.0日本語版を発売
'96/11/2 発売
標準価格:6,000円
連絡先:
東芝情報システム株式会社 Tel.044-246-8420
日本ソフトバンク STIサービスセンター」
MSIE3が出た頃はシェア的にもNetscapeのブラウザの方が人気があった。Netscapeブラウザは同社のサイトから期間限定の試用版を無償でダウンロードできた。バージョンアップが頻繁であったため、ほとんどのユーザは再インストールやアップグレードすることで、当時もタダでブラウザを使うことはできた。しかし、ダイヤルアップ接続ではダウンロードに時間がかかった。手間が面倒なユーザは製品版を購入していたのである。
ちなみにこのブログの読者のブラウザシェアはMSIE系が7割。
数字が小さいのでグラフには出てこないが、直近4ヶ月間ではNetscape 3.01が0.6%ほど存在している。MSIE3のユーザは存在していないらしい。
MSIEのツールバーによる機能拡張は便利だが、ブラウザを不安定にする要因にもなっている。いろいろ試していると、動作が重くなるし、ブラウザが落ちたりする。困ったことに、アンインストールや機能オフの方法がわからないものがある。
このフリーソフトは、インストールされたツールバー、ツールバンド、BHOなどと呼ばれるブラウザの機能拡張一般を検出し、個別に削除したり、機能を停止させることができるユーティリティである。
項目を選択し、メニューからAdd-On Informationを選ぶと、ツールバーについての技術詳細が表示される。Add-On WebSearchを選ぶと、アプリケーション固有のClassIDでWebを検索した結果が表示される。開発者やサポート担当者にとっても、有益な情報が得られるツールだ。
・GoogleのツールバーのClassIDを選択した場合とWeb検索した場合。
"{AA58ED58-01DD-4D91-8333-CF10577473F7}" - Google Search
http://www.google.com/search?hl=en&q="{AA58ED58-01DD-4D91-8333-CF10577473F7}"
「フジテレビ系にて三ヶ月に一度放送され話題に話題を呼んだ、深夜の人気番組「人志松本のすべらない話」がDVDで登場!松本人志をはじめとする精鋭たちが、誰が聞いても、何度聞いても面白い実話を披露するシンプルな番組。第1、2弾放送分を収録。「衝撃の未公開映像」「すべらない話のためになる話」などの特典映像も収録。 」
会社のテレビで番組を偶然、発見して笑いが止まらず、速攻でDVDを注文。
サイコロを振って出た目の芸人が「すべらない話」をする。何度同じ話をしてもよい。司会進行兼参加者は笑いの天才、松本人志。基本は1,2分の小咄だが、数秒で終わるものもあるのだが、どれもきっちり笑わせてくれる。「イヌのタロ吉」という言葉を聞いただけで、吹き出すようになってしまった。どうしよう。
こうした小咄のパターン分析をした本を同時に読んでいた。DVD「すべらない話」の多くが確かにこの本のパターンに該当しているなと思って感心した。著者は残念ながら最近他界された名エッセイストの米原万里氏。
目次:
詐欺の手口
悲劇喜劇も紙一重
動物と子どもには勝てない
お株を奪って反撃
木を見せてから森を見せる
神様は三がお好き
誇張と矮小化
絶体絶命の効用
言わぬが花
悪魔は細部に宿る
権威は笑いの放牧場
耳を傾けさせてこその小咄
世界の有名な小咄や著者自身の創作小咄が多数、例示され、なぜ可笑しいのかの構造分析が続く。営業マンや教員などにとっても小咄は効果的なコミュニケーションツールになる。自分なりの小咄を開発したい人にとってのヒントが多い。
ところでDVD「すべらない話」を観ていて思ったのが、小咄自体の出来も重要だが、何を喋っても可笑しく聞こえる空気というのがあるなと感じた。笑いの天才はそうした空気を作り出すのが上手だ。秘密は実は喋っていない間(マ)にこそありそうである。
・ もっと笑うためのユーモア学入門
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000892.html
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21. ƒTƒ“ƒgƒŠ�[ƒS�[ƒ‹ƒh900(ƒ\ƒNƒ‰ƒeƒX‚̉S)(ƒTƒ“ƒgƒŠ�[)
22. ‚©‚®‚â•Pƒ\ƒ“ƒO(�EŠ¯“°)
23. ‚Ù‚ñ‚¾‚µ�—–[(–¡‚Ì‘f)
24. ƒoƒXƒ{ƒ“‚Ì‚¤‚½(Ž‘�¶“°)
25. ‰Ô‰¤�ÎŒ²ƒzƒ�ƒCƒg(‰Ô‰¤)
26. ˆê–‡‚Ì�Ø•„‚©‚ç(“ú–{�‘—L“S“¹)
27. ƒJƒ‹ƒr�[ƒ|ƒeƒgƒ`ƒbƒvƒX(ƒJƒ‹ƒr�[)
28. ƒTƒ“ƒgƒŠ�[ƒIƒŒƒ“ƒW50(ƒTƒ“ƒgƒŠ�[)
29. Žð‚Í’j‚ÌŽqŽç‰S(“y�²’ߎð‘¢)
30. ”’‚¢��—(ƒJƒ‹ƒsƒX)
31. ƒJƒ�ƒ‰‚Ì‚³‚‚ç‚â(‚³‚‚ç‚â)
32. ƒJƒoƒ„ ƒ}ƒXƒJƒbƒgƒLƒƒƒ“ƒfƒB�[(ƒJƒoƒ„�H•i)
33. ƒzƒeƒ‹ƒjƒ…�[‰ª•”(OEIƒzƒeƒ‹ƒOƒ‹�[ƒv)
34. ENJOY YOUR KITCHEN(�ã‹}•S‰Ý“X)
35. ƒsƒRƒŒƒbƒg‚¨ƒgƒCƒŒ�Eƒ\ƒ“ƒO(ƒ‰ƒCƒIƒ“)
36. �•‚¢“µ‚Í‚¨�D‚«?(ƒJƒlƒ{ƒE‰»�Ï•i)
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http://www.hitachinoki.net/tv_cm/index.html
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・テレビCM崩壊 マス広告の終焉と動き始めたマーケティング2.0
あの「広告の近未来」の織田 浩一氏が、米国の著名マーケティングコンサルタントの本の翻訳版をを監修。マスメディアの時代の終焉とネットコミュニティの時代の到来を、広告ビジネスという視点で予言する。
・Ad Innovator
http://adinnovator.typepad.com/
この本の第二部で紹介された北米のトップブランド調査(Brancchannel 2004調べ)によると、消費者が選ぶトップブランドは以下のような顔ぶれになっている。
1位 Apple
2位 Google
3位 Target
4位 Starbucks
5位 Pixar
6位 Amazon.com
7位 Donald Trump
8位 Martha Stewart
9位 EBay
10位 Oprah Winfrey
「10年前には存在しなかったようなブランドが地位を占めている。そしてこれらのブランドのどれもが、テレビCMなどしていないのである。広告信仰のコカコーラは、リストにもあがっていない。」
ブランドの生まれ方が変わったのだ。
現在はマスメディアがブランドを作るのではなく、消費者やコミュニティが選ぶものがブランドになるケースが増えてきている。消費者は市場において、情報通であり、主導権を握り、企業に先行するようになった。そして、つながっている。賢い消費者の口コミネットワークは、マス広告を凌駕する。上記のトップブランドはそうしたマーケティングによって生まれた企業である、という。
そして、マス広告の主要チャネルであるテレビCMの没落が幾つもの数字を持って告げられる。大人の夜間テレビ視聴者のうち、次の日にブランドを想起できた人の割合は、1965年には34%であったが、2000年には9%になった。国民的人気番組「MASH」とその後継番組の視聴率は1983年の77%から、21年間で実質31%も落ちている、など。
日本でも紅白歌合戦などの国民的人気番組の視聴率低落は顕著だ。皆が同じ番組を見るということが少なくなった。だからマス広告から口コミも広がりにくい。CM効果の低落が制作費の削減、コンテンツの質の低下につながる「TVネットワークの悪循環」にはまっていると著者は指摘している。DVR(HDDレコーダー)などのテクノロジーが十分に普及する近い将来、テレビCMは壊滅的な打撃を受けるだろうという。
そして広告が向かうべき未来の方向として、「ROI(投資対効果)からROEへ」という戦略転換の提言がある。「広告のように見えず、広告のように感じられず、広告のように匂わないものを制作してみてはどうか」という。
ROEとは、
・関連性(Relevance)
・実用性(Utility)
・娯楽性(Entertainment)
の3要素で、このうち少なくとも2つを満たすような広告が、結局はROIを満たすものになるという内容である。具体的な手法として10の新しい広告アプローチが語られている。インターネット、ゲーム、オンデマンド視聴、体験型マーケティング、長編コンテンツ、コミュニティ・マーケティング、消費者作成コンテンツ、検索、Mで始まるマーケティングツール(音楽、モバイル)、ブランデッド・エンターテイメント。
この10の方法論の部分が、インターネット・マーケティングの創造的なアイデアと成功事例が満載で参考になる。テレビCMの崩壊に興味がなくても、ネット広告の近未来を考えたい人にとてもおすすめ。Web展開の企画のタネ、プレゼンのネタが次々に見つかる。
・監修者 織田浩一氏のサイトで第一章が丸ごとダウンロードできる!
http://www.digitalmediastrategies.com/lifeafter30/TVCM.pdf