ロックオペラ&セミナー「コンテンツとメディアの近未来」

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理事をしているコミュニティのオープンイベントのお知らせです。

毎年恒例のオーバルリンクセミナーの季節になりました。私はSeminar 03【コンテンツとメディア】のスピーカー及びロックオペラ部分でチョイ役として参加する予定です。

ロックオペラ?

ええ、やるのです我々は。

このイベントは、ロックオペラ「バラモエ」の物語の進行の途中に、コンテンツとメディアの近未来を語る3部のセミナーが入る内容です。


なぜロックオペラ?バラモエって?ということは下記のオフィシャルサイトをご覧ください。
http://www.baramoe.jp/Baramoe_logo_M.gif

このセミナーは、一昨年はプロの奏者を招いたクラシック演奏+セミナー、昨年は現代音楽家+セミナーでした。まったく新しい表現手法を求めていったら、今年はこうなっちゃいました。

どうかなにとぞ積極的なご参加をよろしくお願いします。

オーバルリンク公開セミナー+ライブパフォーマンス 2006

http://www.ovallink.jp/info060228.html
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●タイトル

オーバルリンク公開セミナー+ライブパフォーマンス 2006
「コンテンツとメディアの近未来」

●日時+場所等

 日時:3月12日(日)
    13:00 開場
    13:30 開演
    17:30 終演予定
 場所:恵比寿 イーストギャラリーB1F(JR山手線 恵比寿駅 西口より徒歩2分)
    東京都渋谷区東3-24-7 Tel: 03-5466-1140
    (駐車場・駐輪場は用意しておりません。公共交通機関をご利用ください)
    地図はこちら
 セミナー参加費:一般:3,000円  会員:無料
 懇親会参加費:一般:3,000円  会員:3,000円
 主催:OVAL LINK
 企画構成:OVAL LINK

●開催にあたって

次世代メディアとコンテンツ・クリエイションを追求するネットワーク・コミュニティ「オーバルリンク」は、結成3周年を迎えました。3周年の節目にあたって、「コンテンツとメディアの近未来」というテーマのセミナーとライブ・パフォーマンスを一般公開します。トーク+音楽+芝居の立体的な構成の中で、次世代メディアとコンテンツ・クリエイションを考えます。

●テーマ

ラジオ、テレビ、そして新聞、雑誌。あまりに当たり前の存在として普及してしまったマスメディア。しかし、マスメディアは肥大化してしまいました。それが今の状況です。マスメディアは、当然あるべきものとして「広告媒体」機能を負い続け、産業全体の発展のために重要な一翼を担ってきました。その一方で、インターネットをベースとした組織と組織の間、人と人の間を相互に結ぶ多様なネットワークが、有線、無線を問わず、高密度に張り巡らされ、しかも、安価にあるいは無料でアクセスできる環境が加速度的に広がりました。今回のイベントでは、「明らかに変容しつつあるこれらのメディア環境の関係」と、「そこに新たな存在価値を見い出しながら生息するコンテンツ」というものについて探ってみたいと思います。

●セミナーの構成
Seminar 01【映像コンテンツの現在】

マスメディアとインターネットを取り巻く世界の相関関係が変わりつつあります。同時に「コンテンツ・クリエイション自体」、「それを伝達し享受するためのチャネルやルート」、「作者とオーディエンスの新たな姿とその関係」も変容しています。漫画、アニメ、映画、ニュース映像、アマチュアによる映像、そのコラージュと裏流通、溢れるコンテンツの価値とネットワークの現在を考えます。
 ゲストスピーカー:未定
 モデレーター:高橋克三氏(オーバルリンク会員)

Seminar 02【商業音楽、PRとタイアップの系譜】

インターネットは、もうひとつのメディアとしての価値が急激に拡大しています。この時期に、われわれが検証すべきは、ラジオやテレビのマスメディア黎明期に起こったことです。今回のセミナーでは、ポップスとメディアの関係、特にマスメディアを通して成立した歌謡曲の歴史を遡ります。ラジオ、テレビ、ゲームなどがひとつのメディアとして立ち上がるとき、コンテンツとしての音楽はどのような力を発揮したのか。その「歌謡曲の歴史の検証」から、そこに通底するものを考察し、「これからのメディアにとっての音楽的なもの」に思いを馳せます。
 ゲストスピーカー:速水健朗氏(http://mirror-ball.net/)
 モデレーター:いしたにまさき氏(http://mitaimon.cocolog-nifty.com/)

Seminar 03【コンテンツとメディア】

メディアの価値が変わるとしても、産業の推進役として位置づけられたマスメディアは、そう簡単に消え去るものではありません。一方で、新たなメディアとしてのネットワーク技術の進化と普及は、誰にも止められません。両者の間に起こるであろう反発、補完、代替、シナジーを通じて、それぞれのメディアに流れるコンテンツとそれを享受する側のコンテクストの関係が変わっていくのは間違いありません。テレビとブログ、Webと雑誌など、メディアの進化と融合によって浮上してくる情報とオーディエンスの関係性の変化を俯瞰します。
 ゲストスピーカー:神田敏晶氏
 スピーカー:橋本大也氏(オーバルリンク会員)
 モデレーター:渡邊 聡氏(オーバルリンク会員)

●ライブ・パフォーマンス=ロックオペラ『バラモエ』
今回のイベントでは、セミナーの前後に挟み込むライブ・パフォーマンスがあります。ロックオペラ「バラモエ」と題する近未来ストーリーと音楽です。セミナーという静的な形式だけでなく、我々自身が創作したフィクションと、自らが作詞作曲して演ずる音楽とは、メディアとクリエイティブを捉えようとするオーバルリンクからのもうひとつのメッセージです。これは、コンテンツ+コンテクストをテーマとした実験的な試みであり、我々自身が体現するという既存の価値観からの「ズレ」も含めて、コンテンツとコンテクストへの問いかけのひとつとなっています。


ロックオペラ『バラモエ』のイントロダクション

日本で成熟したいくつかのコンテンツは、これまで世紀末の度に、世界にそのエッセンスを引用されつつも、本質的には享受され得ないものであった。しかし21世紀初頭、あるひとつの発明によって、この世界から孤立した「日本文化」は、本格的なエンターテイメント産業として世界経済に巨大なインパクトを与える存在となった。これまでは全く解釈されず、世界の人々からは見向きもされなかった漫画、アニメ、TV番組、音楽、映像、文学、絵画、能、落語、舞踊など、ありとあらゆるジャンルの日本のコンテンツが、その構造からディティールに至るまで、古典からコンテンポラリーまで、時代を超え、言語やライフスタイルを超え、次々とグローバルスタンダードとして認められるコンテンツとなって広がっていったのである。それは、もはや、革命であった。これこそが、2つのエネルギー革命と情報流通の革命、その次に起こったエンターテイメント産業を軸とする第4の革命である。しかし、そのきっかけは、ただ一人の青年が生んだ妄想とも言える単なる思い付きだった。それは、コンテンツに潜ませたシグナルによって、そのコンテンツの享受者の脳内発火を促し、享受者のコンテクストを送り手側からコントロールするという技術である。この物語は、開発コードネーム『バラモエ』と呼ばれたそのシステム開発をめぐる近未来からのメッセージである。


■オーバルリンクとは?

今から4年ほど前、日経BP社によってオンライン上の有料情報提供サービス「ブロードバンドビジネス・ラボ」が試みられた。同ラボは、残念ながら1年余でその幕を閉じた。しかしその後、そこで稼働していたメーリングリストに集まった有志が、 2003年2月に任意団体として、その活動の一部を継続することとなる。これが、「オーバルリンク」の出発点である。現在、約140名の会員が、メーリングリストやオンラインデータベースの活用による個々人の情報共有を日常とし、日々起こる様々な企業活動、あらゆる事象や事件、それぞれのプロフェッショナルな立場から起こされるテーマ、それら多様な契機から湧き起こるテクストをネットワークし、アーカイブを重ねている。さらにこういったビジネスコミュニティー的な機能にとどまらず、より日常的な対話、あるいは雑談をも含む多様な遊び、つまり、ビジネスから日常生活まで、ひとつの意思決定の背景となりうるような、まさに欠かせない「情報空間」として「コレクティブ ブレイン」なコミュニティが機能し、それが存続している。またオンラインゆえのオフ会としてだけでなく、会員内でのセミナーや、多様なジャンルのクリエイティブな展開も起こっている。そして今年、この運営の中心をより社会的な、より確かな組織として、継続的な活動を可能にするために、認定NPO法人化への第一歩を踏み出した。

以上

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このブログ記事について

このページは、daiyaが2006年3月 4日 23:59に書いたブログ記事です。

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