CPUのクロック数を実時間で把握 リアルタイムCPUクロック表示

| | コメント(1) | トラックバック(0)

・リアルタイムCPUクロック表示
http://www6.plala.or.jp/amasoft/soft/index.html
cclock01.gif

今、私は仕事で開発中のマルチメディア関連ソフトウェアのプレゼンテーションを週に何度も行っている。実際にノートPCでソフトウェアを動かして見せるわけだが、このソフトは結構な負荷がマシンにかかる動画処理をさせている。

デモの際、不思議な現象が起きていた。デモで同じ操作を行っていても、日によって、処理時間が10秒だったり30秒だったりするのだ。環境が同じなのにおかしいなと思っていた。高性能をアピールするには処理時間は短いほどいい。

そして、ある日、原因を発見した。電源ケーブルをつないでいる日は処理時間が短く、つないでいない日は長くかかっていたのだ。PCが自動的に電源状況を把握して、CPUの動作速度を切り替えていたわけだ。

どれくらいAC電源使用時とモバイル利用時はCPUは違うのだろうか。この「リアルタイムCPUクロック表示」を使うと、速度可変のモバイルCPUの状態が一目瞭然になる。

たとえば、このPCは、1.3ギガヘルツである。

cclock02.jpg

AC電源使用時は、

cclock03.jpg

であったが、電源ケーブルを抜くと瞬時に、

cclock04.jpg

半分のクロック数での動作モードに切り替わった。

このマシンでは、4段階のCPU動作モードが存在していて、電源状況やアイドル状況に応じて、自動的にモードが切り替わっていることがわかった。なるほど、これが原因だったのである。デモの問題は、デモ時にもCPUの速度を下げない設定にすることで解決できた。

CPU使用率を表示するソフトは多いが、CPUクロック数を表示するというのは比較的少ない。これはそれだけに特化したソフト。私と同様に処理時間に疑問を感じたモバイルユーザは試してみるといいかも。

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: CPUのクロック数を実時間で把握 リアルタイムCPUクロック表示

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.ringolab.com/mt/mt-tb.cgi/1894

コメント(1)

すがり :

>半分のクロック数での動作モードに切り替わった。

画像は上下共に同じに見えますが(;´▽`A``

コメントする

このブログ記事について

このページは、daiyaが2006年1月 7日 23:59に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「IISのログを楽々解析するWeblog ConvertとApacheLog Viewerのノウハウ」です。

次のブログ記事は「デスクトップのスクリーンショットを定期保存、公開も可能なSG-Live」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 4.1