マインドマップ読書術―自分ブランドを高め、人生の可能性を広げるノウハウ
・マインドマップ読書術―自分ブランドを高め、人生の可能性を広げるノウハウ
有名な書評サイトを運営し、何冊も本を著す、大手企業のマネージャー松山真之助さんの読書マインドマップ作成のすすめ。
・Webook
http://webook.tv/松山真之助さんの書評サイト
「
読書ばなれが叫ばれて久しい。それは出版社にとっては憂うべきことなのかもしれませんが、本から知恵を得ている人たちにとっては、差別化の優位性がますます大きくなるということかもしれない。
」
ブログの秘訣の一つはネットの外からネタを持ってくることなのだと思っている。検索エンジンが高度化してネット上の話題は、皆が取り上げる。独自取材や体験をネタにするという手もあるが、書籍は比較的手軽にネタをネットにもちこめる情報ソースだと思う。
「本を読むこと=書評を出すための準備作業」とは書かれているものの、もちろん、松山さんも(そして私も)、本来は本が好きだから読んでいるだけなのだと思う。情報発信のネタとして使うというのは、この習慣をより意味のあるものに変えるためのノウハウということだろう。
この本は、読書内容を自由な連想図解「マインドマップ」形式で書き出して、ネットで公開することで、
「
1 読んだものを読書マップにすれば記憶に残りやすい
2 読書マップにして外に出せば(他人に見せれば)、知のネットワークが広がる
3 出せば成る(活動領域が広がる、人生の選択肢が増える)
」
という効用があると言うことを実体験から語り、読者にもすすめる本である。
「出すという目的があると入るものが違ってくる」
この言葉も納得で、読んだことや考えたことをブログに書いたり、人前でしゃべることを続けていると、インプットの定着率が高くなると感じている。著者が勧める「読書マップ」は、厳密にはマインドマップとは限らないようだ。誰かに内容を話すために、考えたことを書き出すことが重要だという内容である。
読書マップには、自分が感じたこと、そこから連想されたこと、関連のある本のタイトル、自分ならこうする、まったく逆の意見などを書き出していくとよいという。読者投稿から厳選した10冊の書評のマインドマップがこの本には収録されている。他人の書いたマインドマップをたくさん見る機会は少ない。どのように読書マップを書いたらよいのかが、とてもよくわかる。
この本に書いてあることは既に私も日々実践しているため、最初から最後までうなずきながら読んでいた。著者も私と同じ長時間通勤なのだが、毎日往復4時間以上も通勤時間があるらしい。私は2.5時間くらいである。通勤時間は読書タイムなのだ。なんだか羨ましい。
関連:マインドマップ
・デスクトップ発想支援ツール
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000139.html
・おしゃれ会議 満員御礼に感謝 報告第1弾
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001557.html
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