お手軽で強力な暗号化ツール ED

| | トラックバック(0)

パスワードや企業秘密の情報ファイルをメールでやりとりするのはとても不安だ。だからといって相手がPGPのような導入や利用に知識の必要な暗号化ソフトをつかいこなせるとは限らない。そこで便利なのがこのソフトウェア。

・暗号化ツールEDのページ
http://www.netlaputa.ne.jp/~katapon/type74/ed/
ed0321a.jpg

ed0321b.jpg

使い方は簡単でまず「E」をクリックして、暗号化したいファイルを選択すると、パスワード設定画面が出る。暗号化されたファイルは複合するまで他のアプリケーションでは開くことができなくなる。

暗号化ファイルを受け取ったユーザは「D」をクリックして複合化したいファイルを指定するとパスワード入力を求められる。パスワードが一致すれば元のファイルに戻って通常通り開くことができるようになる。

パスワードのヒントを付加できる機能や、多様な入力インターフェイス、セキュリティレベル設定による安全なパスワード入力、ファイル名隠蔽・復元機能、日付復元機能、パスワード誤入力防止機能、経過データ完全抹消機能も備える。

使い方は簡単だが、「鍵長最大256ビット暗号アルゴリズムをベースにした、解読不可能レベルの暗号化も可能である強力な暗号強度を保っている」とのことで、安全性は相当に高いようだ。パスワードさえ管理していれば、暗号化ファイルが流出しても、解読されない自信を作者は謳っている。

だからこそ、EDは安全性向上のために暗号解読コンテストを開催している。

・解読コンテスト
http://www.netlaputa.ne.jp/~katapon/type74/ed/contest.html

ダウンロードページからコンテスト参加用ファイルセットをダウンロードして、その中に含まれる暗号化済みファイルを復号できれば賞金3万円がもらえる。作者曰く「もっとも、これを解読出来たということは、有名ないくつかのアルゴリズムの安全性が疑われるという重大な事態です。言いかえれば、このコンテストに勝利するのはほぼ不可能に近いかと思います(手前味噌)(^^;;)。」とのこと。

早速友人と仕事のファイルを暗号化してやりとりした。実用的。

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: お手軽で強力な暗号化ツール ED

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.ringolab.com/mt/mt-tb.cgi/1723

このブログ記事について

このページは、daiyaが2005年7月22日 23:59に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「プリンストン高等研究所物語」です。

次のブログ記事は「2ちゃんねるからアスキーアートを収集するAAスキャン」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 4.1