ポップアップ ミッキー / すてきなクリスマス
ミッキーマウス初のフルCGアニメーション。3D映像です。クリスマスシーズンにまたディズニーがキャラクターで一儲けするつもりかと、あまり期待していなかったのですが、クオリティの高さに感動。
内容はポップアップする絵本形式で、5編のクリスマス絡みのストーリーが展開する。ひとつひとつは短いので、子供も飽きずに観ることができる。私のオススメは映像の綺麗さは1話目のミニーとデイジーのフィギュアスケート。ストーリーの楽しさは第2話のヒューイ、デューイ、ルーイの冒険物語。
・CLUB-BVHE - Disney - クリスマス
http://club.buenavista.jp/disney/special/christmas/micky/index.jsp
予告編ムービーを鑑賞できます
3D CGになったことで背景や演出は抜群に綺麗。ひとつ問題があるとすればキャラクターの質感がどうしても3Dっぽいこと。つまりポリゴンっぽさ。だが、これも慣れの問題で、長く見ているとこれはこれで、愛される質感なのでは?と思ってしまった。これからの子供たちはきっと3Dミッキーから入ってくるわけで、昔の2Dのミッキーのほうに違和感を感じるようになるのだろう。時代が変わっていく。
ディズニーは2004年初頭にフロリダのアニメーション制作スタジオを閉鎖し、大量にアニメータを解雇した。ディズニー社は2次元のアニメーションは今後は作らず、すべて3次元CGで制作すると発表した。そしてフルCGで第一弾のミッキーマウス作品がこのDVDだったわけだ。
しかし、その一方で、ディズニーのCG映画の製作を請け負っていたピクサーとの提携を2月に打ち切っている。ピクサーはアップル社のスティーブ・ジョブズが最高経営責任者で、「ファインディング・ニモ」「トイ・ストーリー」「モンスターズインク」等、一連のディズニーアニメの成功作品を制作してきたプロダクション。ピクサーあってのディズニーアニメだと思っていた人は多かったはずで驚きだった。
だが、この作品を見て、ピクサーなしでも大丈夫という印象を受けた。
・ニュースの焦点 :ITビジネス&ニュース CGアニメ、ディズニー自前路線――ピクサーと契約切れ
http://it.nikkei.co.jp/it/manage/foc.cfm?i=20041122t1000t1
・Wired News - ピクサー社、ディズニー社との提携を打ち切り - : Hotwired
http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/business/story/20040202107.html
Report: Pixar's maybe interested in reviving Disney talks - May. 24, 2004
http://money.cnn.com/2004/05/24/technology/pixar/index.htm
ディズニー、ピクサー復縁のうわさも。
・連載 ジブリの挑戦/ピクサーの秘密
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/ghibli/cnt_challenge.htm
#ところでディズニーに詳しい方に質問。作品の中で説明なしにサンタクロースの「65年の事故」というのが出ていましたがあれってなんですか?
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