年間オススメ書籍ランキング ベスト20冊
アクセス数やクリック数ではなく、本当にオススメしたい本のランキング。
1年間を振り返る企画の最後に、230冊の書評の中から、私が読んで本当に良かった、感動したオススメを厳選して紹介します。一応、ランキングにしましたが順位はあまり意味を持ちません。どれも時間を使チて読む価値のある本だと思っています。
主に厚めのハードカバー中心のヘビー級と、薄いハードカバーや新書中心のライト堰Aふたつのおすすめ系統を作ってみました。
■ヘrー級 深く考えたいときに
【1位】 ユーザーイリュージョン―意識という幻想
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001933.html
情報とは何か、意識とは何か、情報の根源を問う
【2位】 創発―蟻・脳・都市・ソフトウェアの自己組織化ネットワーク
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001285.html
単純な法則が複雑な世界を作り出す創発現象が先端研究のキーワード。
【3位】 精霊の王
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000981.html
記紀以前の古層の神々を掘り起こし、日本人の精神史に新たな視点を持ち込む
【4位】 共感覚者の驚くべき日常―形を味わう人、色を聴く人
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000533.html
共感覚という未知の感覚世界
【5位】 天才と分裂病の進化論
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001298.html
人類の進化の原因は分裂病だとする大胆な仮説。
【6位】 歴史の方程式―科学は大事件を予知できるか
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000778.html
歴史に法則は見出せるのか?。
【7位】 それは「情報」ではない
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000510.html
・それは「情報」ではない。―無情報爆発時代を生き抜くためのコミュニケーション・デザイン
情報とは何か、私たちはそれをどう扱うべきか、情報の上手な見せ方とは?
【8位】 脳内現象
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001847.html
・脳内現象
茂木氏の本はどれも面白い。
【9位】 天才数学者、株にハマる 数字オンチのための投資の考え方
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001884.html
絶対に儲かる株式取引手法を数学的に導き出すことができるのか?
【10位】 脳のなかのワンダーランド
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002735.html
たくさんの特異な臨床例から脳の仕組みを解明する
■ライト級
【1位】 なぜ、「あれ」が思い出せなくなるのか―記憶と脳の7つの謎
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000470.html
記憶と忘却をテーマに脳とこころの深奥に迫る
【2位】 情報検索のスキル―未知の問題をどう解くか
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000616.html
情報を調べるとはどういうことか?
【3位】 上達の法則―効率のよい努力を科学する
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000645.html
上達するとはどういうことか?
【4位】 マインド・ワイド・オープン―自らの脳を覗く
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002400.html
最新の脳科学で何ができるのか、身をもって探求したサイエンスライター。
【5位】 切腹
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002253.html
・切腹
なぜ昔の日本人は腹を切って死んだのか?
【6位】 放送禁止歌
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001449.html
放送禁止の本当の理由
【7位】 人の心を動かす文章術
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001400.html
小論文受験の権威が語る社会人向けの心を揺さぶる文章テクニック
【8位】 自己コントロールの檻―感情マネジメント社会の現実
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001129.html
現代人は自己コントロールの檻に閉じ込められている
【9位】 言語の脳科学―脳はどのようにことばを生みだすか
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000718.html
脳はことばをどうのようにして生み出すのか
【10位】 心はどのように遺伝するか―双生児が語る新しい遺伝観
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001049.html
心が遺伝する。双生児の比較研究からユニークな結論。
トラックバック(2)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 年間オススメ書籍ランキング ベスト20冊
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.ringolab.com/mt/mt-tb.cgi/1520
2004 年に読んだ 111 冊の中から、独断と偏見で 10 冊を選んでみました。1. ゲーリー・ベルスキー、トーマス・ギロヴィッチ / 人はなぜお金で失敗するのか / 日本経済新聞社 無知税を払いたくない人は必読。 ref. [2004-02-22-3]2. アルバート・ラズロ・バラバシ / 新ネッ... 続きを読む
前回の続き。 ■計算とは、情報を捨てること さて、唐突だが、スーパーへ行って買い物をしているときのことを考えてみよう。カゴの中に入っているのはキャベツが108円、卵が188円、ヨーグルトが134円。担当者はそれらの品物をレジのバーコードに通して合計し、4... 続きを読む
「7位:それは「情報」ではない」は、私にとってもバイブルです。
情報技術には、情報のための技術と情報そのものに対する技術があると思うのですが、この本は情報そのものに対して書かれた最良の書であると思います。
ともすれば、日本では物作りの重要性ばかりが取り上げられて、情報という抽象的なもの(物でないもの)の考察が軽視される傾向があると思うので、もっと読まれて良い本だと思います。