デスクトップを検索するGoogle Desktop Search
これからはインターナル検索だという記事を書いたばかりですが、早速Googleがデスクトップ検索ツールをリリースしてきました。実験的試みの割に極めてよくできています。即戦力ツールとしてデスクトップに常駐しそうです。Googleプレスリリースでは日本語未対応となっていますが、実際には日本語検索可能です。(一部報道で日本語検索不可能、不安定などの記述がありますが、私の環境では正常に使えました。インデックスが完了するまでしばらく時間がかかるので待てばできるようになるようです。)
・Google Desktop Search Download
http://desktop.google.com/
インストールすると自動的にハードディスク上の検索可能ファイルをインデックス化していきます。Webサーバを内蔵しており、ブラウザーで検索インタフェースを利用します。URLは「http://127.0.0.1:4664/&s=500917495」のようなアドレスです。
画面イメージ:
現在の検索対象は、Outlook、OutlookExpressのメール、AOLのIMログ、MS Word、Excel、PowerPoint、テキスト、Web履歴キャッシュ、HTTPS上のWebページ履歴キャッシュで、最初から幅広い形式をサポートしています。
私が便利に感じたポイントは3つです。
1 ブラウザーキャッシュ検索
どこかで見たけれどどこだっただろう?というページありますよね。私はいくつかこれを実現する仕組みを構築して試していました。例えばフリーソフトの組み合わせでは、こんな方法があります。
・プロクシーサーバDelegateと検索エンジンFreyaの組み合わせでWebキャッシュ検索
http://www.delegate.org/freyasx/doc/memo5-ja.html#cache-indexer
・プロクシサーバsquidのキャッシュを検索エンジンnamazuで検索
http://mylab.ike.tottori-u.ac.jp/~mijosxi/1999/12_sqnmz.html
ですが、ファイル形式が限られてしまったり、文字化けが解消できないなどの問題がありました。GoogleDeskTopSearchの登場で、こうした自作検索の必要はほとんどなくなったと言えるのではないでしょうか。
2 シンプルなインタフェース
設定はほとんど不要で、Googleを使う感覚で利用できます。自動的にWindowsの背後でインデックスが作成されていくので、ユーザは何もすることがありません。
3 デスクトップとWeb検索の統合
統合オプションにチェックを入れておくと、通常のGoogle検索の結果ページに、インターナル検索へのリンクが表示されます。Webと同時に、ハードディスクも調べられるのが楽でいいですね。
不満なポイントは、Outlook以外のメールソフトのデータは検索ができないこと。PDFの検索ができないこと。
総合的には、まだ有償製品の検索ツール、サーチクロスに軍配はあがりますが、機能が追いつくのは時間の問題だと感じます。
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