詳細レポート「コミュニティとメディアの可能性---ブログが拓く世界」
先日、パネリスト参加したイベントの紹介記事が日経BP社によってまとめられた。
・Passion For The Future: ブログが拓く世界報告と読者交流会報告
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002128.html
で簡単に報告したイベントをプロのライターが書き直してくれたもの。
「コミュニティとメディアの可能性---ブログが拓く世界」
全5回の記事。
・第1回ブログが与えたインパクトとは何か? - nikkeibp.jp - 注目のニュース
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/flash/330966
・第2回マーケティングにおけるブログの活用 - nikkeibp.jp - 注目のニュース
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/flash/331044
・第3回「マスメディア」に並ぶ「マイメディア」が登場する - nikkeibp.jp - インタビュー
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/rep03/331126
・第4回ウェブログの未来系 - nikkeibp.jp - インタビュー
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/rep03/331401
・第5回討論:「外とつながる」ブログを考える - nikkeibp.jp - インタビュー
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/rep03/332504
第3回と第5回に私は登場しています。少し補足解説。
・「ブログにはフィルターとなるサイトが求められる」
1 大手ニュースサイト
新聞社や出版社のニュースサイト
2 ジャーナル(日記)型個人ブログ
日記形式のサイト(Passion For The Futureもこれ)
3 フィルター型ブログ
選別と引用とコメントのサイト
4 アグリゲーター(ブログ検索エンジン、RSS集約サイト、RSSリーダー)
未来検索、Bulkfeeds、MyblogJapan、Blogpeopleなど。
現在の多くのブログでは、1と2が一次ソース(ネタ)となる。これらのネタ情報を選別、独自の視点から短くコメントするフィルター型のブログと役割が分かれてきている。だいたい一次ソースは、ネットの外(体験、取材、マスメディア報道、書籍など)からやってくることが多い。
フィルター型ブログ群は階層化されており、いくつかの強い影響力を持つ親フィルターサイトと、それをネタ元とする子フィルターサイト、孫フィルターサイトができてきている。親フィルターに取り上げられると、1日に数千〜数万ページビュー以上の来訪者を得ることも珍しくない。
ジャーナル(日記)型のタイプのブログを成功させるには、「外とつながる」感覚が必要である。フィルター型ブログを成功させるには、ネタを選別するユニークな視点と、子サイト、孫サイトに、伝えてウケるコメントの文章力が鍵になる。
アグリゲーターは、フィルター型がネタ元となるジャーナル型サイトを発見する、ある種の出会い系サイトと見ることもできる。一度出会うと同じフィルター型に連続して取り上げられることも多い。最近ではソーシャルネットワーキングサイトも、ブロッガー同士の出会いと交流を裏側で促進している。
ブログ、SNSともにオフ会が最近増えている印象がある。ブログ、SNSに続くのは名称はどうあれ「オフ会」系のリアルイベントなのではないかと思った。グリーで先に出会ってから実際に会うことを(リアル)グリンクと呼ぶらしい。リアルの会合は飲み会や有料会費イベントなどビジネス的にも可能性を秘めているような気がする。グリンク市場に注目している今日この頃。
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