いつのまにか人を支配する色の見つけ方
この本は面白い。紙の価値がある珍しい本。
主に男性向けのカラーコーディネートの診断本。幾つかの質問に答えると、自分の”アニマルタイプ”が判明する。アニマルタイプには、以下の6つがある。
・ウォームな家庭犬タイプ
・クールな一匹狼タイプ
・マットな名犬
・ブライトなきまぐれ猫タイプ
・ライトな愛玩犬タイプ
・ディープなボス犬タイプ
この本によると、人はそれぞれ特徴を持っていて、その特徴の持つ魅力を上手にアピールする色がパワーカラーである。
私は「きまぐれ猫」タイプだそうで、本の通りにやってみると、
「存在がステイタスになるタイプ」
特徴がよい効果を発揮すると
誰からの一目置かれる存在になります。発言のインパクトが強く、グループに大きな影響力を与えるでしょう。
特徴が悪い効果を発揮すると
単なる「わがままモノ」としてグループで浮いてしまいます。誰も相手にされない、「一人よがり」「空回り」になってしまうでしょう
という診断結果になった。
私が打ち出すべき魅力は「艶やかな輝き」「エネルギッシュさ」「高貴さ」で、強調したいときにはそれぞれこういう色を使いましょうと色見本が提示される。例えば青系ならばコバルトブルーやロイヤルブルー、赤系ならばバーミリオンやカーマイン。白系ならアイボリーかスノーホワイトなどが良いとされている。
なお、診断形式には簡易型と詳細型があって、簡易型は以下のWebでも無料で診断してもらえる。
・POWER-COLOR : 自分のカラータイプを知って楽しく活用しよう
http://www.pcolor.info/
詳細型は、本が必要である。紙に印刷されたカードの色と自分の肌や髪の色の対比を見ることで、似合う色を探していく。タイプ別、打ち出したい特徴別のカラーリストが付属している。切り取り線がついていて、持ち歩いて使えるのが便利だ。
で、この本は科学的根拠はないようだ。女性の著者の経験と感性から書かれたようである。服選びの際に、このカードがあれば、最後の迷いをエイヤっと決めることができそうだ。私の場合、簡易診断も、詳細診断も同じ結果だったし、実際、それが好みの色だった。このおすすめのとおり、自信を持って選ぶことができそうに思える。科学でなくてもそれで十分。
ちょっとスタイリストにネクタイを選んでもらう感覚で楽しく読める一冊。
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CNETの顔写真、良い感じですよね。
たしか黄色いシャツでしたよね?
その本の理論とマッチしてたら面白いですね。