ドットコム会議、報告第2弾
編集長の山岸さんがゲスト参加された今回の会議の内容がCNET JAPANでも記事として取り上げていただきました。
・今、投資したいドットコムビジネスとは? - CNET Japan
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20069544,00.htm
#なんで共同主宰なのに私の写真しか記事にないのかって?それはですね...。百式管理人は、巨大財閥の隠れ御曹司で、調査力を活かした大物2重スパイで国際諜報機関に追われている上に、写真に魂が吸い取られてはならない教義の信者だからです。ホントです。本人に聞いてみてください。
昨日に続いての報告第2弾。
山岸さん、百式管理人のプレゼンについては、参加者の皆さんがブログでレポートしてくださっています。内容の報告的なものについていくつか紹介。
・Funky Business Life: 無敵会議シリーズ 「ドットコム会議」
http://funkybusinesslife.com/archives/000108.html
blog@Junkie Surfer Notes: 無敵会議「ドットコム会議」に参加しました。
http://www.love-bears.com/mt/archives/2004-0629-0725.php
たつをの ChangeLog / 2004-06-28
http://nais.to/~yto/clog/2004-06-28.html#2004-06-28-3
今回の会議の時間は、前半の3人のプレゼンを受けて、こんなドットコムの発想を個人単位、その後6人のグループ単位で発想しました。今回はいつもより会議時間を長めに設定。私と百式管理人はその間、とりまとめの準備に費やしていましたが、笑い声の聞こえるグループが多くて「羨ましい、僕らも参加したいなあ」とぼやいていました。
まずは有名な「エレベータピッチ」発想です。
「
1.あなたはかの有名なウォーレン・バフェットとエレベーターに乗り合わせています。あなたは日頃から暖めていた、画期的なドットコムビジネスのアイデアをぶつけてみることにしました。持ち時間は1分間。次の( )を埋めてあなたのビジネスを効果的にプレゼンテーションしてください。
( )は ドットコムの名前
( )向けに ターゲット顧客
( )を提供しており、 主な機能
( )に使えます。また、 その効能
( )と違って、 代替品、競争業者
( )ができます。 差別化ポイント
2.あなたのプレゼンテーションを聞いたバフェットは興味を示したようです。彼はあなたにこう言いました。「あなたのドットコムサイトの一番特徴的な機能をここに図解してくれないかな?」。もちろんあなたは二つ返事です。下のスペースにその図を描いてください。
」
こうしてバフェット向けの新規ドットコムビジネスの企画書が個人とグループで約100枚も出来上がりました。厳密だけれども独断の3人の判断で、このグループ発想の中から3つの企画書を選びました。そして、参加者全員で投票を行った結果、最優秀賞が決まりました。
■3位 フレンドステイタス.com
(フレンドステイタス.com)は
(IMのヘビーユーザ )向けに
(キーボードのタッチによって自動的に人の気持ちを把握し、友達に公開)を提供しており、
(最適に友人関係の構築)に使えます。また、
(MSNメッセンジャー)と違って、
(話しかけて気まずい思いをすることがなくなり)ができます。
解説:キーボードの状態を見て相手が忙しいかどうか度が表示されるインスタントメッセンジャーということですね。これは実用的なアイデア。
実はこれに近い研究があります。私が昨年書いた記事ですが、この中で、
・先端技術情報センター | 知識流通
アウェアネス支援ツールとしてのインスタントメッセンジャー
http://sentan.nikkeibp.co.jp/mt/20031104-01.htm
・Tangible Chat
http://www.jaist.ac.jp/~knishi/papers/SIGGN43-yamada.pdf
キーボードチャットにおける触覚を利用した対話状況アウェアネスの伝達。
キーボード打鍵や非言語メッセージを相手に振動で伝える研究
というのを紹介していたのですが、有効性が検証されたアイデアです。いけます。
■2位 Heavenmail.com(別名イタコ)
(Heavenmail.com)は
(いなくなった人と会いたい人)向けに
(思考パターンを分析してお話、会話)を提供しており、
(自動的な会話、対話)に使えます。また、
(自動返信のメール)と違って、
(基本条件をつくることによってそれと合致したお話と回答をもってくること)ができます。
解説:つまり、故人のデータから人工知能の会話ロボを作って、死後も話ができるというもの。例えば著名人、ジョンレノンと対話ができるそうです。用途のひとつとして「仏壇に搭載したり」と言われてはっとしました。それはもしかするといけるのかもしれませんね。
■1位 モレコム
(モレコム)は
(外出先でもよおした人)向けに
(位置連動型トイレ情報)を提供しており、
(大変なときにかけこむ)に使えます。また、
(Webのトイレマップ)と違って、
(店舗が有料で広告を出すこと ワードリンクあり)ができます。
解説:万人の生理作用につけこむ市場性の広さ、急いでいて緊急解決したいニーズの強さ、そしてローカル広告ビジネスとの接点、完璧???もれちゃった保険とかもアリだったりして。
結果としてはユーモアあふれる企画が会場で受けたという結果とも言えますが、まず起業家が企画のアイキャッチ的な面白さ、人をひきつけるプレゼン要素を打ち出すことって、現実の起業、創業でも、大切なことだと思います。もちろん、マジメなビジネス発想も多くありました。次回の起業会議でまた発想を深めていきたいとおもいます。
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