もうPhotoshopは要らない? PictBear Second Edition
デジタルカメラの写真や、Webの素材画像の処理に最適な、高機能ペイント&フォトレタッチソフト。作者は有名なタブブラウザSleipnirの開発者でもあり、ユーザビリティの洗練度の高いアプリケーション開発で定評のある人。ペイント系の基本機能に、レイヤー管理、各種フィルタを搭載し、一般ユーザの求める画像処理ならばこれ一本で完結できる。
フリーの高機能ペイントというと、オープンソースのGIMPも人気だが、操作性が独特で癖があった。本来がLinux系であるためか、Windows版の安定性に少し不安もあるように感じている。
・Gimp
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se190877.html
一方、PictBearは、商用ペイント定番のPhotoshopに似ている。Poorman's Photoshopといった趣の逸品。動作が軽く、操作が簡単なのがポイント。最近、ノートPCを購入して、ペイントソフトは何を買おうかと検討していたが、これで間に合いそう。
便利な機能:
・スクリーンキャプチャの直接読み込み
インポート項目にスクリーンキャプチャがあり、起動中のアプリケーションを選択するとアプリケーション画面のイメージを処理対象に読み込める。デスクトップ操作のイメージをプレゼンに使いたい場合に便利。
・多彩なプラグイン、マクロによる機能拡張
http://sleipnir.pos.to/software/pictbear/plugins.html
プラグイン、マクロが多数公開されており、フィルターや対応フォーマットなどを拡張することができる。
多機能ペイント系のソフトウェアに有償やシェアウェアが多い理由のひとつが、GIF画像を扱う際のアルゴリズムの特許使用料があるようだが、このソフトではLZW理論を用いずにGIFを展開するライブラリを利用して、その問題もクリアしている。
最近、書籍も発売されている。
まだできないことには、
・Adobe Photoshopなど商業製品のデータをそのまま読み込む
・チャンネル処理
・高度なパス指定とパス管理機能
などがある。特に対応フォーマットの少なさが最大の課題か。
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