場の思想
私も参加させていただいている日経BPの連載企画でお会いすることのできた清水東大名誉教授のご著書。主客分離して対象を分析する科学では、個と全体の相互関係からなるコミュニティ的存在を見落としてしまう。世界をより総体的に把握するためには「場」の科学が重要になる。
最小要素を積み上げて全体を構成する西洋思想「ブロック的構築」と、最初に全体があってその内部の間(マ)が意味を作り出す「箱庭的構築」というふたつの思想がある。ブロック的構築の世界だけでは、複雑な世界や自然を理解するのには不足である。箱庭的構築に転換して、世界を見つめなおそうではないか、多様が共存できる世界をつくろうではないか、というのが私が読み取れたこの本の要旨。
勉強になりました。でも、私は何をすれば???。
考え中。
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